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お部屋探しのプチ・トリック 「あれっ?」と後悔しない賃貸物件の選び方 みんなのレビュー
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紙の本
知っておいて損はないはず
2010/02/11 16:43
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の著者は不動産会社の代表取締役とのこと。そんな著者が、不動産業界の裏と表をほんの少し紹介してくれています。構成は一般人の経験話を基に問題点を抽出し、それに解説を加えていくというもので、以下の6章にまとめられています。
第1章 間取り
第2章 物件探し
第3章 物件案内
第4章 ペット可物件
第5章 敷金
第6章 手数料
いずれの章にも身に覚えのある話題が次々と展開されていきます。自身に照らしてみて、いろいろと考えさせられました。ただ、ショックを受けるだけではなく、一般人が知らない業界の常識が垣間見れて、今後の参考になることも多かったです。
ただし、不動産業界の負の面を強調することが本書の目的ではないようです。確かにやや“汚い”プチ・トリックもそれなりにあるらしく、その手口の一端を学ぶことも本書を紐解く醍醐味ですが、それが過剰になり過ぎることに注意喚起もしています。
例えば、物件の案内中に営業マンの携帯に連絡が入り、別の希望客の存在を演出することがあるそうです。その電話に焦って契約してしまうことを注意しているのですが、同時にいい物件についてはたまたまそのようなことが起こることもあるとも述べています。そして、一番重要なこととして、自分の価値観を持ち、その基準に従うことの重要性を説いています。
妥協できること、妥協できないことをしっかりと把握し、それを基に対応することが失敗を減らす近道なようです。ただ、時間に追われて、その姿勢を貫くことが困難なこともあるでしょう。様々な条件の中から妥当点を見出していく、それくらいに肩の力を抜いて臨むことが必要なのかもしれません。
また、敷金や手数料については、単に我々の知識不足から損をしてしまうことがあり得ると警告します。これもやはり自分の中には不動産についての確かな知識がないことからくる弊害なのでしょう。
賃貸や売買など、誰しも様々な形態で不動産と関わる機会があると思います。しかし、不動産についての知識は、一般人には圧倒的に欠けている気がします。そんな我々一般人には、きっと本書が最適な手引書となるはずです。
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