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ハンパなヤクザと性格破綻女たち。
不幸のどん底の中 人生賭けて 命をかけてハチャメチャな限界アクションを繰り広げる物語。
1ページで10人 死んでゆく。凶悪なのに、命を賭ける姿に心打たれる。
会話の中には決意がみなぎって 凄まじいエネルギーを感じた。だから残酷感ななくむしろ爽快だ。
欲望は人間の本心。彼らにはキレイごとはない。なので卑しさは感じなかった。
キャラクターの 奮い立つような存在感。
社会から見放され 突っ走る彼らが愛おしい!(→これ、奥田の最悪でも書いた気がします^_^)
アクションに負けていない心理描写に説得力がある。
残酷な人生を選んだ彼らが切ない!
・・毛嫌いしてた『仁義なき戦い』だけど ・・・
もしかして不動の人気の訳はこの辺りにあり??!
だったら見てみようかな。
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やくざになり切れない男、何もやる気のない女、犯罪マニアで詐欺に引っかかりやすい女、武器マニアの女が、それぞれの事情でやくざの組のせん滅を目指すアクション作品。
この作家は知らなかったけど、面白かった。章ごとに主観の人物が変わるので混乱するし、最初の頃は特に犯罪らしきものも起こるわけではないので手探りなところはあるが、きっちりした「動機」が判ったとたんに、ものすごい勢いでストーリーが進んでいく。
結局のところ、最近読んだ本の多くでピンと来なかったそこなんだよね。本作では、相当ベタに、説明臭く動機を引き起こす。全般にわたり非常に文章は丁寧で、少々くどいといえばくどい。
アクションの部分は、時々訳が分からなくなるけれども、滅滅とした序盤からのコントラストで、それなりの爽快感もある。
タイトルの「葬列」のごとく、人がどんどんどんどん死んでいくし、それは主人公の4人にも例外はない。最後のあたりで「なんであんたがそれ知ってんの?」という部分のみ興ざめだが、それをもってしても☆5の価値はあるかな。
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不幸のどん底で喘ぐ中年主婦・明日美としのぶ。気が弱い半端なヤクザ・史郎。そして、現実を感じることのできない孤独な女・渚。社会にもてあそばれ、運命に見放された三人の女と一人の男が、逆転不可能な状況のなかで、とっておきの作戦を実行したー。果てない欲望と本能だけを頼りに、負け犬たちの戦争がはじまる!
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この作品は第20回横溝正史賞。
★5に近い★4です
やくざな男と主婦が主人公で進んだ話だったけど・・・
展開がもうあり得なさ過ぎてあれでしたが
楽しめました