紙の本
読み終わって、2冊並べた人だけにわかる「仕掛け」が…。
2004/06/20 02:23
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投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私立霧舎学園ミステリ白書シリーズ、第5弾。
学園ラブコメミステリ、8月のテーマは心霊探偵。
ということで、7月の続きで、葉月琴葉ちゃん、堂々のグラビアアイドルデビュー! です。
巻頭にカラーイラストがバッバーンとついてます。
見開きも含めて4ページ分。もちろん水着姿!
って、まあ、私はどうでもいいんですけどね。
さて、琴葉、棚彦と、頭木保、坂下のの子、成沢冬美のメンバーは、そろって伊豆半島で夏休み。
養護教諭の日辻美加先生の別荘へ招待された、と言えば聞こえはいいが、電気も水道も通っていない辺鄙な場所で、おまけに昔は美加の祖父が細菌の研究所として使っていたという曰くつき。
そして、以前の事件に出現した謎の書物「私立霧舎学園ミステリ白書」が、再びメンバーの前に現れた!
ヒツジ出血熱を引き起こすヒツジウィルスの研究をしていたという日辻博士と、20年まえの「呪い」とは?。
「ロウソクもらい」を模した肝だめしの夜、廃校になった校舎に死体が転がって…。
や、もうふざけてます。堂々と。
本編と関係ない部分での遊びも満載。
「《あかずの扉》研究会」ともリンクしつつ展開するこのシリーズですが、講談社では最初、『七月』と『八月』はセット販売で予約を受け付けていた記憶があります。
2冊でないとわからない「仕掛け」がある、というのが宣伝文句だったはず。
で…ありました! 仕掛け。
読み終わって、2冊並べた人だけにわかる「仕掛け」が…。
思わず、笑ってしまいました。やるか、普通、こんなこと…と。
ふざけたシリーズだけど、目いっぱい、開き直っての遊び心には、もう脱帽でございます。
『九月』でちょうど半分。最後まで目が話せないびっくり箱のようなミステリー。
霧舎センセー、途中でくじけず、がんばってくださいね〜。
うたたね通信社 にもお越しくださいね。
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ラブコメなミステリ本。って、ラブコメって死語?最近聞かない・・。というか死語という言葉自体が死語な気も。でも、便利な言葉なので使います!ラブコメって聞いただけでわくわくする(笑)
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霧舎学園ミステリ白書第五弾。琴ちゃん初グラビア!…いや。もう可愛いなぁ。
怪談と不吉な予言から琴ちゃんを守る棚彦くん。ミステリらしい面白さとにやっと笑えるラブコメが良いです。
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グラビアや、冒頭に登場する謎の美女にドキッとしていたら…。ノベルスであることを最大限に活かした、よいシリーズです。文庫化しないで〜。
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今回のおまけは琴葉ちゃんのグラビアでした。可愛いし、スタイルいいなぁ。なんとなくおまけの方が楽しみになっている気がします。話も面白いのですけれど。
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偶然につぐ偶然の末、グラビアアイドルとしてデビューを飾った琴葉は夏休みに伊豆の「別荘」へと赴く…が、そこで琴葉を待っていたのは奇怪な怪談にまつわる殺人事件だった!呪い殺されてたらどうする!?「霧舎が書かずに誰が書く!」’霧舎学園シリーズ’8月のテーマは心霊探偵!オマケとして?琴葉ちゃんのグラビアが載ってます。正直、この本はこれの印象が強すぎる。異常なほどナイスな体とお顔な琴葉ちゃんです。アイドルでいいんじゃないの?もう、呪いとかどうとか…棚彦、よく怒らんかったなー。
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伊豆に旅行にきたいつものメンバー。今回琴葉の母親は北海道へ。
肝試し中に現れた死体。消えてはまた現れる死体。
伊豆で消えた死体が北海道に現れた?
「学校」の謎。
2009年6月10日初読
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グラビアもやっぱり手がかりだった~!(笑) そーゆーことでしたか。全然思いつかんかった。にしても「七月」あとがきで「キャラは萌えるものではなく立てるもの」ってあったけれど、どうも萌え効果狙ってるような気がしてならないのは気のせいか? 気のせいかな。
しかしまあ仕掛けが細かいわ……。あらゆる点で感心。だって今回の仕掛けはグラビアもだけど、実はそれ以上にとてつもないものが……いかん、これはネタバレだから書けないっ! シリーズ全部手にとって読んでみることをぜひぜひお薦めします。これ、気づいた人は偉いよ。
ついに「あかずの扉研究会」メンバーがゲスト出演。読んでいる人なら分かるかな……?
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4+
これは参った。手に取った瞬間、妙に固かったので違和感ありまくりだったのだが、「グラビアのせい?」とか、「糊の量が多かった?」とか実に見当違いなことを考えていた。まさかこんなことまで謎解きに関わる仕掛けをしてくるとは思いもよらなかった。先にチラッとあとがきを斜め読みしたところ、本書は初刊発売日が、シリーズ前作『7月〜』と同時で、しかもそれが何やら意味があるようなことが書いてあったので、先日読んだ『7月〜』からあまり日を置かずに読むことにした。読み進めているうちに、確かに前作との関連もあるものの、別に急いで読むほどのことでもないじゃないかと思ったのだが、これは“実際に2冊続けて読めば”明らかにそれとわかることだったんだなと気付いた。自分は“注文書のコピー”を見てから「あああああっ!」となったのだが。この遊び心には脱帽するしかない。
内容に関してはいつもの感じ。ゴムマリにニヤリ。
それと、終盤、謎解きの場面での人名の誤字は萎える。
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どうしちゃったんだ霧舎巧!
かなり本格志向で、だからかなり信頼する作家なのだが、これは駄作。
広げた風呂敷をしまいきれず、最後はめちゃくちゃな終わり方になってしまった。
前作がよかっただけに残念。
あと表紙がいかにも「萌え」で、これを電車で読むのは恥ずかしかったなあ。