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橿原神宮、明日香、山辺の道…。失踪した一人の男を捜して、奈良を旅する二人の女。それぞれの過去と現在を手探りしながら続く、奇妙な旅の行き着く先は?奈良を舞台に夢と現実が交錯する旅物語。
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またまた 恩田陸さんです。
これの前に読んだのが 夜ピクだったので
正直 また 異母兄弟ネタかとおもいましたが
どんでん返しに次ぐどんでん返しで
途中から 少し 誰も信じられなく
なりました
でも ラストは 鳥肌もの さすがというか
きっと今の 自分に ぴったりなんだろうと
思う
恩田陸さんまた楽しませてもらいました。
ありがとうです・・・
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ラストまで非現実的な夢のような世界。最後は、え?って終わり方だけど、それまでもずっと宙を漂うような流れなので仕方がないという感じ。言葉がきれい。情景とか、風景とか、すごく目に浮かぶ。ミステリー本というより、素敵な奈良の観光本。
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3、4年ぶりに再読。この奈良が舞台というのが、時間の流れをゆったりさせていて読んでてとても心地良い。んだけれども、緩急うまくゾッとするところもありで、やっぱりおもしろかった。妙子さんが好きだな…なんだかやりきれない立場で終わり方だけど、彼女のような人と私も旅をしてみたい。この本のオチはロマンチックな反面、とても恐ろしいよ。
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異母兄弟の恋人から「お兄さんが行方不明なので、一緒に奈良まで探しに行って欲しい」と連絡を受け、二人で奈良を旅するのですが・・・。どんでん返しが多くて、何が真実なのかさっぱりわからなくなってきます。恩田陸さん特有の重苦しい恋愛小説。行ったことのある場所がたくさん出てくるんですが、恩田陸さんの表現と照らし合わせてもう一度、奈良散策に行きたくなります。ラストは意外なんですが、腑に落ちない・・かな。
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なんだろ・・
読んでて、来るか?来るぞぉ・・・・いや、まだまだ・・・・・
と思いつつ勝手に違うこと想像して盛り上がっていたら、違う所に着陸しちゃって迷子・・・って感じになりました^_^;
いや、私が悪いんです。
もっと白い気持ちで読んだら良かったのにね。
奈良を旅したことある人が読んだら、または奈良を旅したい人が読んだら、また感想が違うでしょう。
で、もっと白い気持ちで読んだら、奈良に行ってみたい・・彼らの足跡を一つずつ拾い歩くような旅を・・って思うかもしれません。
私はやっぱり光の帝国みたいな作品を期待しちゃっているのかなぁ〜
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章の終わりごとに「えーっ!」と言わずにはいられなかった。色々起こっているのに流れる空気がゆるやかで。知らない方が幸せな事ってあるもんだなと思った結末でした。
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奈良が舞台。しかし,何を表現したかったのだろう。異母兄の恋人のふりをして近づいてきた謎の女性との兄探しの旅。兄の本当に好きな人が自分の母親というところはすっきりしたけど,なんか兄の出家と恋人の自殺めいた事故死。そして兄研吾を問い詰める元恋人の友人妙子の死。どれもが中途半端でむなしい。
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去年彼岸花を見に明日香へ行きました。
石舞台、亀石、橘寺等、自分の歩いたところが小説に出てくるのでなかなか興味深かったです。
失踪した一人の男性を探して奈良を旅する二人の女性。
過去と現在を巧みに織り交ぜながらの恋愛ミステリーといえるのでしょうか。
奈良は先日も薬師寺、唐招提寺のあたりをウォーキングしてきましたが京都とちがって鄙びたよさがありますね、静かで手を加えていない自然がそのまま残っています。
まだ行っていない山辺の道へも出かけたくなりました。
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ねじれた愛情と止まった時間と記憶に、静かな怖さを覚える。研吾が手帳に書きとめたであろう物語の数々が優しく悲しく切ない。最後にわかる大きな秘密と愛情が衝撃的。
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恩田さんらしい不思議な魅力の本です。
失踪した一人の男を捜して旅する女2人のミステリー。奈良が舞台で観光名所がたくさん出てきてわたしにはチンプンカンプンでした。でもストーリーは面白かった。
謎の引っ張り方がよかった。
どうなるんだろう!?とドキドキ。
でもってオチもよかった。
途中にはさまれる幾つかの童話?っていうか昔ばなしというか。それも良かった♪
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私も静といっしょに最後まで妙子に振り回され続けた。
でも私は静ほど鈍くはなかったようなので、
研吾の写真を撮った人物が誰なのか、割と最初の方で気付いてしまった。
それがある意味最大のネタバレでもあったようなので
先が読めてしまったのは残念。
続きが気になる後味の悪さと、でもやはり知らないまま終わって良かったという気持ち。
物語を読み終わって、「新しい物語」へと進む気持ちはこういう感じなのかもしれない。
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○2008/05/17
どんどんひっくり返すなぁ…混乱はしなかったけど。主人公たちが、なりたての大人じゃなくて30代だってのが良かったかもしれない。文に違和感がなかった。
最後は、まさかのこの終り、と思ってしまった。恩田さんの感覚とわたしの感覚とじゃ違うのか…。ラストがちょっと…という話が多い気がする。
でも、間間に入る童話?がすごく好き。特に月のうさぎ、が気に行った。
"本当に、人の心の距離というのは不思議なものだ。あんなに近かったはずの人間が、今は誰よりも遠い。"一番、何かぐっと来た。
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奈良を舞台に旅をする主人公が旅の終わりに知る真実。謎めいていて面白いんだけれど一の話を十くらいに広げて書かれてるような。奈良の止まってしまったような空気を読んでいて感じます。
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うーーん、奈良の観光旅行記だろうか?(笑)
謎めいた動機で寺を回る二人の女性。相手が別人だったり、人探しかと思えば早目に出てくるし、だんだん何が問題なのか分からなくなる。推理物じゃないな〜、人は死ぬけど殺人事件じゃないし(笑)
まぁ、それでもラストに、隠れていた真実とやらが出てくる。それがどうした?と言いたくなるが(^^;
状況を理解しない「私」が巻き込まれた心理ミステリー?関係ないじゃんと横を向けば終りのような気がするなぁ、くどく迷路めいた進行で、まぁ恩田さんらしい(笑)例の如く、面白いってより疲れた。