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マシューのまっすぐな生き方やミステリーな部分の謎解きやら、いろいろ詰まっていて読み応えがありました。
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どうもわたしは疑似親子関係に弱いらしいのです。ラストでちょっと泣きそうになったじゃねーか! ホラーやファンタジーは勿論、教養小説の趣もある作品でした。
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読めば面白いことは始めから分かっていたので、逆に何年も手が伸びなかった本。ご馳走を最後に取っておくような気持ちで、先延ばしにしているうちに何年も経ってしまった。読んでみて、やっぱり面白かった。
17世紀のアメリカ。ファウント・ロイヤルの町。魔女裁判が行われる、おどろおどろしい世界に、主人公と共に迷い込む。
推理小説だと思って読むと、がっかりするかもしれない。超自然的要素は皆無だが、やはり一種のファンタジーとして味わうべき物語だろう。
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分厚い。本の厚さ以上に、上下巻に分かれてる以上に、この2段構成でかつ惜しげもなく文字を詰め込んだ構成に、ページを開いた瞬間、怯まずにはいられない。
んだけれども、思いのほか読ませる。翻訳だし、なんだかもう、日本語で頼むっていう気になる時もあるけど、これは良い。原作か翻訳かは分からんけど、なんか先が気になる感がスゴイ。
だってもう今どき魔女狩りかよって、100年くらい前の話だからそれは普通かって、しかしこのもどかしさというか、何そんなアホな事言ってんのよ!って言いたくてもやもやを解決するために先が読みたくなって、あ、でもこれって昔は魔女を決めてこいつ魔女でーすって言って迫害してたけど、現代になっても魔女と呼ぶかは別にしても誰かを適当な理由を付けて同じように迫害してるんじゃないか?この作者はそういう現代もまるで変わっていないという事に警鐘を鳴らしているのではないか?
なーんて事を言ってるとちょっとインテリっぽいな。
あと最後はアメリカ人らしくすこーんと行くのかと思ったら割としっとりしてて、これはこれで余韻が好き。映画にでもなったら改編されそうだわ。