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プラネテス 1 (モーニングKC) みんなのレビュー
コミック 第33回星雲賞 コミック部門 受賞作品
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紙の本
「SFニュースタンダード」に文句なし!
2001/11/01 21:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キノシタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の帯には、「SFニュースタンダード」と書かれているが、まったく文句なし! 今までのところ、パーフェクトピッチングで、けちのつけようがない。願わくは、この調子でこれからも進行して欲しい。さて、主人公は、自分の宇宙船を持つ夢を実現するため、デブリ(宇宙ゴミ)を回収する仕事をしてお金を稼いでいる、言わば「熱血」タイプ。この設定はやや古さを感じるけれど、すんなりと感情移入できる。しかし主人公はそんなに単純でもない。時々、「もう一人の自分」が出てきて葛藤、あるいは内的対話を繰り広げる。これはよく「天使」と「悪魔」が出てきてどっちのいうことを聞くか悩むというのと同じようなものではあるんだけど、宇宙空間という極限的な舞台設定もあり、何といっても深みがぜんぜん違う! さらに二巻では、「宇宙では男は一人なんだぜ」的な主人公に対して、「愛が大切、家族が大事」と主張する女の子が登場し、両者のぶつかり合いがまたまたエキサイティング! そしてそのような他者とのぶつかり合いが内面化され、先の内的対話に影響を与える。これはもう、ビルドゥングス・ロマンとしても全く正しいです。SF好き、また宇宙好きな人たちは当然読むべきだし、またそうじゃない人も人物ドラマだけ切り離しても十二分に読む価値あります。特に、進路に悩む中学生や高校生にぜひ読んでもらいたいと思う。
紙の本
宇宙旅行にいきたい!!
2001/08/30 13:30
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投稿者:bun - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを読んで小さい頃宇宙への憧れとか、希望とかが自分にあったことを思い出させられた1冊でした。普段SF物を読まない方のこそ読んでいただきたい漫画です。ちなみにこれを読んで、「将来長生きして、老人会とかで宇宙旅行に行きたい!」という目標ができました。
紙の本
日本SFは、宇宙を語る言葉を取り戻した
2001/06/12 08:50
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投稿者:ロボ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、面白いSFないなぁ。「FSS」ぐらいじゃないか、漫画でも。そんな嘆きがあちこちから聞こえてくるよう。ライトノベル全盛期な今日、深く、静かに、夜空から降りてくるような物語はSFというジャンルではなく、癒し系というジャンルになってしまったのかな、という気にもなる。なんでだかわかんないけど文明の遮断が起きた後の、未来日本を舞台にしている「ヨコハマ買い出し紀行」といった漫画や、遺伝子SF小説なはずの「リング」などの、それら。でもなんだか物足りない。もっとSFが読みたい。
その声に応える作品は、いまさらながらの「宇宙飛行士」の物語だった。「アポロ13」に「ミッション・トゥ・マーズ」、ハリウッドは、なんのかんのと作りつづけていた。日本でも「ロケットボーイ」なんてTVドラマが作られている。沖一の「アストロノーツ」や新谷かおるの「パスカルシティ」に宇宙飛行士の夢をみた読者たちに贈られた、21世紀の宇宙飛行士SF、ついに単行本化。
紙の本
宇宙心をくすぐる。
2001/04/29 16:52
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投稿者:汪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初に雑誌で見たときは、今時こういうマンガがあったのかという感じ。見ていて、メカが、動きが、バックグラウンドが、もう、宇宙心をくすぐるの何の。久しぶりに、SF魂を見させてもらいました。
ああいう機械に接している私としては、結構リアリティがあってよろしい(マンガしているところもありますが、それもおいといて)。
NASDAの友人に勧めたところ、大絶賛。宇宙にあこがれていたあなたにも、再び、火が灯ります。