投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
やくざになり切れない男、何もやる気のない女、犯罪マニアで詐欺に引っかかりやすい女、武器マニアの女が、それぞれの事情でやくざの組のせん滅を目指すアクション作品。
この作家は知らなかったけど、面白かった。章ごとに主観の人物が変わるので混乱するし、最初の頃は特に犯罪らしきものも起こるわけではないので手探りなところはあるが、きっちりした「動機」が判ったとたんに、ものすごい勢いでストーリーが進んでいく。
結局のところ、最近読んだ本の多くでピンと来なかったそこなんだよね。本作では、相当ベタに、説明臭く動機を引き起こす。全般にわたり非常に文章は丁寧で、少々くどいといえばくどい。
アクションの部分は、時々訳が分からなくなるけれども、滅滅とした序盤からのコントラストで、それなりの爽快感もある。
タイトルの「葬列」のごとく、人がどんどんどんどん死んでいくし、それは主人公の4人にも例外はない。最後のあたりで「なんであんたがそれ知ってんの?」という部分のみ興ざめだが、それをもってしても☆5の価値はあるかな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
不幸のどん底で喘ぐ中年主婦・明日美としのぶ。気が弱い半端なヤクザ・史郎。そして、現実を感じることのできない孤独な女・渚。社会にもてあそばれ、運命に見放された三人の女と一人の男が、逆転不可能な状況のなかで、とっておきの作戦を実行したー。果てない欲望と本能だけを頼りに、負け犬たちの戦争がはじまる!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
この作品は第20回横溝正史賞。
★5に近い★4です
やくざな男と主婦が主人公で進んだ話だったけど・・・
展開がもうあり得なさ過ぎてあれでしたが
楽しめました