投稿元:
レビューを見る
言語学ってどういう学問なのか、さらっとした紹介だったけど、体系がなんとなくわかって面白かった。そして世界にはいろいろな言葉があるのだなあ、と。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
外国語を知りたい、日本語を深めたい―ことばに興味のあるすべての人に贈る、「にぎやかな言語学」への招待。
[ 目次 ]
第1章 言語学をはじめる前に―ことばについて思い込んでいること
第2章 言語学の考え方―言語学にとって言語とは何か?
第3章 言語学の聴き方―音について
第4章 言語学の捉え方―文法と意味について
第5章 言語学の分け方―世界の言語をどう分類するか?
第6章 言語学の使い方―言語学がわかると何の得になるか?
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
黒田龍之助 2004 はじめての言語学 講談社現代新書 分厚い言語学の教科書を見て、「いやだ」と思う前に手に取ってもらいたい。言語学の面白いところだけを選びだして、軽妙な文体で解説している。非常に読みやすい。(2010:黒崎先生推薦)
投稿元:
レビューを見る
外国語に関連する仕事しているわりに言語学を勉強したことがないので、とりあえず読んでみた。言語学ってどんなものかがさらっと分かりやすく書いてあって面白かった。コザ語が気になる…。言語学は難しいと思うけど、この本でかなり興味深く感じられると思う。
投稿元:
レビューを見る
本棚を整理したら、2004年新刊当時の旧カバーの本が出てきた。未読積読かとおもいきや、一新されたカバーに騙されてすでに読んだ本を買ってしまったらしい。とはいえ、このついでにもう一度ざっとでも再読しよう。(2021年2月)
投稿元:
レビューを見る
「外国語の水曜日」で著者の文章が気に入り読んでみました。
言語学というと外国語学習のイメージしかない私には全てが新鮮。
入門書として難しいことを書いていないので読みやすいです。
こういう取っ付きやすい紹介だと学問も身近に感じられて良いですね。
投稿元:
レビューを見る
大学時代を振り返って、唯一最大の後悔は、言語学をもっとしっかり学ばなかったこと。言語学の授業は取りたかったけど、同じくらいおもしろそうな授業が山のようにあって、正直な話、入学した時点で、4年でとりきれるのか不安だったりした。結局のところ4年使って、必要単位数の1割増くらいの単位をとって卒業したんだけど、もし言語学に本格的に足を踏み入れていたらどうなってたんだろう、と不思議な気分になる。
話がだいぶそれましたが、そんな大学時代のかすかな後悔を補填するために、格好の一冊でした。思えば本格的に言語学に取り組まなかったのは、高校の現代文でソシュールについての評論が載っており、そのわけのわからなさに辟易したのが大きな原因だった気もする。本書にも出てくる、シニフィアン・シニフィエ・パロール・ラングのあたり。あの小難しい解説文ではなく、こんな風に平易な、でも深みのある本にあの時出会っていたら、もしかしたら私の人生変わってたかもしれない。なんてね。
後半、どの言語も平等であるという主張には、ひたすら頷いた。どの言語がきれいとかきたないとか、論理的だとか非論理的だとか、そういう話題はしょっちゅう取り沙汰される(気がする)けれども、そういう論理展開は個人的に嫌だなと思っている。日本語の音がきたないと言われると釈然としないが、日本語の音は他の言語より美しいとか言われると違和感を覚える(まぁ、日本語に限らず)。そんな風に常々思っていたのを、肯定されたような気がして、深く納得。あと、スワヒリ語おもしろそう。抱合語は勉強したことないし、ちょっとかじってみようかな。
投稿元:
レビューを見る
『羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門』以来、贔屓の書き手。専門は「スラブ諸語における両数の研究」だそうだが、ロシア語、英語の教育者として名高い。そして、もうひとつの顔が言語エッセイスト。軽妙な筆致で日頃、我々の知り得ない言語及び、その周辺について語ってくれる。本作も同傾向の内容を期待したが、当然と言うかタイトル通り、言語学に関する入門書だった。言語学関係の本を何冊か手に取ったことのある読者ならほぼ全て既知の内容である。私は著者のファンなので楽しく読めた。言語学に興味のある方の最初の1冊としてお勧め。
別に入門などしなくてもいいんだけど、私は著者のスラヴ諸語エッセイが大好きです。^^ 2012年09月12日
投稿元:
レビューを見る
膠着語とか拍とか高さアクセントとか、言語学にそんなものがあると動画で知って興味を持ったので読みました。何冊か手に取り、この本が面白そうだと思ったら、前に本を買ったことのある著者の方でした。あらら。
文章は口語調で、説明が一度で理解できない時もありましたが、それでも無理なく面白く読めましたし、初心者にもかなりわかりやすかったです。入門書は、興味を持ったまま読み切れる、ということ自体も大事ですしね。
私が知りたかったこと自体はあまり書かれていなかったのですが、それでも面白かったです。本の紹介も多いので、次の本選びに助かります。
投稿元:
レビューを見る
やや文化相対主義が強いかなとは思ったけどそれ以外は特に引っかかるとこもなく
他の本も読んだことあるけど面白い文章を書く人だなあ
ただ、言語学自体には惹かれたりとかはなし へーそんな世界があるのだなあ、程度
あとは胡散臭い言説への免疫としての効果はありそう
投稿元:
レビューを見る
【現代文たん】言語学って何?というような人にオススメの一冊。非常に分かりやすい文体で、通読すれば言語学に関しては一通り基礎的な知識は得られるでしょう。現代文の「言語論」というテーマ出題に備えての一読も薦められる一冊。
投稿元:
レビューを見る
言語学全般を出来るだけ分かりやすく解説しようとした一冊です。言語学者なのに、言語学と悪戦苦闘している様が描かれており、コミカルな一面もあります。
一方、ソシュールとか、チョムスキーとか齧ったことがある人からすると肩すかしくらいます。
言語学ってなあに?って人の本ということです。
投稿元:
レビューを見る
僕の言語学の興味のトリガーになった本
分かりやすく、また読者が飽きないように適度に冗談や小話を挟んでくれてる万人に勧められる一冊
投稿元:
レビューを見る
言語学の入門の入門、といったところか。「言語学って何?」という質問から答えてくれる。そんなに難しいことは書いていないので、初心者にはいいが、これだけで院入試に立ち向かうには無理がある。3年生までに読んで欲しい本。
投稿元:
レビューを見る
ことばというのは誰もが使っているものだからか、トンデモ科学・なんちゃって理論がまかりとおってしまうことがままある(この本のなかでも、そんな例は山ほどあがっている。)
本書は、そんなひとりよがりの態度を排し、あくまでも謙虚に、真摯に、論理的に言語に向き合うための手引き。
入門の段階で必要なことが必要なだけ、わかりやすく、はじめての人にも興味をもてるように書かれているし、その先に進みたい人のための目配りも怠りない。
一点だけ物足りなかったのは、専門用語を避けているところ。わかりやすくというコンセプトは分かるが、逆に、あいまいに使われやすい専門用語の定義をきちんと示す、というのも必要なんじゃないかと思う。