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紙の本

語りかけてくるもの

2012/11/18 21:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

5億数千年前に起こった「カンブリア紀の大爆発」と呼ばれる、生物の爆発的な進化。

それをもたらしたものが「スノーボール・アース(全地球凍結仮説)」
これは、かつて地球が全面的に厚い氷に覆われていたとする説。

この説では、それまで地質学の世界で信じられていた「斉一説」(現在のような気候が、過去も続いていたと考える説)をひっくり返す事になり、地質学界は大騒ぎになる。

本書は「スノーボール・アース」を提唱したポール・ホフマンだけでなく、それ以前の先達が積み上げた理論も紹介し、ポール・ホフマンが如何にして自説にたどり着いたかを紹介している。
また、提唱後の激烈な論争についても描かれている。

小さな岩の標本から、この説を引き出した様子から、ふと思い出した事がある。

それは、明治の頃の物理学者、寺田寅彦。
知り合いの火山学者がフィールドワークをしている所へ陣中見舞いに行った後、
「この石ころ一つにも地球創世の謎が刻み込まれている。ただ、そこに書かれている”言葉”を読む術を知らないだけだ」
という旨の事を随筆に書いている。

寺田寅彦の弟子の中谷宇吉郎は、もっとキレイに
「雪は天からの手紙である」
とまとめている。

この言葉、雪を手紙にたとえたものだと思っていた。
が、本来の意味は、雪の結晶の形はそれが形成される上空の気温によって決まってくる。
だから、雪の結晶の形を調べれば、上空の気温が分かる。
その意味で、雪を”手紙”に例えたのだ。

この「スノーボール・アース」に賛成するにせよ、反対するにせよ、どんな科学者でも、その根拠としたものは「岩が語ること」であった。

別に科学の論文を発表するわけではないが、季節の変化を楽しむためにも、自然が語りかけてくる事に敏感でいたい。

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紙の本

その次の進化

2006/11/06 23:48

9人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紙魚太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代の進化論にとって、パラダイムシフトともいえる発見が少なくとも二つある。一つは恐竜絶滅に関与したと言われる隕石の衝突説であり、もう一つがこの本に述べられる地球凍結説である。どちらも異論はあるにせよ(異論があり得るというのは少なくとも健全な科学的思考であることの査証の一つとなる)、徐々にその様な事実(どれほどの規模であったかについて異論はあるが)が有ったことは受け入れられつつあると言っててよいだろう。いずれもダーウィンの自然淘汰説を超えるものではないにしろ、大きな視点の変更を迫った。それは生命進化は生命の持つ適者生存的な力だけでなく詰まるところ無機質(と思われてきた)な地球環境との密接なコラボレーションによって作り上げられたものであるということだ。最新の進化論に関して言えば、もう地球の惑星システムとの共進化の視点ははずせない(この点に関して言えば日本の研究はトップを走っている)。地球上で生まれた生命が地球という惑星全体のシステムに組み入れられることの自然さは考えるほどに納得せざるを得ない。隕石衝突説に関して言えば宇宙システムとのコラボレーションと呼んでも良いだろう。しかし、地球凍結にしろ、隕石衝突にせよ、なんと一般の想像力を超えた出来事であることか。現代の科学技術のすべてを持ってしても地球の大部分を凍結させることが即時に可能だろうか。しかもそれがちょっとしたバランスの崩れからくるものであろうとは。このような地球環境の激変(実際には長い時間が必要なのだが)が自然に起こることを考えると現在人類が地球に対して行っている勝手な振る舞いは何なのだろうと思う。もっともそれで人類が滅んでしまった後も、そのニッチを求めて新たな生物が進化を続けてゆくのであろうが。

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2006/03/19 09:44

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2007/01/26 14:23

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2011/04/17 18:12

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2012/05/14 00:35

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2011/11/14 20:58

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2013/02/20 00:22

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2012/05/01 01:22

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2012/10/08 22:10

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2012/12/02 10:27

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2013/10/25 11:14

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