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紙の本
今では「フツーの」内容になってしまったが...
2011/12/18 15:53
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
2003年に書かれた内容としてはかなり「先がけ」視点だったろうと想像されます。従来の会社勤めを辞めずに、週末(あるいは平日夜間)に別の「ビジネス」をやりましょう、会社は辞めてはいけません、という指南書。「起業」を煽るような扇情的なものではないし、アルバイトとは違う「ビジネス」をしましょう、という軸も「今では」実践的です。
当時は、「思いきれる」環境にある人は起業し、その他は不本意ながら会社にとどまり...という「二択」がせいぜい考えられる「せいいっぱい」でした、おそらく。本書でも書かれたいた「インターネットの発達により」というのも、当時はまだ「将来性」も含んだような言い方でした。
著者が本書の中で「奨めて」いたカタチは、今やさらに実現ができる環境が整ってきています。ネットのインフラや法的なものも、後押ししてくれています。あとは当人の「その気」が「本気」になるかどうか、だけの話、になっています。慎重派よりも「とりあえず始めてみる」派の方が、成功の確率が高まっているようです。
さて、そのような環境の中で、本書を読んだのは当然に「理由」があるわけで、当然「その気」なわけです。著者が指摘するように、時間を切り売りする「アルバイト」をするつもりはなく(「時間」の重要性が、若い人たちとは大きく異なりますから、ね)、「(本気の)ビジネス」でなければならないわけで。本書で指摘される「週末起業」を自分なりにカタチにしていく。いずれにしても「始める」ことなくして、成功も失敗もないわけですからね。
著者が奨める、「会社を辞めずに」という選択肢は、消極的のようですが、実は積極的な「攻め」ができるシステムだと思われます。やはりある程度の年齢になると、影響が及ぶ範囲が自分一人ではなくなる場合が多いので、「軸」は持っていないとリスクが高すぎます。軸を持ちつつ、新しい事業に...というのは、著者のいうように「会社内の新規事業」と同じ位置づけで考えられます。
「自分」というひとりの人間にとっての「新規事業」であり、しばらくは「軸となる事業」からの先行投資、と成り立つというフローは当然に考えられますよね。これは「へりくつ」ではなくて、当然の流れとして、「会社」から「個人(自分)」へと主軸が変化していることの表れでもあります。一般的にも、個人的にも、会社に頼る時代ではない、自分を高める以外に幸せはない、というのは日々実感していることでありますし。
本書の後半は、税制とか法規制とか、法人設立にかかる事務事項について。これについては、すでに「更新」されている可能性が高いので、「こういう手続きがあるんだ」くらいで読めますし、前半の「起業の心得」を、自分のことに置き換えて読む、そして「自分のこと」を現実的に考えて、一歩を踏み出す。これが本書の位置づけです。何度も読み返す、というものではなく、行動の「きっかけ」にしていく本です。「壁」が少しでもみえてきたら、一読するのもいいかと。
【ことば】新しいことをはじめ、軌道に乗せるには...施行錯誤すること、うまくいくまで続けること、月並みですがこれしかない...
シンプルですが、その通りだと思います。それを実際にやってきた人がいうのだから間違いないのでしょう。そしてそれができるのは「週末起業」はまさに最適な「システム」かと思います。起業は「会社」を起こすことではなくて「ビジネス」を起こすこと、ですよね。「相手」の満足を実現することで、その対価としてお金をもらう、そんなビジネスの基本中の基本を、地に足をつけてやっていこう。
紙の本
まずは「リスクゼロ」でスタートしましょう。
2003/10/18 14:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:torichan - この投稿者のレビュー一覧を見る
「終身雇用」がだんだん崩れている状況下、「独立開業」というのは、サラリーマンの夢ですよね。小さいながらも一国の主として、「社長」になるわけです。黙っていてもお客がどんどんやってきたり、注文がどんどん入ってきたり…。確かにそんな店もありますが、果たして自分がやって同じようにうまくいくのかどうか。「成功のノウハウ」が蓄積されているはずの、チェーン店募集に応募して、店長に採用されたとしても、「閉店」している店もありますし、収入が今より増えるかどうか…。「転職」といっても、自分の会社が不景気なのに、よその会社がそうでないとどうしていえるのか…。いかん、暗くなってきました。さて、この本は、「だったら、今のサラリーマンを続けながら、インターネットを使って自宅開業して、うまく稼げるようになれば、サラリーマンをやめましょう。それでも全然遅くないです」というコンセプトです。著者は「経営コンサルタント」として独立開業しようとしたのですが、収入を得るためにアルバイト的な力仕事ばかりで、なかなか自分の望むコンサルタントの仕事が出来ない中、インターネットのメールマガジンからうまくチャンスがつかめて、ブレークできた自分の成功例を詳しく説明してくれます。ホントですよね。今の時代、サラリーマンは収入面では抜群の安定性ですが、将来性・継続性がちょっと不安。自分ならではの仕事と収入を作り出すために、「週末」とか「夜間」に副業を始めて、広げていこうというものです。「こんなことでお金がもらえるとは思わなかった」的な得意な分野があれば、最適、とのことです。自分にとっては当たり前でも、他人にとっては「すごい技」があれば、よいわけです。例としては「ビジネス書の書評」「夜景」「つりマップ」などがあげられています。わたしも、「社長」になってみたいですが今のサラリーマンの安定収入はかけがえがないものなので、「なんかないか」考えて、「ネット開業」を目指したいと思います。