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こころを救う犬たち 人と犬との出会いの奇跡 みんなのレビュー
- 篠原 淳美 (著), 米山 邦雄 (写真)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発行年月:2003.7
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紙の本
犬を捨てる人と犬に救われる人
2003/08/16 14:55
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投稿者:初音いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の篠原さんは犬のしつけ教室を開きながら、捨てられ、処分される寸前の犬たちを保護して里親を見つけるボランティアをしている方。そうして出会った犬たちと犬に救われた人間たちのエピソード。読みながら涙が止まらなくなってしまった。
私自身、病気と治療で心身が限界に近いような状態のときに犬を飼い始めて、ものすごく救われたという体験がある。だから、犬が人のこころを救うのは本当で、どんな薬よりも効くということも身に染みて知っている。知っているのだけど、この本を読むと犬には不思議な力があるのかもしれないと改めて思った。
著者は最初の愛犬のチワワを交通事故で亡くして、重度のペットロス症候群になった経験を持つ。そして、その心の病を治してくれたのが、二番目の愛犬だった。病になったきっかけも犬なら、それを治してくれたのも犬だった。犬はそれほど深く人間の心と関わりをもつ動物なのだ。
その一方で、簡単に犬を捨ててしまう人たちもいる。飼い犬を自ら収容所に持ち込む飼い主というのがいるらしいのだ。殺されると分かっていて。野や山に捨てるというのも言語道断だが、いらなくなったから(飼えなくなったから)と言って簡単に収容所に連れて来てしまうというのもひどい。
虐待され保護される犬や収容所に連れて来られる犬はきちんとしたしつけをされていなかったり、心の病気を抱えていることも多い。犬のしつけ教室を開いている著者は自分の得意分野を生かして、そういう犬たちをしつけ直して新しい飼い主の元に送りだす。しかし、大きな心の病を抱えている犬は、しつけ教室ではどうにもならない犬もいる。ところが、あえてそういう犬を引き取りたいという人もいるらしい。そしてお互いに心を癒しながら生活しているという。そういう犬でも人を救うことがあるのだ。
犬と人間が寄り添って生きて行くというのはこういうことかもしれない。お互いに癒し、癒されて生きて行くのだ。ひどい境遇から救われて、新しい飼い主の元に旅立つ犬たちは幸せそうで、本当によかったと思う。しかし、その一方で救うことのできない犬たちもたくさんいる。救われるのはほんの一部。今の状況では仕方のないことなのだけど、少しでも不幸な犬が減るといいと思う。
紙の本
犬
2017/11/01 07:10
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館に置いてあって学校の読書感想文を書くのに子供が読んでいました。捨て犬と人間のココロがよく伝わってきます。
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