サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

「e-hon」キャンペーン 本の購入でe-honポイントが4%もらえる ~7/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー31件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (11件)
  • 星 3 (9件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
29 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

経営のプロの意識革命

2004/06/13 10:25

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:青木みや - この投稿者のレビュー一覧を見る

 福祉は、いままで「措置」つまり「行政による援助」であり、「可哀想な人たちへのほどこし」であった。福祉に携わっている人たち自身もその考えから抜け出せずに、「福祉を一生懸命にやっている私たち」に満足し、障害者が1ヶ月働いた給与が1万円にしかならなくても、痛痒を感じていなかった面がなかったとはいえない。

 それに対して、「1ヶ月働いて1万円というのはおかしくないのか」という「当たり前」の疑問を持ち、疑問だけではなく、障害者が働いて稼げる具体的な手法とシステムを提示したのが小倉昌男の偉大さである。
 小倉は、1995年にヤマト福祉財団を成立し、考えた。障害者の自立とは、働いて収入を得て生活できるようになることではないか。

 「働いて自立すること」は「障害者」をかぶせなければ、大人であれば当たり前のことで、働いて自立しない大人は、ダメ人間と言われるのだ。だが、「障害者」とつくだけで、働けないこと、収入を得られないことは当然のように考えられてきた。もちろん障害の度合いにもよるだろうが、障害者だって、働いて自立したいのだ。そして、小倉は、福祉に携わる人たち向けに「経営パワーアップセミナー」を開催し、経営の基礎を教える。
 本書は小倉が、ヤマト運輸で培ってきた経営のノウハウが満載されている。

 「売れるモノをつくる」ことはとても大事なことだけど、
 「売れる仕組みを考える」ことはもっと大事なことだ、ということです。
  (第2章 福祉を変える経済学 116p)

 小倉がモデルとして作った「仕組み」がパン屋「スワンベーカリー」だった。「アンデルセン」「リトルマーメイド」などのタカキベーカリーから、冷凍パン生地の技術指導を受け、「スワンベーカリー」でパンを焼いて売るのだ。
 小倉は自ら、広島のタカキベーカリー本社研修センターに赴き、冷凍パン生地を使って、パンを焼く。

 もちろんそれまでパンなど焼いたことがありません。
 ところが見事においしいパンが焼けた。(中略)。
 私ができるならば、障害者にだってできる。
 (第1章 障害者の自立を目指そう!私の福祉革命 75p)

 もちろん障害者だけでは、店は上手くいかない。スワンベーカリーでは健常者を障害者と同程度揃えている、という。それでも、スワンベーカリー銀座店では、障害者がフルに働けると10万円程度の月給になるのだ。ひとり暮らしをするには足りないかもしれないが、食費と自分の欲しいものは買えて、貯金できるくらいのお金だ。

 本書を読んでいると、「障害者が作ったんだから」多少高かったりしても買えというのは、「慈善」の押し売りではないか?ということに気付く。

 小倉は、「健常者がやってあげている」福祉の世界に、「障害者の力を信じて引き出す」福祉、という意識革命を起こした。一流の経営者はどの世界に行っても、一流なのだ、ということをまざまざと知る。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

経営を学べってことです。

2016/01/18 09:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶっくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

小規模授産施設などはよく知っていますが、確かに「こんなものを作っていてどうするの?」とは思っていました。一部大規模資本は、本にも書いてありますが、クリーニング工場を作ったりしています。この本で取り上げている「スワンベーカリー」は、大手パン屋からタネを買い、コーヒーも高級なものを取り寄せています。人員配置も工夫しているようです。この本を読んで、どうしたら月給一万円から脱出できるかは、もちろん具体的には書いていません。福祉に携わる人の意識改革を訴える内容です。つまり、「経営を学べ」ってことですね。それだけ言われても心にストンとは落ちないでしょう。いまは小倉さんが亡くなって直接講義を受けることはできないため、この本を読んで講義を受けたように感じるのもよいと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2005/01/16 15:19

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/05/10 13:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/04/08 14:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/05/18 19:22

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/12/26 22:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/01/18 17:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/09/10 15:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/10/17 23:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/06/28 10:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/06/30 14:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/07/24 18:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/08/09 00:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/06/23 20:01

投稿元:ブクログ

レビューを見る

29 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。