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1/4購入、1/14読了。この巻では著者があとがきで、「是非書きたかった」という学園祭がテーマの話です。
この巻では、絢子と護が生徒会の面々の嵌められて演劇部の主役とヒロインをやるこになりますが・・・。手伝うことになった演劇部部長の退学問題に振り回されますが、護のお願いにほだされて部長の説得にこっそりと向かう絢子が可愛らしいですね。
劇を通じて護の逆告白からの、ギクシャク感から抜け出せたようですが、3巻以降はどうなるのでしょうか?
次巻に期待していますが、この小説にストーリー性を求めていません(自分は)ので、ラブラブっぷりをアピールして欲しいです。
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どれだけ特殊な世界だろうと、主人公の通う学園にも文化祭は訪れる。あの独特のにぎやかさに触れるとやっぱり懐かしくなりますね。私は高3のときの文化祭には入院していて(3ヶ月ですよ3ヶ月!)出られなかったので、個人的なうらやましさは弥が上にも大きなものがありました。ああ、あのころに戻りたい。
前作で期待した主人公の成長は、2巻になると少しばかり見えるようになったようで、その意味でも読後のカタルシスはあったかと。感情描写はどこまでもまっすぐで、まともに読んでいるとこちらが赤面しそうなくらい。それが読んでいて困ったといえば困ったところですが、でも気楽に読むことができました。一緒に読んでいた本がすぐ下の「性暴力の理解」というあまりに重い内容だったので、精神衛生上とても役に立った一冊でした。
(2008年12月入手・2009年3月読了)
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惜しい、つくづく惜しい。
中盤から終盤へと向かう物語の展開は素晴らしくよくできていて、恋愛物としての王道を行く名作と言って過言ではない。
それだけに、序盤の演劇への勧誘がああいった形であることに心底惜しく思える。
頼まれる側の護に対して、相方への説得すら頼んでいるのだから、本来はきちんと頭を下げるべきところを泣き落としと脅しを使う。これはあまりに筋違いである。
読後感の良い巻だったが、その点だけがとてもとても惜しかった。