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The hotel upstairs サンフランシスコレジデンシャルホテルの人々 みんなのレビュー
- 藤部 明子 (写真・文), アルフレッド・バーンバウム (英文編集・あとがき英訳), 管 啓次郎 (和訳)
- 税込価格:3,080円(28pt)
- 出版社:ステュディオ・パラボリカ
- 発行年月:2003.10
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紙の本
奇妙な人たちの日常は…
2004/01/10 23:42
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投稿者:mkf - この投稿者のレビュー一覧を見る
この写真集は、サンフランシスコのレジデンシャル・ホテルに住みついている奇妙な住人たちとその部屋を撮影した写真と日英バイリンガルのテキストから成っている。住人たちはみな詩人やアーティストで、ひとくせもふたくせもあるアクの強い人物。それぞれの魔窟な部屋のなかにあるモノも実に雄弁だ。ところが写真そのものには、ありがちな「体当たりでさらしてくれた素顔。哀しみと喜びの衝突!」とは違う、もっと繊細で微妙な気遣いのような空気が感じられる。
撮影するなかで交わされた言葉、彼等ひとりひとりが語った物語をたどりつつ静かにページをめくっているうちに、日本で平穏な日常を生きる私とは似ても似つかぬ暮らしをしているはずの彼等が他人とは思えなくなってくる。もしかしたらこの人たちは私自身のもうひとつのありうる姿なのではないか、なんて。
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