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指輪物語 新版 10 追補編 みんなのレビュー
- J.R.R.トールキン (著), 瀬田 貞二 (訳), 田中 明子 (訳)
- 税込価格:990円(9pt)
- 出版社:評論社
- 発売日:2003/12/01
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文庫
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紙の本
資料編
2017/05/20 23:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろたハカセ - この投稿者のレビュー一覧を見る
指輪物語の資料編。少しマニアックな好奇心を満たします。
紙の本
綿密な背景設定に驚嘆
2004/02/16 00:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーというのは、誰かが作ってくれた遊園地の中で遊ぶようなもので、その世界が細部まで細かくリアルに作られていれる方が、世界に没入できて楽しい。このような仮想世界の史上最大のものの一つが、トールキンによる指輪物語の世界である。「指輪物語」を読んだだけではこのことは十分に実感できないかもしれないが、著者自身によるこの「追補編」を読めば、その設定の壮大さ綿密さに驚嘆する。
本書は、物語の背景や歴史に始まって、言語、文字、暦などの説明にまで及ぶ。例えば、アラゴルンとアルウェンの結婚が、何故にこれほど重要な意義を持つのかは、「指輪物語」全巻を読んだだけでは説明できないが、本書に述べられる中つ国の歴史を読めば、全く新しい目で指輪物語の世界を楽しむことができる。また、特にトールキン自身が言語学者だったこともあり、言語や文字に関する説明がすごい。物語の中に出てくる言葉、地名、人名にしかるべき言語学的背景が設けられている。あるいはホビットの暦について、なぜ現代の暦ではこのような合理的な暦を採用していないのだろうか。カレンダーを毎年買い換える必要のないホビットの暦にちょっと感動。
「指輪物語」を読んでいない人には無意味だろうけれど、読み終わった人は必携。指輪の仲間のその後なども述べられているし、巻末の人名や用語の辞典をぱらぱらと見ているだけでも、物語の余韻を楽しめて面白い。
紙の本
造物主
2016/12/31 17:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:肋骨痛男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間も空間もないところに全てを作る創造主というイメージは各種宗教に普遍的にみられるものですが、指輪物語という世界をこと細かに作り出したトールキンはまさにそれでしょう。余韻に浸りたい方にぜひ。