オリーブオイルマジック おいしくて体にいい！いつものおかずが変わる みんなのレビュー

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投稿者：赤毛の餡　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　イタリアンにオリーブオイルを使うのは当たり前。でも、それ以外の料理にも応用ができるんだ。

　１　揚げ物のできばえに感激するはずです
　２　和食の幅が広がります！
　３　エクストラバージンオイルの香りと味わいは、そのままですばらしいソースです！
　４　ふだん使いにもっと活用！　オリーブオイルはおいしいうえに、健康的なオイルです。

　掲載されているレシピの数は「１」が９品、「２」が１４品、「３」が１３品、「４」が１６品、そのほかにレシピ外が９品だ。レシピ外ってなにかというと、例えば「おいしいと評判の豆腐に、オリーブオイルを回しかけ、塩と黒七味をひとふり、とびきり上等な前菜になります」−記述はこれだけ（黒七味がわからないから調べてみたら、俗に言う七味と少し配合が違い、色も黒っぽい。京都特産、あるいは商標かも）。これでは独立したレシピとして立つのは無理だ。でも裏表紙にアップででかでかと写真が載っているということは、河村さんのお気に入りの食べ方なのかな。
　豆腐もそうだけど、私が一番、読みたかったのは「２」の和食。和とイタリアンとのコラボレーションが興味津々だった。そして結果は…。結論から先に言うと、全体に味がマイルドに仕上がっている。それがプラスなのか、マイナスなのかは好みの問題だけど、「アスパラガスのきんぴら」は料理そのものが私にとって初見参だったので、おいしく食べられた。その点、「根菜のきんぴら」はサラダ油で食べなれているから、わざわざオリーブオイルを使うほどの差があるのかなあと感じた。断っておくけど、これは私の舌の問題だよ。

　オリーブオイルと一口にいっても、大別して「ピュアオイル」、「バージンオイル」、「エキストラバージン（オリーブ）オイル」の３種類がある。それぞれの特性も説明があり、当然、使い分けの仕方が載っている。これまでの私にとってのオリーブオイルは、正直な話、あまり縁がない調味料だった。使い方がわからないのが第一。それなら、無理して使わなくてもいいやという考えが第二。いわば、私はオリーブ使いの初心者だ。だから、「マジック」かどうかは判断できないけれど、入門書としてはかなりの高得点じゃあないかしら。