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なぜ霊柩車を見ると親指を隠すのか。なぜ3月3日を過ぎてひな人形を飾ってはいけないのか。なぜ葬式の後には塩で清めてから言えに入るのか………今となっては「昔から言われていることだから」で片づけられる事柄を民俗学の見地から分析した一冊。
…ただ、数が多すぎで短編集?みたいなイメージが拭い切れません。所詮雑学集と割り切って読むなら面白い読み物。
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何故夜に爪を切ってはいけないのか、何故友引には葬式をしないのか。
日常における禁忌から、歴史上の禁忌まで、日本における禁忌を採取、解説を試みた本。最近だとピンとこないのもあるけれど。
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硬軟取り合わせいろんなタブーやジンクスを紹介しつつ、検討しつつ。そんなこと知らない!ってのも結構ありました;(2005/9/5 読了)
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とっかかり、ネタのはじめとしての資料。拾い上げた小さな知識をつなげて捏ねて、引き伸ばして・・・。日常として知らずの間に伝えられているちょっとしたものごとの理由。
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雑学。最近だとへーというものがほとんどかな。
期待はずれ。。。あんまり深くもなく、民俗学的側面もすくない。
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「六曜」
先勝(旧暦正月、7月の1日)
友引(2,8)・先負(3,9)
仏滅(4,10)・大安(5,11)
赤口(6,12)
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日本人のタブーについて、タブーそのものの発生から日本史の中でのタブー、今も脈々と受け継がれるタブーから考察する。
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[ 内容 ]
見てはいけない、入ってはいけない、触れてはいけない。
先人から受け継がれた、「心のしきたり」に迫る。
[ 目次 ]
第1章 なぜ「してはいけない」のか(最初の禁忌破り 根源の禁忌、性 ほか)
第2章 日本史のなかの禁忌を読み解く(禁忌という言葉の歴史 古代の禁忌 ほか)
第3章 「見るな」「覗くな」の伝承(「見る」という意味 神話のなかの「見るな」 ほか)
第4章 暮らしに息づく日本人の禁忌(衣食住と禁忌 仕事と禁忌 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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日本人が生活の中で守っている禁止事項について、歴史的背景と共に民俗学的に解説された本。
掲載事項はどれも、日本人なら誰もが知っているようなタブーばかりです。
まず、日本の大いなるタブーとは、「見る」ということだと著者は説きます。
確かに、「見てはならない」と見ることを禁じる話は、「鶴女房」「イザナギ・イザナミ」「浦島太郎」天皇の大嘗祭、丑の刻参りなど、枚挙にいとまがありません。
「秘仏の御開帳」もそこに含まれるそうです。
つまりは、視線を遮断することで、霊的エネルギーや呪術的なパワーをとりこむという古来からの考え方がなすタブーとなっているそうです。
家康の孫の千姫は、再婚するために亡き秀頼と離縁する必要があったため、縁切り寺の満徳寺(群馬県)に入ったとも知りました。
実際には乳母が身代りとして入ったそうで、(身代りもありなんだ)と新鮮な驚きでした。
また、アングロサクソン系は見ることを避ける文化、ラテン系、アラブ系は見ることを重視する文化だとも書かれていました。
興味深い指摘です。これから注意して比較してみたいと思います。
また、平将門の梟首(さらし首)は、文献上初めて出てくるものだそうです。
「雛人形を3月3日を過ぎたら飾っていてはいけない」と言われるのは、現代では「婚期が遅れるから」とされますが、もともと少女の厄や穢れを移して流し去る流し雛だったため、お祓いの人形を長く手元に留め置いてはいけない、という意味があるそうです。
「鬼門」や「女人禁制」といった古来のものから「恋人同士で井の頭公園に行ってはいけない」という都市伝説のようなものまで幅広く取り上げられており、興味が切れることはありませんでした。
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日本語の「禁忌」は、「タブー」と同義語である。ポリネシア語を語源とし、「巻き貝を吹く」あるいは「太鼓を叩く」の意味であるという。部族の長が守るべき事や禁止事項を部族内に伝達する際に、巻き貝を吹いたり、太鼓を叩いたりすることから、この言葉が生まれたとされる。本書は古来より社会生活の中で根を張って、縁起担ぎとされているもの、忌み嫌って敬遠するものなど様々な「タブー」を通して、日本人の側面を知ることができる。