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ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド みんなのレビュー
- ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (著), 原島 文世 (訳), 岸野 あき恵 (訳)
- 税込価格:2,750円(25pt)
- 出版社:東洋書林
- 発行年月:2004.1
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紙の本
あるある満載
2023/10/29 07:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:今井 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーあるあるを、必携用語集という形で紹介。ユーモアとブラックジョークがたっぷりの軽妙な語句の数々に、笑ってしまうこと間違いなし。
紙の本
思わず、くすりと笑ってしまう…
2004/06/29 00:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんず86 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出ているのは去年の12月くらいに知っていたけれど、何となく読むのをためらっていました。買うにはちょっと値段が高いし、借りて読むのもねぇ…小説じゃなくてファンタジー用語の解説書? 読書案内? みたいに思って、躊躇してました。
でも読んでみてよかったです。十分、満足できました。
やはりジョーンズ作品でしたね、これは。ただの解説書や読書案内なんかじゃありませんでした。
ファンタジー小説に出てくる事物をおもしろおかしく、ジョーンズさん風の味付けにして提供してくれてます。
まさに、ファンタジーランド! ファンタジーを読む=ファンタジーランドのツアーに参加する、っていうノリがすごく楽しくてツボにハマりました。
読む側にとってもだけど、これは書く側にとっても大いに笑えもするし、鋭いツッコミにもなるんじゃないかな?と。安易なファンタジーが世の中に氾濫していることを思うと…ですね。
笑えたのはたくさんあったけど、なかでもダントツは行方不明の世継ぎ…何かとくりかえし出てきました。確かに、いるいる! こんなの…とか思って読んでました。
あとはいろんな力を秘めた宝石だの剣だの指輪だの、魔法の品…ですね。指輪にはとくに笑いました。5番目の「内側にルーン文字の刻まれた、なんの飾りもない指輪」というのが! 「疫病のごとく避けること」に爆笑です!!
それと魔法に関すること。魔法使いとか魔術師とか魔女とか…大いに楽しめました。
そのものずばりの「魔法」って項目も。いろんな〈規定〉(=定義?)があるものですね。これはちょっと(どころか相当?)参考になりました。
ファンタジーツアー以外にも、ホラーツアー、SFツアーなるものが存在しているらしく(^^ゞ そちらへ駆り出されているものがある、みたいな表現があるとついくすりと笑いが…。
汎ケルトツアーなんてのもありましたしね!(笑)
かなり好きになってしまったので、一冊どうしても欲しくなってしまいました。手許において読みたい本です。余裕ができたら、そのうち買ってしまいそう…いや絶対に買います!!
つねにDWJとセットされてるような感がしてきた、挿し絵の佐竹美保さんのイラストがちょこちょこっと出てくるのも、じつに魅力的です。図書館の本は、本を開いてすぐのところにある地図がカバーによって1/4ほど途切れてしまっているんで、自分で買ってとっくりと眺めたいものです。
紙の本
シニカルな「ファンタジー辞典」に苦笑・爆笑
2004/01/11 10:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Leon - この投稿者のレビュー一覧を見る
“警察”を「騒ぎを防いだり、騒ぎに加わったりする軍隊」としたり“大砲”を「国境線を引きなおすのに用いられる道具」と解説した「悪魔の辞典」(アンブローズ・ビアス著)のファンタジー・バージョン。
トールキン以降、巷に溢れ出した三部作系のエピック・ファンタジーを中心に、その類似性から見出し項目を立てて解説するという、汎ファンタジー世界におけるガイドブック形式となっている。
“英雄”、“ギルド”、“ユニコーン”、“疫病”、“異界への扉”、“行方不明の世継ぎ”等々の約500項目に付けられたジョーンズ女史の解説が辛辣で面白い。
例えば“水晶玉”は「これを覗きこむとかすみが雲のように渦を巻くのが見える。このかすみはすぐに引き、無音のビデオのような映像が、これからすぐにあなたに降りかかる事を教える。それが良い知らせであることはめったにない。」といった具合である。
ここまでファンタジー小説の共通性を洗い出すことの出来た著者は、よほど沢山の作品に触れているに違いなく、その慧眼には恐れ入る。
このジャンルでは重鎮とも言える著者から若手のファンタジー作家とそれらの作品を愛好する読者へ向けた警句集としての面が大きく、DWJの作品が好きだからという理由で本書を手にした場合、その期待は裏切られる可能性がある。
本書は「ダークホルムの闇の君」と連動している部分もあるのだが、どちらも[善と悪の戦い]を主軸とするようなハイ・ファンタジー作品を数タイトル読んだことのある向きには苦笑、爆笑のそれぞれが約束されるだろう。
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