投稿元:
レビューを見る
ここ最近雑誌等いろいろなところで無性に松井社長の言動が気になって、つい購入してしまいました。早速読んでみたのですが、おっしゃることはやはりその辺の起業家の方とはふた味ほど違っていて、日本を変えていく一人だろうなあと感じました。
投稿元:
レビューを見る
証券界の風雲児・松井道夫のユニークな発想術を学んでみよう。従来の常識・既成の概念を疑ってかかる感覚・行動力に学ぶことは多い。最終的な評価はこれからになると思うが、読んでみると自身の「投資の大
局観」に大きな影響を与えることは間違いない。
投稿元:
レビューを見る
■因数分解する作業には時間がかかる。整理、分析は一番力を入れるべきところだから、1日でも2日でもかければいい。しかし、それを他人に伝えるときには、1分でわかるものにしなければならない。それが仕事というものだ。
■松井証券のインターネット取引システムをつくったプログラマーが、「数行ですむプログラムに何百行も費やすヤツはダメだ。プログラムはシンプルなほど美しく、美しくなければプログラムではない」といっていた。まさにビジネスにも通じる言葉だ。
■10人中9人がうなずくことは、たいてい間違えている。
■アメリカでいうビジネス・エリートとは、「この指とまれ」といって主催者になる人間か、真っ先にその指にとまって仲間として行動する人間だけだ。それだけに、みんな上昇志向が強く、一生懸命勉強してお互いに切磋琢磨している。
■台湾の林悟堂(りんごどう:作家)「中国人はひとりのときは龍だが、集団になると豚になる。日本人はひとりのときは豚だが、集団になると龍になる」
■CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネージメント)だとかBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)だとかいわれてもピンとこないのは、これらの言葉が英語であり、日本的文化を背景としていないからだ。どこか空虚に感じてしまうのである。
■【松下語録】
彼が、日々の仕事を通じて、自分の感性で会得したものだ。そして、それに基づいて、彼なりの組織をつくりあげたから、うまくいったのだと思う。
■【ドべネックの樽】
「植物の成長は必要供給割合の最も少ない因子に支配される」
→物事はバランスが大事だ。
■商品の価格や品質、宣伝などの要素で板の長さを決めるのは供給サイド、中に入る水の量が需要、タガの位置は、水の量とは関係なく需要サイド(消費者)の好みで上下するとすると・・・・
→消費者の求めるレベル(タガの位置)にまで達しない板が1枚でもあると、板が、外れて、一瞬にして中の水は流れてしまう。つまり、需要がなくなってしまうわけだ。
投稿元:
レビューを見る
この筆者も飄々とした印象ながらも、どこかでそれを支える信念や覚悟があるのだろう。
でもそれだけだと誰もついてこないから、人間的な魅力も備わっていて。
どこかに支店出して大損する失敗しても許容されて。
ある件で「やーめた」と言って多くのスタッフが去っても、残る人はいるわけで。
人徳といえばそれまでだろうが。
投稿元:
レビューを見る
・人と違う魔球を投げることを意識。天動説と地動説。発想の転換。今まで儲けてきた逆をする
・「因数分解」単純化/どの部分を最初に解くべきか。プライオリティの整理
・本業以外のことに取り組むことで視野が広がる
・「おもしろき ことをなき世も おもしろく」高杉晋作
・アリバン・パラドックス/誰も望んでいない方向に話が進んでしまう
→おかしいと思うことは徹底的に議論する
★社長が孤独であるのは当然。孤独になることで自分を客観視でき独自性を発揮できる。
→1日1時間でもいいので自分を客観視する時間をとる
・損して得とれ
投稿元:
レビューを見る
かつて、講演でご本人のお話を聞く機会がありました。
この本のまんま・・・でした。
講演聴いてあらためて、彼個人に興味をもちました。
例えば、社員が半年かかって準備したコールセンター
拡張プロジェクトを決裁土壇場の時点でやーめたと決断できる力は、本当にどうやって培われたものなのか、それとも天賦の才なのか。兎に角事実は、ドライに自分の責任で自分の決断を通して導かれたらしい。これは、凡人には言うほど容易いことではないと思います。
また本書に書かれている中でコスト論を原理原則で語っているくだりがあります。原理原則に関しては、戦後、白州次郎がプリンシパルのない日本という表現で批判していましたが、まさに時を超えて日本の二人の異端児が原理原則論がない日本を愁いているのも興味深い。
長いものにはまかれろ・・じゃないだろうと思っているヒトにお勧め!
投稿元:
レビューを見る
基本的内容は他の松井道夫の本と同じです。
当たり前の話だが、レポートはA4一枚にまとめる。
A4にまとめるために省略・削除するのにはセンスがいるという点が役に立った。