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シュウが主人公の短編集と言った方がいいのかな。
シュウが殺す、その人達の人間模様とか、心情が、凄く切なくて、感動。
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センチメンタルで弱虫な殺し屋、シュウの話。 弱虫な殺し屋ってどんなのだろう?と思って手にとってました。
スリリングな感じがよかったです!
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刑事だった父を殺したことから、殺し屋としての道を歩み始めたシュウの物語。短編連作の形式。
優しくて、切ない雰囲気がすごく好き。人を殺す話だけど、どこか暖かい。個人的には二編目が好きかな。シュウの殺し屋の修行期間は短すぎないか?と少し思ったけれど。
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ヤクザ刑事の父を殺したときから、殺し屋の「シュウ」
この話、やたら切ねぇよ〜……感動したい人は、是非。
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■あらすじ■
初めて殺したのは、実の父親だった。
母はその罪を被り服役中。
主人公は父母の友人により殺し屋となった。
日中はしがない大学研究室の助手、夜は殺し屋の生活を送る主人公は、殺しを終えた後に被害者に似合うカクテルを飲む。
■展開■
各章、ターゲット(被害者)が変わり、独立して読むことも可能。
また、被害者と依頼者が同一人物であったりと、殺し屋としては珍しい仕事内容が多いように感じる。
夜の街で働く彼女の登場、仕事中に同業者の邪魔が入るなど、章が進むごとに新しい展開もある。
■感想■
正直、野沢尚の作品としては、物足りなさを感じた。
途中までは、文章も面白く、殺し屋の仕事内容も意外というか、殺し屋らしくないものもあり、楽しく読めたが、最後のオチ(というか)が物足りない・すっきりしない。
もしかして、続編があるのだろうか…?はたまた、この話自体が何かの番外編的なものなのであろうか…?と感じてしまう。
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これはもう、本屋で一目惚れして「読みてー!」と思っていた本です。
まず題名に惹かれました。
そして、紹介文の『優秀だけど、仕事のあとはいつも鬱になる…。』というフレーズに、惹かれました。一目惚れ。
何か、スタイリッシュな印象を持つ小説でした。
文章のスタイルやら、各章の題名やら、やたらカッコイイ。
本を開いて、目次に印刷された各章の題名を見ただけで、「うわーかっこいい!」となる。
私が特に好きだった題名は『ナイト・フラッシャー』でした。全部良いけど、特にこれは良い。
そして、文章は、二つの時間軸が交互に展開されるという形式になっています。
(例えば、殺しの依頼があった時間軸と、実際任務を行っている時間軸が交互に展開する…など)
それがまた、色々な効果を生んでいてとても良かった気がする。
この効果によって、私が一番引き込まれた展開は『スーサイド・ヒル』と『シュート・ミー』という章です。
殺すまでの経緯と、その標的との交流が交互に展開していくから、ラストに、切ないような人間関係が発覚しつつも、永遠の別れが来るという仕組みなんです。
せ・つ・ねー!!
だから必然的に、私がこの本で一番好きだった章も『スーサイド・ヒル』と『シュート・ミー』。
この二つはもう…やばいくらい好きでした。切なくて。
どの章も、粋な展開が隠されていたり、すごく切なかったり、それぞれに見所はあるのですが、私はやはり上であげた二つです。
しかし、帯の紹介文を読んだだけではさっぱり予想できないような、残酷な展開が待っています。
ラストに近づくにつれて、より血生臭さと陰惨さが増していくのです。物語の山場ともいえる『キル・ゾーン』という章は…もう…。
とにかく、悔しいやら哀しいやら…。
人間って、どうして残酷なことができるんだろう…と思える話です。
ラストはハッピーエンドだったので、本当に良かったです。
ラストシーンすごく良いんです。憎い!素敵!
