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“榎本ナリコ”名で漫画家をしている著者が“野火ノビタ”名での同人誌活動の経験から書いた漫画批評集。白眉は「やおい論」。私が今まで読んだやおい論でベストな内容です。精神科医・斎藤環との対談も有。
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新世紀エヴァンゲオン論、冨樫義博論、、やおい論を、独自の考え方から語る。書いたのは漫画家だけど、心理学的な観点から分析していて、心理学への興味が増した。
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エヴァ・富樫作品・やおい の3つのテーマについての考察書。私はエヴァは知らないのでエヴァは読んでません。富樫作品は大好きなので当時の裏話が読めたのはとてもよかった。やおい論も今までで一番共感できました。よかった
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本誌は直接手に取ったことがありませんが、この作家のエヴァ批評はとても好きです。のでエヴァ批評のみでの評価です。
私は野火さんのエヴァ批評の同人誌版を2冊?持っています。エヴァンゲリオンにずっぽりはまっていた当時、同時並行で野火さんの二次作品は全てチェックしていました。そしたら庵野監督も野火さんの作品を気に入ってたらしく、後半では二人で呑む姿が描かれていたりと、本当に作品と二次が混ざり合う稀有な関係だったようです。野火さんのエヴァ批評はエヴァの最初の映画が始まるか始まらないか辺りからだったと思いますが、最初の批評本を読んで号泣した覚えがあります。気持ち悪い話ですが、自分の不安定な気持ちが全て言葉で書かれている、のが驚きだったのと同時に、そこに野火さんの冷静だけど暖かい眼差しが添えられていた気がしたので、なんだか勝手に救われた気持ちになったことを覚えています。
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「エヴァ」「冨樫義博作品」「おたく(ってかやおい)」についての評論集。
コムズカシクって読み応えアリ。
やおい論はおもしろかった。
結局女というめんどくさい性から自由でありたいのかな。
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エヴァの項はその時代の空気を体感しない者としてはよくわからなかった。むしろ富樫論のほうが読みやすい。
やおい論はたしかに「しっくりくる」。時間と気力のある時にもう一度読みたいかな。とにかくずっと読んでみたかったので手に取れてよかった。
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エヴァや幽白はちゃんと見てないのでやおい論だけ。
腐女子の考え方はこの本がいまだに最新版なんじゃないかしら。
ものすごくしっくりきました。
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エヴァへの一解釈、冨樫の変遷、やおいの内在。これらの作品、いや批評というものに多く通底するものだと思うが、こんなのが好きな私って何?という冷めたメタ認知から熱い欲望を描き出す。この人は本当にそれが上手い。精神分析的技法を使いながらも、それに拠りすぎることなく提示していく価値観を補完する形で、巧妙に援用されている。エヴァ論に関しては、まさしく自分の感じていたエヴァの印象をズバコンで言い当ててくれて、非常に気持ちがいい。エヴァ旧劇のよく俎上に挙げられるシーン群は、論理的に編まれた詩だと僕は解釈してます。
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Eテレのサブカルチャー史で知りました。
作者の漫画に対する愛が深い考察力とともに放たれています。
漫画を読む時の姿勢が今までより一歩踏み込んで読むきっかけにもなりました。
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ようやく伝説の一冊を手に入れた。
私のモヤモヤはこういうもんなんだと、この本を読んでわかった。いっぱい心に残した謎を解いてもらって、そしてぼんやりの思いを補完してくれた。
近頃何年ぶりにボイズラーブモノ何本見て、この本ちょうど読んで、自分が考えたことと本に書いてあることに照らし合わせて、1人のルネサンスを感じた。
ありがとう、面白かった。