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ちょっと古い本なので、今の秋葉原とはまたちょっと違うと思う。
AKB以前の秋葉原の紹介本。
ディープな秋葉原は今もあるのかもしれないけれど、少なくとも駅前のヲタク濃度は、現在はずいぶん落ち着いているのではないかと思われます。
さて、電子工作マニアやパソコンおたく、鉄ちゃんやアニオタなどの、秋葉原に集まる人々の共通点がわかりました。
それは“すべて自分の思い通りになるものが大好き”ということ。
乗り物なら思い通りに好きなところに行ける。ロボットや宇宙船は、コクピットで自分の思うように操れる。パソコンは自分の思い通りの動きをさせるためにプログラムを作る。アニメには、自分の理想の女の子像がそこにある。
たいていの人は“自分の思い通りになるもの”を好きだと思うけど、その気持ちが強い人たちのそれぞれのこだわりに対して専門店が応えるという関係性が、ずっと継続している稀有な街なのだろう。
東京初心者の私にとっては、秋葉原が神田明神や昌平黌や湯島天神の近くにあることの方がヲタクの集団より驚きでしたけど。
ところでこの本、白黒とはいえ写真が多く使われているので紙の質がいい分、お高いのですが、誤字脱字の多さが気になります。
そして
“ガンキャノンとは、右肩にキャノン砲を装備している連邦軍のモビルスーツ。”
“2本持っていると、ガンタンクと呼ばれる。”
こんなでたらめな脚注書くなんて、正気ですか?
ガンキャノンも2本持ってますけど。
ガンタンクとは形状が全く違いますけど。
あまりのいい加減さに、あごが地面につきそうなくらい驚いたと言えば過言ですけど。
思わずスーパーサイヤ人になりかけたといっても過言ですが。
ちゃんと調べてから書けよ…。プロの仕事か?