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タイトルで既に心惹かれていました。 夢にはすごく興味があるし、夢にまつわる不思議な話とかも大好きなので。
この作品は5つの短編が入っている連作ミステリーです。
そのうち夢がかかわっているのは2つなんですが、どれも面白かったです。
章ごとのタイトルの付け方も、ちょっと変わってて好き。
殺人事件が起こるところまではそう珍しいストーリーではないのだけれど、不思議なことがからんでくるのです。
事件が起こる「前日」に事件を目撃していたと語る女の子や、ちょうど殺された頃の時間に別の部屋に現れていた被害者、住人亡き後ポルターガイストが起きる部屋などが登場。
どれも説明がつかないことだけに、刑事の「草薙」は戸惑いを感じます。
そこで相談をする相手として登場するのが、物理学者の「湯川」。
この作品では、刑事さんではなく物理学者が謎を解くのです。
湯川は話を聞いた時点である仮説を立て、後日それを実証してみせます。
それは、今までの捜査方針や状況が引っ繰り返ってしまうような内容。
読んでいる方としては、この展開がすごく面白かったです。
私は、霊感は多分ないんですが、予知夢(というか透視夢?)は見たことがあります。
だから不思議なことは現実に起こるんじゃないかと思っている方なんですが、湯川教授の説明は論理的でスッキリ説明してくれたから、何だか気持ちがよかったな。
ひとつひとつは短い時間で読めるし、通勤時間や待ち合わせの時なんかに読むのにオススメ。
今まで読んできた東野圭吾作品は長編が多かった私。
深みがあって好きだったんですが、短編は短編でまたいいなぁと思いました。
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天才物理学者 湯川がカッコイイ。こうもあっさりと事件を解決解明していくとなんていうか職業間違ってんじゃないかと思う。
探偵ガリレオの続編みたいなので探偵ガリレオも早く読んでみたい。
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探偵ガリレオシリーズの続編です。この天才物理学者のモデルは佐野史郎さんだと言うことなのですが、それを思い描きながら読むと湯川がとっても人間くさく感じられます。ただの頭のいい人って感じに。
短編が今回もちりばめられているのですが、最後におさめられている作品の終わり方が粋だなぁ〜と思いました。
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私のように飽きっぽい人にお勧めの短編集。東野圭吾氏ってエンジニアだったんだよね。そんな彼のキャラクターが垣間見える1冊です。天才物理学者の湯川がすごい!
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オカルト的な奇妙な事件の謎を物理学者が解明する連作ミステリーです。このシリーズははじめて読みました。このあと、読んでいない「探偵ガリレオ」を読んでみようかと思います。
非科学的にしか見えない現象を科学的に解明するのは、それなりに面白いものですが、連作なので、あとの作品ほど、裏を考えて読むようになってしまいました。特に順番どおりに読む必要はないので、出来たら最後の作品から読むのもいいかもしれないです。最後の2作は楽しめました。
謎を解明する物理学者・湯川氏。ぜひ長編での活躍も期待したいものです。科学者だけど人間的な優しさを持った雰囲気は独特です。
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「探偵ガリレオ」を読まずに、この小説を読んだけれど、それでも楽しめた。そのうち、「探偵ガリレオ」も読んでみようと思う。
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人気連作ミステリー第二弾。短編で5作品。今回は超常現象的かな。こちらも人間のエゴが関係している気がするなぁ・・・読みやすい。
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東野氏らしくて、面白いのですが、ネタが無理につくっているような感じがします。短編だから仕方ないのかもしれませんけど・・・
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湯川シリーズ第2弾。このシリーズは、題名がとてもしゃれている。霊視る、と書いて「みえる」と読むのよ!大好きです、湯川シリーズ。
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「探偵ガリレオ」の続編です。あららら…どうしちゃったんだろ。イマイチでした。謎そのものが、前作に比べるとスケール小さいような…。ワクワクしないっていうか。これって物理学者が探偵じゃなくてもいいよねえ?と思うような作品も。科学オンチの私は、前作では素直に「科学ってすげえー」と思わされたというのに。なんか普通の謎解きモノだなあ。子供の頃読んだ推理クイズみたいっていうか。なんか、ケチョンケチョンに言ってますけど、つまらないかというとそうでもないです。その辺りはさすが東野さん。キャラクターも前作に劣らず魅力的…なんですが、あーやっぱり湯川センセイ、コーヒーにこだわりあったんだあ…。インスタントコーヒーをこよなく愛してるってワケじゃなかったのね。なーんだ。っていうか、たまにはセンセイが入れたコーヒー飲んだれよ!草薙さん!
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事件にわずかな疵として現れる怪奇現象。
たとえばストーカーは彼女が生まれる前からその名前を知っていた。
たとえば恋人が死んだ時間、男はまったく別の場所で彼女を見た。
たとえば老婆が死んだあと、その家では騒霊現象が起きるようになった。
それらの謎を、物理学者・湯川が解き明かし、その結果事件の様相がまったく違うものになってしまうことも。
短編集なんですが、謎も魅力的だし実に上手くまとまっている。
最近ミステリらしいミステリを読んでなかったのでちょっと感動。
これは職人芸ですよ。
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本書は「探偵ガリレオ」シリーズ2作目。帝都大学理工学部物理学科助教授、探偵ガリレオこと湯川学が、摩訶不思議な事件を論理的に解決していく、本格推理短編集である。
素封家の屋敷に侵入者があった。犯人は27歳の青年。2階で眠っていた娘を襲おうとしたらしい。逮捕された犯人は、17年前、その少女と結婚する夢を見たという。夢に現れた少女が現実に存在するとは? 予知夢はあるのか?
前作よりは難解さが増している分、読みやすさは劣るかな。
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短編集。直木賞受賞の容疑者Xの献身と同じ物理学者湯川と草薙刑事が登場。短編とは言え、余韻がきつくて次を読むまでに少しぼんやりしてしまいました。
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草薙刑事と湯川助教授のオカルトミステリー第二弾。今回も随所で湯川のクールなかっこよさと草薙の尻に敷かれてるっぷりがよかった。今回の方が全体的にオカルト色が強い印象。でもそれを湯川の科学のメスが解析し、科学素人でも気軽に読める展開がいいですね。第一章「夢想るゆめみる」→16年前の人形。招待状。猟銃。予知夢。「霊視る〜みえる〜」→ホステス殺害、心霊写真=幸福の写真=ひき逃げ現場。霊が見えたと思ったのは普通の人間だった。留守番。ステレオのガリ。第三章「騒霊ぐ〜さわぐ〜」→ポルターガイスト現象。共振動。おばあちゃんの家に四人組。第四章「絞殺る〜しめる〜」工場長自殺=保険金。弓の弦による自殺。妻は知っていたゆえに三つのアリバイを用意していた。火の玉=弦が燃えたもの。第五章「予知る〜しる」→ダブル不倫。狂言自殺のはずだったが死んだ。少女の予知夢。ER流体は電圧を加えることにより硬度が変化する。それをダンパーに利用。この章が一番好き。ラストの少女が本当に予知夢を見ていたのが印象的。この本のタイトルはここから来たのかな。
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06.02.04読了。
ガリレオシリーズ第二弾。今回も短編なのが残念だけど、相変わらず良いテンポで話が続きます!最後の章がぞぞーっとしました…。