結婚ってどうよ！？ みんなのレビュー

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投稿者：明るい仙人　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「０地点」という考え方に共感を覚えました。

０地点とは、今の自分の立ち位置、自分の置かれている現状のこと。
０地点がわかれば、心の余裕が生まれる。この余裕は、現状の生活を楽しめたとき、初めて生まれてくる。

０地点の説明の中で、ナチスの強制収容所で生き残った人は、０地点を見極められた人だと、説明しています。
何でこんなところに入れられたんだと嘆くのではなく、
今日も晴れたね、とか花が咲いてきれいだねとか、
強制収容所の中で小さな幸せを見つけようとした人だけが生き残った。そうじゃなきゃ、人間は生きられない。

この本は女性向けに書かれたものだけど、０地点を見極めることは、男性でも女性でも、結婚していてもしていなくても、関係なく必要なことだと思います。

自分自身の置かれている現状を正しく見つめ、認識し、それをただ受け入れる、それが出発点だと思いました。

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投稿者：氷室駿河　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　書評登録に掲載されている、本書の表紙を見て、少しドッキリ。
　なぜなら、私が読んだ本書には、帯がついていたから。
　それも、アリスがピンクドレスを着て、左手の先には花婿さんらしき手が…。
　それが、帯の下のアリスは、ジャージ姿でコンビニ袋を提げていたとは……。

　読了してから気づいた、アリス・ジャージでコンビニより帰る。の図。
　は、各曜日ごとのアリスのいろいろな姿が思い浮かび、傑作です。
　　ラジカル・鈴木さんの描く、すべてのアリスが本書にスパイス炸裂です。

　そして、書評ですが。
　書評タイトルに、すべて集約してしまいました。

　まさに、『肯定されない、快感』でした。
　
　タトエバ、占いを見るとき、イイコトは信じる。ヤナコトは信じない。
　マタハ、悩み相談をしたとき、自分の考えに賛同してもらいたい。
　アルイハ、自分の見方の味方になってもらいたい。
　という、傾向が、女性には多いような気がします。

　相対的に、結局、解決に至らず、一時の慰め、一時の平安です。

　しかし、本書の中で、アリスは、いろんな認識のヌルサを、岡田さんとプチバト　ルをしつつ、気づいていきます。

　読み終わって、ハタと気がついたコトがあったのですが。
　それは、岡田氏の巻末の裏話で、納得がいきました。
　本書は、「岡田斗司夫の恋愛本」ではなく、「渡辺由美子の小説」と書かれて
　います。　私も確かに、そういう印象を持ちました。

　本書は、恋愛同情道場ではなく、２９才・独身・アリスの小説でした。
　でも、小説だからこそ、読者はアリスに自身を投影していくことが出来ます。
　そして、解答はないけれど。
　アリスという、女友達を得て、自分の生活を見直すきっかけをつかめると
　思います。

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投稿者：ｂｋ１　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最後までゆずれないのは、「愛」か「安定」か？ 主人公のアリスは29歳、お年頃の独身。彼氏はいない。そんな彼女が“結婚の壁”を乗り越えて幸せをつかむまでの１週間を大河ドラマのように掲載。結婚の焦りやシングルの不安を解決してくれる、劇的カウンセリングがここに！

目次
プロローグ　29歳・独身・彼氏なし

月ようび　ピンとくる男がいない！　「ピンとくる男」ってなに？／適齢期は結婚しにくい!?／結婚で悩んでいることを自覚せよ！／結婚で土台を埋めてもらおうとしているんだ／「男貧乏」の正体は…？／恋愛と結婚を一緒にしてない？　　　
火ようび　いい男はどこにいる!?　「二番目に好きな人と結婚したほうが幸せ」の意味／自分の現状＝０地点を確認しよう／結婚しない人生設計を立ててみる／将来の空白が埋まらない／０地点がわかれば、余裕が生まれるんだ
　　　
水ようび　愛をとるか？ お金をとるか？　自分にとっての「いい男」の条件を探してみよう／いい男選びのための診断テスト／何を選べば幸せか？／だめんず好きってどんな人？／依存する私から、主体的な私に／幸せのゴールはどこにあるの？

木ようび　男はみんな「セックス付きの家政婦」が欲しい！　男が考える結婚の二大条件／男たちは「セックス付きの家政婦」が欲しい／男たちは「嫁さんは若い方がいい」と思ってる／なぜ男は若さを求め、女性は尊敬を求めるのか／優れた相手を狙うなら、マネージャーになればいい／男が認めるのは“クラブ活動”の範囲まで！／友達夫婦になりたい！／女の子はみんな「ちょっとだけおごられたい！」

金ようび　このままずっと一人だったら…の恐怖　孤独な老婆になると思ってみなよ／歳をとるごとにモテなくなっていく!?／いつまでも「女の子」としてみてもらう方法／歳を取れば取るほど、猥談で顔を赤らめよ／男の夢とディスカウント／“ちゃんとした仕事”はいつまであるの？／旦那はあてにできない！／いやな仕事でも続けるべき？

土ようび　世間様は独身女を許さない！　私の生き方を親にわかってもらいたい！／母親は、自分が認める以外の生き方を娘にゆるさない／心配させるのも親孝行！／“結婚できない女”と見られるのが嫌！／独身女性には愛される能力が足りない？／スーパーウーマンを求めてしまう心／「世間様に恥ずかしい」っていったい!?／悪口はなくならないんだ／気にしない「私」になる

日ようび　「私」の居場所はどこに!?　家事負担の割合は50％でOK！／結婚したら家を３つの部分にわけよ／まずは、環境をコントロール！／仕事と家族と自分の時間／自分の時間が作れない女はオバサン化する！／「女だったら料理ができて当たり前」なの!?／家事ができない女性は、男に家事をやってもらえない／彼に家事を快くやってもらう方法

エピローグ　結婚してもシングル／「だって」「でも」から生まれた本（渡辺由美子）／メイキング・オブ・『結婚ってどうよ!?』（岡田斗司夫）