サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

13歳のハローワーク みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー121件

みんなの評価3.8

評価内訳

110 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

6000時間の幸せ

2004/02/07 12:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高橋波子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「人生の成功者といえるのは、朝起きて自分のやりたいことの出来る人を言う」というくだりを感心して読んだことがある。会社員である私は定時に出社するために眠たい目をこすり、時には二日酔いのくさい息を吐きながら、満員電車に揺られる。ルーティンのほかに飛び込みの仕事も入る。視点としてグローバル化をかなり強く意識してはいるが、サラリーマンである以上会社の方針にほとんど忠実に作業を進めなければならない。だから朝起きて自分の好きなことを出来てはいないのである。
村上龍のハローワークは、仕事の百科全書と謳っているが、本当は本文中にちりばめられている28個のエッセイに珠玉の輝きがある。それは具体的な職業紹介ひとつひとつの海の中に浮かんでいるからさらに輝きが増している。
たとえば本書の絵を担当しているはまのゆかを題材にした「1年に6000時間」はもしかしたらこの本の本質をもっともよく表しているのかもしれない。できるかできないかではないのである。やるかやらないかだ。村上龍はさらりという。そしてはまのゆかはやるといってやりとげた。地獄の黙示録の撮影でコッポラがみずから湖を泳いで木にぶら下がっている鳥を取り除いたという逸話もそれにつながっている。
できるかできないかではなく、やるかやらないかである。人生の現場はほとんどこれはすべてじゃないかと私は思っている。
日経新聞で村上龍は、どんな仕事に向いているかを早く考え始めた方がアドバンテージができる、それを伝えたい、とコメントしている。しかしアドバンテージは、テニスであればサーバーとレシーバーの間を行ったり来たりだ。すぐに取り戻せる。あせることもない。視野を狭めることもない。その電車に乗り遅れたら、次の電車を待てばいい。一年は8760時間あるのだから。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

大人もどうぞ

2004/01/21 23:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わじゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この世の中には2種類の人間・大人しかいないと思います。(略)2種類の人間・大人とは、自分の好きな仕事、自分に向いている仕事で生活の糧を得ている人と、そうではない人のことです。

 という序文で始まる、村上龍のお仕事紹介本。なんか2種類の人間しかいないって言ってる人多いね(笑) 読んでて面白いのは職人さん系の仕事。最高峰の独立時計技師を目指す人はスイスの学校で学ぶのがオススメ、とかバイオリン職人ならイタリアのクレモナに専門学校があるとか。プロスポーツ選手は分野ごとに国内のプロ選手の数が書いてあって、例えば、サッカー800人・野球700人・競馬900人・テニス200人・プロレス&格闘技100人てな具合。

 クリエイターと職人系の仕事のことしか書いてないような気もするものの、楽しくぱらぱらとめくっています。海外に留学したいと考えるほど時計が好きな13歳なら、このテの情報はどういうわけか手に入れているものだと思うのだけれど、こんなふうにあえて図鑑にしてあげなくちゃならないなんて、どっちかというと子供たちより、いい学校→いい会社→幸せ という図式からこの期に及んでも抜け出せずにいるばかりか、子供たちにもう役には立たないその図式しか示すことが出来ずにいる大人たちが待っていた本なのかもしれません。

LA DOLCE VITA 

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

『世界』との接点としての『仕事・職業』

2004/01/14 21:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:がめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ねぇ、もしも、何億円も手に入って、この先一生働かずに済むとしても、それでもやっぱり働くの?」
「そうさねぇ、働かなくても食ってけるんなら、アクセクはしないと思うけど、やっぱ何らかの形で働いてはいたいかなぁ。」
「私はね、そういうのは嫌。ずっと、好きなことして生きていくの。ふふ。」

その女友達は、男の人はワーカホリック気味なところがあるからね、と言って笑ったのでした。

彼女の考えは別に間違ってはいないし、働かずに生きていけるのならば働かずに済ませたい、というのが世間の一般的な考え方だとは思いますが、遊んで暮らすなんて生き方にもそのうちに飽きてしまう筈なんですよ。と、あたしはそう思うのですが。それは何年も先のことかも知れないし、そりゃ、ずっと飽きない人も中にはいるのかも知れませんけど。

飽きるというよりも、嫌になる、と言った方が良いかも知れないけれど、要は自分が『世界』にとって何の役にも立たない、無価値な人間だと感じることに我慢がならんのです、あたしは。少なくとも、あたしという人間は。
何かで読んだのですが、人間と言うのは無意味な労働を強制すると狂ってしまうらしいですヨ。自分がやっていることに何でも良いから意味があると思えばこそ、生きて行けるんじゃなかろうかしら、人間というのは。

おかしくならずにシャンとして生きていくというのは、言い換えれば、『世界』との接点をしっかりと保って生きていく、という事だと思うのです。で、この、『世界』との接点のひとつが『仕事・職業』だと思うのですが、それを選択する際の基準として『好きで好きでしょうがないこと』を村上龍氏は挙げ、いろんな『好き』を『世界』への入り口に、514種の職業を『13歳のハローワーク』の中で紹介しています。

本書に対しては、いろいろ批判もあるようですが、飽くまで『世界』とのひとつの接点としての『仕事・職業』のガイドブックというのが、この本の役割なのであって、村上氏とて、子供たちに対して、これを読んでこの先の人生の全てを決めてしまえと書いているわけではなく、こういう切り口での『仕事・職業』の捉え方もアリじゃない?ということじゃないですか。
そもそも、ハローワークが仕事を紹介してくれたからといって、それでその仕事に就くかどうかを判断するのは結局本人ですしね。『仕事・職業』の紹介の仕方としては、こういうのもアリだと思いますヨ、個人的には。ずっと働かずに生きていくのもアリ、みたいにネ。そもそも、今まで子供たちに、散々「いい学校、いい会社」なんて言っておきながらそれが通用しない時代になったからこそ、こういう本が必要になってるんでしょうヨ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/10/07 20:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/11/01 23:56

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/11/16 18:13

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/11/21 13:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/12/07 00:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/12/19 02:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/01/01 05:13

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/01/01 17:15

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/02/04 10:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/03/27 12:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/04/18 15:31

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/04/22 01:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

110 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。