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わかりにくいことはわかりやすく書いてと思ったりしたけど、これはこれでいいな、合ってる。
生きることに有用性がなきゃならん世界じゃなくて心底安心した。
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日本SF大賞受賞作にして、冲方先生の出世作。
「生きること」とは何か。
「存在することの意味」とは何か。
そんな深遠なテーマを、一人の少女とネズミ型超兵器の交流と戦いを通して描いた大作。
ただし、エログロ注意です。序盤の表現はかなりきついかも。
しかし、それを乗り越えた先にある感動は筆舌に尽くしがたい。ラストまで息をもつかせない展開が続く、まさに言葉という銃弾の奔流。
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なぜ、私なの?―賭博師シェルの奸計により、少女娼婦バロットの叫びは爆炎の
なかに消えた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にしてネズミ型万能
兵器のウフコックだった。高度な電子干渉能力を得て蘇生したバロットはシェル
の犯罪を追うが、その眼前に敵方の担当官ボイルドが立ち塞がる。それは、か
つてウフコックを濫用し、殺戮のかぎりを尽くした男だった…弾丸のごとき激情
が炸裂するシリーズ全3巻発動。
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これは凄い。文字が強い。
少女娼婦バロットと喋る兵器ウフコック、博士の三人の存在意義への戦いが始まる。
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SFってやっぱり、豊富な読解力と想像力を駆使しないと読みきれないと痛感した本でした。
面白いんですけど、なんていうか内容がすっと入ってこない感じです。
絶対、いつかリベンジしてやる。
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読んでる最中、がおもしろかった数少ない本。テンポのよさ、テーマの深さ、アクション、心理戦、カードの駆け引き、どれをとっても一級のB級ストーリー(むじゅん)。バロットは存在意義を、ウフコックは有用性をかけて戦う。映画化が楽しみなような怖いような。
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1巻目。ウブカタはフェミニズムに興味あるんかな・・・。教授に女性差別という問題設定はなりたたないといわれたことを思い出す。(その是非はどうなんだ)
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有名SF、続刊のマルドゥック・ヴェロシティのサイン本を本屋で衝動買いして
仕方なく?本書を購入(笑)、でも結果的には最高
久々に良いSFを読みました
エログロ多めの、サイバーパンク的作品
明らかに頁書きすぎの感のあるカジノのシーンが熱い
自分の個人的好みとして再度感じたのだが、”能力者”的な人物と”賭け事”の組み合わせは最高だ、読んでて気持ちいい
ジョジョでもダービー戦が好きだし、アカギとか天とか福本作品も大好きだもんなぁ
基本的に、編集の手をあまり感じない、作者が書きたいように書いた感の強い本
そのため、ある程度は人を選ぶが名作と思う
長いのに、一気に読ませる力がある
この世界観は、俺ら世代が高校生くらいの時に何となく好きだった感がある
作者と同世代だからかな
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癖のある一筋縄じゃいかない連中がわんさか。死体のようなとびきりの美少女、変幻自在の金色鼠、ひょうひょうとしたドクターをはじめ、私的には5人のイカれた畜産業者にニヤニヤ。素敵。第4章「導火」はしびれます。そしてラストが衝撃的。読みながら意味もなくあたふたしてしまう。血が!血がアァー!!
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冲方丁大はまりのキッカケ本。
スピード・緊迫。
たまりません!
もう一回読もうかな(^-^)/
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まだ少ししか読んでないけれど、ウフコック萌え。ネズミ好きにはたまらんですのう。/080518読了。感想はまたいずれ、とても面白かった!とだけメモしておきます。
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これがライトならなにがウェイトが高いというんだろうね?
ギブスンの影響を受けたサイバーパンクは大好きだ。
全て「卵」から名前がついているのににやり。
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色々とテンコ盛りなお話です。なんと言ってもウフコックが良いなあ〜 やさしくて厳しい道具。それにしてもアクションシーンもすごいですがやっぱりカジノの対決が面白かった。このシーン、この対決をここまで丁寧に書くことでただのSF小説と言うジャンルから逸脱しているよう思うのですよ。ベル・ウィングが又いいね!作中一番お気に入りの人物かもしれません。かっこいいぜ!
厳しかったり、残酷だったり、哀しかったりするお話ですがそれでも前進し、生きていくことを選択する主人公たち。続きも是非読みたい。
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ライトノベルとよんでいいものかちょっと迷う。3部作の構成だけど、1部で十分なボリュームと読み応えがある。
殺されかけた少女娼婦のバロットと、ネズミ型で意思を持つ万能型兵器のウフコックが、バロットを殺しかけた犯罪者を追う。
変形することでどんな兵器にもなれるウフコックと、自由に扱えるだけの身体能力を持つバロットのコンビ。
けれど内面的には不安定で成長過程にあるバロットと、成熟したウフコックの対比が印象深い。
自分の思うとおりにしたい、と言う欲望の前では誰かを犠牲にすることが当たり前になり、一種それ自体が魅力的でもあるけど、少しずつ距離をとりながら、大事に関係を築くことがどんなに大切で、得がたいものか。
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冲方さんの本は初めて読みました。
物語の当初、読んでいて感覚的に“重いな”って感じたのは、おそらく頭に入ってくる情報量の所為。
とにかく多い。だからこそ、世界観に重厚感があってリアリティがある。
まずそこに圧倒された。
主人公であるバロットの「殻に籠もる」という考え方は嫌いじゃない。
何も感じなければ、それが一番楽なのはわかっているから。
男性作家さんの描く女性って、受け付けられないときがあるけれど、バロットはすんなりと私の中に入ってきた。
人として、違和感も嫌悪感も抱かなかせないところがすごい。
シェルがよく分からない人だけれど、そこはたぶん今後に繋がってくるのでしょう。
人間って、本当に疑問に思わずにはいられない存在なんだろうな。
終盤でのバロットとボイルドとの戦闘シーン。
血を流すウフコックを、涙を流しながら手に取り戦うバロットが、哀しくて格好いい。
この本で一番、お気に入りのシーンになった。