途中『眠れる森』のラストのように、谷底に突き落とすかのようなどんでん返しがあるんじゃなかろうか(野沢尚さんなだけに)、と気が気じゃなかったのですが、ハッピーエンドで良かった…。
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悪徳警官の父親を殺した後、殺し屋になったシュウ。人を殺した後は、バーで相手の最期にちなんだカクテルを飲み干す。父親殺しの時は、母の作ってくれたブラッディ・マリーだった。。。
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■読了
『殺し屋シュウ』 (野沢尚:幻冬舎)
浮気した母親を殺そうとした父親を殺害し、闇組織に引き取られたことをきっかけに殺し屋となった男・シュウ。短編集形式で、毎回その時に使用する銃器の蘊蓄が披露され、主人公は殺しの後はその仕事内容をイメージした酒を飲む。このような職業を選んだ人間がさまざまな葛藤から逃れるために「様式(スタイル)」を確立させるというのは、わかる話ではある。
著者の野沢尚(のざわ ひさし)は元々シナリオライター。『その男、凶暴につき』の脚本家であったが、制作に際して大きく変更されてしまっい、改稿前の脚本を元に小説『烈火の月』を書いている。こちらは北野武が扮した主人公・我妻刑事に女性の麻薬取締官のパートナーが登場し、彼女が敵組織に拉致されてクスリ漬けにされるなど、かなりキツイ内容。
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タイトルどおり殺し屋の物語、なんだけどタッチが軽くて読みやすい作品。随分あっさり殺しちゃうわりにけっこう人情もの。ただ単に殺しまくるだけの話ではないな。特に「シュート・ミー」や「スーサイド・ヒル」なんかは「死ぬこと」についてひどく考えさせられる作品だったと思う。
しかし残念なのは、「もうひとりの殺し屋」の影が薄すぎたこと。もうちょっとキャラクターが作られた状態で対決、とかになったほうが面白かったんじゃないかなあ。
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オサムなんだけど。
ハードボイルド!と読後思わず叫んでしまう一冊でした。浅田先生曰く「ハードボイルドとはまさに拳銃のロマネスク化である」とのこと。まさにこの殺し屋はハードボイルドな殺し屋でした。野沢先生の文章はかっこいいのにさらりとして読みやすいので、あっという間に読んでしまいました。シュウのことが気になって先へ先へ!スパイは華麗、殺し屋はロマン。
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うたかたの日々。
一番好きだったのはスーサイド・ヒル。
もっと長編にしても良かったんじゃないかな?
そしてもう少し細かい描写を読みたかった。
今度は美加と阿沙子と3人で幸せな日々を送ってほしい。
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表紙がお気に入りで図書館で借りました。エロティック。だがそれがいい。単行本を買おうかどうしようか迷っていたところにハイ名探偵コナンの脚本だと――!!!迷わず買いました。
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シュウ(修)が警官だった父を殺し、母がその罪をかぶって懲役
その間、息子のシュウは大学講師と殺し屋の2足のわらじ
ほかの殺し屋から恋人を守ることになる
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タイトル通り、殺し屋を主人公としたストーリーです。 殺人を犯してしまった主人公は、知人の勧めで、 殺し屋家業を始めます。 殺し屋といえば、一見、血も涙もない冷酷な人間に思えますが、 涙は流さないものの、殺めた人間を思い弔いの儀式めいたことをする 人間くさい殺し屋です。 人を殺めるストーリーは血生臭く、娯楽小説とは言いにくい部分もありますが、 死と言う、人が生きるうえで最後に訪れる最大のイベント。 例えその”死”が殺されるとしても、 死に方に人生が凝縮されていると考えさせられる小説です。
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大学で助手として勤めるシュウは、依頼があれば「人殺しの芸術家」に変わる。優秀だけど、仕事のあとはいつも鬱になる。
人殺しをこんな視点で書いた人がいるだろうか、という作品です。人殺しなのに優しい。人殺しなのに、生について考えさせられる作品でした。