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お伽噺に魔女は不可欠なのは何故か。
魔女の役割って何なのか。
そもそも魔女とは何なのかを探求した本。
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~概要~
よく知った童話の心理学的な解釈等がまとめてあります。
~感想~
少々偏った読み方をしているとは感じますが、「童話にこんな解釈が!」と新世界を発見できます。
お伽話や童話といったものにはお決まりの登場人物やキーワードがたくさん出てきます。
魔女、小人、お姫様、3つの願い……さてはてそれっていったいなんでなんだろう?と考えているとしたら、ページが次々と繰られるはずです。
「へー」「あぁー・・・」「ほー」となりたい人必見。
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虚栄、大食、羨望、欺瞞、性欲、貪欲、怠惰。
これらが入り組んだおとぎ話には、幼い子どもたちへの教訓を含んでいる。
悪い魔女は自身の一部でもあり、それが退治されることで自分の中にある悪を克服していく。
話の大元は同じでも版によっては細部が違ったり、意外と知らないおとぎ話がたくさんあって興味深かった。
第12章のおとぎ話の未来で言及している、巡り変わる時代や文化が反映されたおとぎ話の姿は面白いと思う。