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紙の本
難しいことをわかりやすく解説するのはとても難しいことであるのだが
2003/08/19 21:26
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投稿者:蓬莱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人の9割は何らかの生命保険に加入している。ところが自分の入っている保険について理解している人は少数派ではなかろうか。また保険の仕組みについての知識の人も少数派であろう。この本はその疑問に答えてくれる。
著者の坂本氏は外資系生保でアクチュアリーとして、また経営者として活躍された方である。アクチュアリーは一般にはあまり馴染みのない職業だが、著者の坂本氏によると、『基本となるのは生命保険の確率計算、金利計算と、その考え方をベースに保険事業経営が健全に行われているかどうかを見守っている人たち』だそうである。そのアクチュアリーが書いた本となると難しい数式がいっぱい書いてそうだが、この本には数式は出てこない。
低金利のなか生命保険会社の経営危機が叫ばれて久しいが、危機を煽る本の類は多いが初心者の教科書となるべき本はなかなかお目にかかれない。「生命保険って何だろう」という正統派の項目から、「頼母子講−保険、らしきもの」というちよっと興味をひく項目までを1項目をほぼ2ページずつで解説している。後半は実際の保険証券(保険証書)を例にとりながら、その内容についての解説である。わたしも自分の保険証券を改めて取り出してみた。
難しいことをわかりやすく書くことはとても難しいことであるが、その点には著者の坂本氏はかなり苦労されたようにみえる。保険の仕組みと内容はある程度わかったのだが、わたしはどの保険にどれくらい入ればいいのか。その疑問は次作に期待したい。
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