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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段読む時代小説は商家や市井の人々が繰り広げる人情噺だったので
大名屋敷のストーリーは新鮮でした。
逆に田舎の山々や長閑な農村の風景描写は目に浮かぶように美しく
色んな意味で最後まで楽しめました。
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最近のはまりもの。私の中で「時代物を読むようになったらオヤジ」が定義だったんだけど…勝目梓ですか。次は。宇江佐真理は人間ドラマとして秀逸だと思う。
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江戸時代に、藩同士の争いの巻き込まれ、誘拐された赤子が年月を経て再び家族の元に戻り、それからの話を描いた美しい小説。文章に美観を持たせることができる技術は見事の一言。
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解説の北上次郎氏も書いているが、この小説は美しい物語だ。時代物が好きで、切ない恋愛物語が好きな人には、是非読んでみることをお勧めします。登場人物がすごく良い。やはり特に主人公が魅力的だ。幼い頃にさらわれ、十五年経った後にひょっこりと帰還する…。逞しく、素直で誇り高く、そして優しい女性。その性格が、最終的に切ない物語にしてしまうのだが。江戸の下町を舞台にした人情物語が多い宇江佐真理にしては、異色の作品だ。面白い。
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ある意味シンデレラ系・・・?(激しく違います。)でもとってもよかった。山で育てられて狼女と呼ばれる遊は・・・って言う時点で、ガラスの仮面のジェーンを思い浮かべた私は最初の遊の設定ででてくる「お殿様の想い人」というのに、そのお殿様は大変やばい。と思いましたが、大丈夫!山の中でちゃんと人語を解せますお遊様!
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背景を想像しながら読んで欲しい一冊。
ミステリーから始まり、純愛に終わる。
とても綺麗な本です。
心が洗われます。
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愛すべき登場人物が沢山でてくるので、小説も後半にさしかかると「もうこの人々と会えなくなってしまう・・」とさびしくなるほど。中盤のクライマックスでは嗚咽。最後は静かにほろほろと泣いた。☆5つじゃ足りないくらい。
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峠の茶屋のお婆と、江戸からの旅の老武士が語る昔話。
そんなところからお話は始まるのですが
その昔話を自分も囲炉裏端で聞いている感じでした。
読み初めから読み終わりまで
いつも頭の片隅に桜の木。
冬がようやく終わり、段々と桜の蕾がふくらんでいき開花、
そして散っていく。
そんな映像がずーーーっとありました。
しみじみとするのだけど、爽やかないいお話でした。
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短編で群像劇が多い宇江佐真理さんにしては珍しい長編小説。
恋物語でもあり、家族愛の物語でもあり、武家の主従の信頼関係の話でもあり。
なんとも美しく、気持の良いお話です。
この人の書くキャラクターはなんで皆魅力的なんだろう。
本気で感動できます。
物語で出てきた「桜の枝の炭で焼いた魚」がホントにあるならぜひ食べてみたいです。
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あおいゆうちゃんがお勧めしていた小説。うつくしくせつなくて、しなやかに強くておだやかにあったかい。遊とその家族がとても好き。
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江戸時代の切ない恋愛小説。
時代小説にもかかわらず、大変読みやすく、現代に通じるようなラブストーリー。
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杏ちゃんが一番好きといっても過言ではないという
宇江佐 真理さんの作品
序盤から展開が一気に加速して
その勢い衰えることなく最後まで
一気に読み上げることが出来ます。
人生とはいったいなんだろう
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何度も何度も読み返して、その度に泣いてきた作品。
読むたびに泣くところが違うって事は、
年月とともに私が変わっていってるって事なんだろうね。
幸せになることって難しいね。
好きな人といることと、自分として在ることが重ならないからね。
本当に本当に大好きな一冊。
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宇江佐 真理の作品を好きになった切っ掛けの作品。
時代小説だからこそ、思いを馳せる事が出来た。
恋とはこういうものなのかな、こんな恋をしてみたい。
そう思うけれども、実際あったら淋しい。
私には、何度読んでも飽きない作品です。
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書店に勤めていた頃、積んでも積んでも、どんどん売れた本。
納得です。
生まれて初めて読んだ時代小説。
切なくて美しい物語です。
赤ん坊の頃にさらわれ、オオカミに育てられた少女が村に戻り、成長して女性になってゆく。
彼女の半生を見守るようなお話です。
切ない恋に、胸がじんとします。
とても感動しました。初めて読む時代小説としても、本当におすすめの一冊です。