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紙の本
専業主婦とは家庭の“OS”
2003/06/15 23:15
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投稿者:良書普及人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
西川京子という国会議員一期生が、ごく最近、本を出
版しました。2年前に九州のブロックで、専業主婦か
ら代議士に当選した人です。人に勧められてこの本を
読みましたが、なかなか読ませる本です。
専業主婦とは、「夫や子供をはじめ家族が安心して日々
を暮らせる状態を管理・運営」する「家庭におけるOS」
という表現などには思わずうなりました。思わず専業主
婦の我が家の“OS”さんに話をしましたが、まんざらで
はないように“にやっと”しておりました。ただし、「O
Sにも機能に大きな差はあるよなあ」と言ったことが、
気に障ったようでしたが…
「グローバリズムにせよ、地域主義にせよ、その徹する
姿勢、まさにプロになることで、私たちの可能性は、迫
られた選択の枠を超えることが出来る」、「親と過ごす
圧倒的な一見無駄と思える時間の中で子供は育つ」、
「(子供が)順調に育たないということもまた親を人間と
して成長させてくれる子供からの贈り物」などのフレー
ズは思わずメモに書き留めました。
一方で、主婦感覚の持つ「危険性」についても、「日常
生活の“感覚”をもとにしたものの見方には、否応なく
“異議申し立て”を行う姿勢が含まれ、自ずと“反対する”
という意思表示に結びつきがちです…そして往々にし
て政治的に利用されるという問題が生じるのです」という
指摘にも、実感を伴った確かな観察眼を感じました。
衒いのない正直な文章にも好感が持てました。さらさらと
流れるようによどみなく“骨太な”意見がほとばしり出てい
ることに、マスコミからしか伺い知れない国会の“先生”の
姿を、別の角度から再認識させていただく機会となりました。
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