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久しぶりの心理学系である。
内容はタイトル通りであり、とても分かりやすく解説されている。
入門書として、読み物として良くできていると関心する。
内容は長いので、本書の中で最も良いと思った事挙げると、
1.細部をよく観察する事の重要さ
であると言える。
つまり、極めて細かい事に着目して分析する事で真実が見えてくる。
と言うことである。例として、刑事を挙げており、刑事が捜査をする時に
犯人が現場に証拠を残すと考えているだろうか?残さないだろう。
残さないようにしたとしても、残ってしまう些細な何かがある。それを
分析して、初めて手がかりを得られるだろう。精神分析も同じである。
という事だ。
恐らく、一般化出来る指摘だろうと思う。
ただ、細かく分析する事も大切だが、実を言うと、大局的なものの見方も
非常に重要であり、両方の視点を持って何事も観察すべきだと個人的には
思う。
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19世紀末ー20世紀はじめのオーストリアの精神科医フロイトが始めた精神分析。
本能・無意識・夢・自我・欲動など。
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▼フロイトと言えば、その精神分析(理論)で有名である。僕自身の興味に関して言うと、国際連盟の設立に際して交わされたフロイトとアインシュタインの往復書簡『ヒトはなぜ戦争をするのか』に出会って以来ということになる。
▼また、自身が臨床心理(士)にお世話になった経験からも、精神分析には興味があったのだが、人づきあいと自己開示の問題を考える時、フロイトの示した「転移」という心理現象を知ったことは、僕にとって得るものが大きかったと考えている(本書ではp.108,109他)。
▼確かに、フロイトの理論においては、何でもかんでも「本能=リビドー(性の欲望)」と見過ぎではないか、という批判もなされている(事実、愛弟子のユングもそのことが理由で袂を分かつこととなった)。しかし、「本能」ないし「無意識」という概念を築き上げた功績は大きい。
▼そして、彼の理論は、後の構造主義の走りであったり、文芸批評の道具立てとも成り得たり――本書は、気楽に手に取って、損のない教養本だと思われる。
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『精神分析学入門』を読んだ後に解説書として使用。図を見ながら理解していけるので、とてもわかりやすかった。
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タイトル通り、図による説明が大変わかり易く、フロイトの全体像を軽く掴むには大変有用な本だと感じました。文章の流れも良いので読みやすいです。
自分はフロイトについて学んでから時間が経ってしまったために復習という形で読ませて頂きましたが、彼についてまったく知識のない方でも軽く読めるのではないかと思います。
また他の心理学者についても触りだけですが描かれているので、次に読む本の指針になるかもしれません。
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フロイトの思想は様々なところで見聞するが、私は原著に触れたことがない。そこで、様々なレビューから判断し、見取り図的な入門書を求めて読んだのが、本書である。
読後感は、フロイト理論の独創性に期待大!という感じ。
大変に読みやすく、重要な概念が的確に説明されている。
特に人間の本能は壊れている、こころは本能の代理、という指摘は説得力があった。是非、次は原著にあたってみたい。
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夢とか抑圧されたものとか。
意識できていないところで自分は動いている?
ユングやアドラーも学びたい。
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図解雑学シリーズはやっぱりわかりやすいが、フロイトは考えをコロコロ変えすぎじゃないでしょうか。それでも心について考えることをやめなかったのは、本当にすごいとことだと思う。
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新潮文庫の精神分析入門を先に読んでしまったため、完全に順番を間違えたかなと思いましたが頭の中が整理できて良かったです。
なにかと性欲に結びつけすぎじゃないか?と思わなくもないですが、意外にも若干納得してしまう自分がいます。
本書をまず読みフロイトの著作に進んだ方がより理解が容易かと思います。
夢判断も読みます。