今井さんのレビュー一覧
投稿者:今井
ホテル・カイザリン
2024/04/28 13:44
もうもどれない かえれない
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イヤミスとまではいかないが、なんとも言えないやるせなさのようなものが読後に残る。どの短編でも、人間の本性というか、業を深く感じた。「降霊会」をぜひ読んでほしい。青春、学園祭がテーマのアンソロジーにこんな作品を書くなんて。本当にすごいと鳥肌がたった。
2025/11/28 19:39
トリツカレたのはどっち?
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映画を観て、すぐに原作だというこの本を読んだ。映画も素晴らしかったけど、本もすごく面白い。ちょっと不穏なタイトルで初見は何系?てなるかもしれないが。なにかに本気でとりつかれるのはそんなにばかげたことじゃない、というようなセリフがあって、それが響いた。小説、映画セットで観てほしい作品。
2025/11/22 21:49
圧倒的スケール感
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クイーンシリーズの中で、最新作も含めて1番面白いと感じるのがピラミッドキャップ編。そのボリュームたるや、初めて見たときクイーン、終わるの…?と勘違いしたくらい。爽やかで感動的なエンディング、緻密な構成、伏線の見事さ、なにより魅力的なキャラの数々と軽妙な会話劇。すべてのレベルが高い。またこんな本に出会いたいものだ。
2025/08/23 17:12
予想できない展開の連続
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上巻に続いて、システムを復旧しようとする人間と、それを阻む恐竜たちとの攻防がすごくリアルでドキドキ、ゾクゾクする。合間に挟まるマルカムの主張が、作者の思いの代弁なのか。前に読んだ時はよく分からなかったが、今ならよく理解できた。昔よりも便利な家電が増えたのに、女性が家事に費やす時間が変わらないのはなぜか。科学の本質とは。奥が深いテーマ。映画しか知らない人にぜひ読んでほしい。原作はもっとぎゅっと内容が詰まっているから。
2025/08/19 20:47
いつまでも色褪せない名作
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もうはちゃめちゃに面白い。夏に読みたくなる。映画も良いが、やはり小説の方が完成度が高い。リアリティがある。例えば恐竜の造り方。実際今の技術ならできるんじゃない?と納得させられる。こんなアイディアよく思いついたなと思う。視点が都度変わることで登場人物への理解が深まるし、それぞれがパークに対してどんな意見を持っているのかが知れて興味深い。そして曲者、マルカム。作者の代弁者なのだろうか、彼が語る現代科学への警鐘は今日にも驚くほど響く。恐竜が繁殖していたこととか、謎解きの要素もあり、とにかく飽きない。映画しか知らない人にもおすすめ。
2025/06/22 08:38
宮沢賢治の世界に浸る
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こんなに分厚いとは想定外だったが、愛蔵版にふさわしい内容だった。ふりがな、注釈はこまかくついていたし、なにより絵が幻想的で美しい。賢治の世界観にピッタリ。オリジナル楽曲が聴けるQRコードもついていて、本当に豪華なつくり。名前だけ知っていて内容を詳しく知らない話や、そもそも全然知らない話などたくさんの物語が載っているのもうれしかった。賢治ファンなら持っていて損はない。
2024/11/24 19:53
印象派とは
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そもそも印象派とは?という初歩的なところから教えてくれる丁寧な本。イラストがそれぞれの画家の特徴を押さえていて、かわいい。印象派の歴史から、画家の紹介まで盛りだくさんな内容。画家同士の関係性や仲良しエピソードなど、あまり知られていない情報がたくさん載ってるのが嬉しい。すごく参考になった。
2024/10/29 20:56
一度は読んでおきたいSF
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ウッドハウスが好きな人はこれも好きだと思う。発想からしてブッ飛んでいる。下ネタだけどそんなに下品に感じないイギリス風の辛口な語り口といい、辛辣でブラックユーモアたっぷりの会話、予測不可能な話の展開など、魅力が盛りだくさん。SF特有の意味が分からない科学的な単語の羅列に挫けそうになるが、地が面白いから割とスラスラ読める。最終的にどういう結末を迎えるのか。続きが楽しみだ。
2024/09/30 19:36
プロメテウスが見た人間の営み
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「プロメテウス」を主軸に、すごくよく練られた本。心理学や経済学などで使われる用語、聞いたことはあるけど由来や意味はあまり知らない言葉などに関する短い話がなんと90話も!巻末に用語辞典、もとい説明があるのが親切。子どもだけでなく、大人も楽しんでなおかつ学べるお得本。こういう本があるのはすごく幸せなことだと思う。
2024/07/28 15:24
フェルトでつくるお守り
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作り方が細かく載っているし、ステッチの縫い方とかもあってすごく親切。フェルトに図案を写すのが上手くいけば、初心者でもわりと簡単に作れる。ものにもよるが、仕上がりがそんなに小さくないので裁縫が苦手な人でも縫いやすいと思う。できたお守りはプレゼントにも最適。日本でお馴染みのものから西洋的なモチーフまで幅広く載っているので、きっとお気に入りのモチーフが見つかるはず。
エムズワース卿の受難録
2024/06/15 18:27
最高のユーモア短編集
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ブランディングズ城シリーズを読んでなくとも十分楽しめる。むしろ、このシリーズを断念した人にこそ読んでほしい。長編では脇役というか、あまり主だって出てこないエムズワース卿その人の魅力がこれでもかと詰まっている。訳もすっきりしていて読みやすい。載っている短編のどれもがめちゃくちゃ面白いという、まさに夢のラインナップ。
チョコレートで読み解く世界史
2024/05/05 09:10
チョコレートで歴史をおさらい
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学生の時にこの本に出逢いたかった!世界史とは宗教の歴史ともいえる。キリスト教やユダヤ教、イスラム教など知っているけど深くは知らない宗教の関係性や歴史が簡単にまとめられていてすごく分かりやすい。異端や魔女狩り、原住民の迫害など宗教の悪しき面にも言及しているのが印象的だった。
ブランディングズ城の夏の稲妻
2024/04/28 14:09
どたばたコメディ
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格調高い文章は少し読みづらいが、慣れたらそれすら笑いのエッセンスに早変わり。とにかく登場人物同士の掛け合いが楽しい。面白すぎる。有能すぎる元執事と伯爵の分かり合えなさはもはやお家芸。爆笑不可避。
夢みるピーターの七つの冒険 改版
2023/10/29 07:57
何度でも読みたい名作
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ピーターは夢想癖のある、マイペースな男の子。面白味のない日常も、ピーターから見たら刺激的な冒険に変化しているから不思議。
彼は様々な変身を通して、大切なことを学んでいく。何回読んでも新たな発見がある、スルメのような小説。
