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非営利団体に勤める私は、今まで企画書を書いた事がなく、内容、量から手探りの書き始めでした。何故「1枚」にまとめなければならないのか、という理由が書き方と共に綴られています。他の人と差別化をはかり、忙しい著名な人にアピールする企画書作りに必要な技がギッシリ。当然、筆者による大きなプロジェクトに使用された企画書の実例アリ。
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企画書を1枚で書きつつ、そのための準備としては膨大な資料を整える必要がある。納得。さらにこの本はその手法を伝えてくれる。そういう点で、単なる企画書1枚本とは違います。
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企画書や提案書というと、PowerPointを使用して美しく情報量も多いものを作りたくなるが、提出する相手や、提出する状況によってはそれが向かないこともある。この本は、情報量の多く読み応えのある企画書を「もったいない企画書」として、A4一枚にまとめあげる企画書の効果と手法を説明した本だ。企画書のターゲットは、経営者をはじめとするいわゆる「とても忙しい人」で、膨大な情報に常に追い立てられているような人たちを想定している。忙しい人にアピールするためには情報量よりも簡潔さだということらしい。
この本がありがたいのは、一枚企画書を書くための具体的なステップと、著者が実際に書いたと思われる企画書が掲載されていることだ。どの企画書も魅力的なものが多いため、それを参考に書いていけばとりあえず書くことはできると思う。
実際、イベントの自社ブースに来てくれた人のために作成した提案書でこの手法を利用したことがある。イベント時はたくさんの資料やカタログを集めるため荷物が増える。だから、提案書はA4一枚にしておいて、自社のカタログ等も一緒に持っていってもらえるようにしたわけだ。結果はなかなか好評で、説明も短時間で終了し、提案意図も明確に伝わった(ようだ)。
ただ、A4一枚とはいえ、そのステップを完璧にこなすにはそれなりに(いや、かなり)大変で、準備に必要な作業は情報量の多い企画書を書く場合と変わらないと思う。企画を凝縮し、簡潔に表現するためのポイントが分かること、サンプルが豊富であることによる実用性は買えるので、お勧めできる本だと思う。
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企画書は、単なるプロジェクトの説明文書ではなく、プロジェクトに必要な資源獲得するために、それを持っている人への要望書として書かれるべきである。その権限を持つ人はすべからく多忙なのだから、企画書は端的でなくてはならない。