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男子高校生の友情と葛藤を描いた青春小説。
四人は、七日間ともに過ごし、それぞれ一生忘れない濃い時間だったんだろうな、と思わさせてくれます。
男の子の友情って、なんかスッキリしてますよね。
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年末の寮に残った4人の男の子のお話。ジャニでドラマ化してましたねぇ。
1回だけちょっと見たんだけど、頭の中でこの役をやってたのは?ってなるので嫌だった。
やっぱり映像の方がインパクトが強いもんな。
話は作者が「トーマの心臓」って言ってたけど、
むしろトーマを映画化した「1999年の夏休み」っぽかった。
面白かったし、やっぱり恩田陸はいいよなぁって思ったけど、温いかな。
温い割には、皆過去が凄惨だし…。
バランスがねぇと、思った。
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有名な男子校の古い寮を舞台に、四人の少年が秘密を告白していく作品。
語り手の美国が普通に思えるほど、他の三人の個性が光っています。
男子校独特な雰囲気は思ったよりも少なく、四人の秘密の内容は決して明るいものではありませんが
読後のさっぱり感は青春だな。という感じがしました。
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"少年"に憧れる気持ちって、だれにでもあるでしょう。男の子だったこともないのに、何故かちょっとノスタルジー。
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ドラマは見てないけど、やっぱこれはジャニーズで演るっきゃないでしょ!って納得。
やっぱ寮生活は良かったなと思えました。
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冬休みを迎える男子校の寮に、
様々な理由で4人の生徒が残った。ある日、彼らは「一つだけ
嘘を雑ぜる」というルールで、
「懺悔大会」を始めた・・。
ほろ苦い青春物語。
4人、一人一人の個性が強い。
話しのテンポもよく、読みやすい作品。
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あー。どうしてこうも美男子・好男子ばかり出てくるの(笑。男子校の寮生活を機軸に展開する青春モノ。
男の心象を文章にするのは女性のほうがうまいのかな?恩田さん特有というか特徴でもある硬質な文体が人物の個性を際立たせる1冊。読後感はセンチメンタル系。
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同じ作家の本はあまり置かないようにしようと思ったのですが、どうしても大好きなので。
伝統ある男子校の寮「松籟館」の冬休み、様々な事情で寮に残った四人の少年たちの「告白ゲーム」
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同じ作家の本はあまり置かないようにしようと思ったのですが、どうしても大好きなので。伝統ある男子校の寮「松籟館」の冬休み、様々な事情で寮に残った四人の少年たちの「告白ゲーム」
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この本はオススメだよと
教えてもらって本屋で探して購入しました。
4人の独特のキャラや物語の進行。
面白くてすぐに入り込みました。
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原作を読んだあと再放送でドラマを観ましたが、正直言って失敗だったと思います。それぞれが抱えるものの大きさやもろさが全然違います。ドラマが面白くなかったと思う人に原作を勧めてあげたい。ちなみにドラマの主題歌の作詞は、恩田さんが別のPNを使ってしてくださったそうです。よい曲です。
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最初はミステリものかと思ってた。いや、若干ミステリーなのかな?キャラクターのそれぞれが欠点もあって、それが愛しい。必死で自分の弱さと戦ってる姿は読んでて、こう、くるものがあります。て、謎レビューですんません。(2004.12.27)
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4人が、みんな賢いだけにいろいろ探り合ったり、隠したり。
ほろ苦い切ない青春。男の子ならではの雰囲気が良いなと感じさせてくれました。
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東京へ出張する「のぞみ」で讀んだ。
つい3日前に讀んだ「光の帝國 常野物語」が恩田陸で一番面白かつたと書いたが、記録更新。
この「ネバーランド」が最高!
私は恩田陸の書く高校生はいつも素晴らしいと思つてゐるが、この作品はその最高峰である。
4人の高校生のひとりひとりに共感できてしまふ。
年末年始を學生寮に居殘つてすごす4人の高校生たち。
一日いちにちと一緒に過すうちに、お互ひがお互ひを理解して自分を表に出すやうになつていく過程が、私自身の高校生活、特に山嶽部での體驗とクロスオーバーして、面白く讀むことができた。
三島由紀夫の「假面の告白」が小道具に使はれてゐるのも、三島ファンの私にとつては、知らない町で偶然知人に逢つたやうで、嬉しかつた。
寛司が寮に入らうとする兩親に向かつて叫ぶセリフ。
「あんたたちには會社や馴染の店や實家があるだろうけど、今の俺にはここしかない。俺の世界はここだけだ。俺は、こいつらと一緒に、ここで毎日飯食つて暮らしてゐるんだ。これは、俺のだ。あんたたちのじゃない。俺の人生も尊重してくれたっていいじゃないか。俺の部屋に入るな。ここには入つてこないでくれよっ」
4人ともいいやつらだが、私の好みは光浩と寛司。どちらか一人となると寛司かな。
離婚目前の兩親を評して、
「うちつてさ、たつた三人しかゐない零細企業のくせに、社長が二人ゐるやうなもんなんだよな。どう考へたつてうまくいくわけない」
こんな見方は面白い。
彼ら4人を主人公にした續篇をせつに望む。
2003年5月22日讀了
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恩田作品のなかでは、「六番目の小夜子」と並んでイチオシの作品。寮というある種特殊な閉鎖空間で過ごす4人の男子学生の物語。でもそれだけじゃないのが恩田作品、隠れていた彼らの顔が見えてくるたびにページをめくる手が震えてしまう。ラストまで読んでタイトルの意味がきっとわかる素敵な素敵な1冊。