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じめじめした闘病記とは全然違う、科学の本。今まで想像するしかなかったことがピタピタと書いてある。でも、あとがきの息子さんへの文章に泣いた。
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ハッ! と。
瞬きをして視界がクリアになったような読後感。
人間という生き物の不思議さを知る。
わたしは、わたしを。
大切に生きようと改めて想う。
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友達に一年前から薦められてたのですがなかなか読む機会がなかったのですがこないだ読みました。
私のような医療従事者にとってはすごく重要な情報が詰まっている大事な本で、大事な出会いの一冊になりました。
医療に関係ない人も脳の傷害によってこんなことがおきてしまうんだということを知れるいい本だと思います。
お暇があればぜひ !!
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脳を病んでも心も知能も壊れていない。私の脳は左脳と前頭葉の一部
が壊れている。だから遠近感がない、服がうまく着られない-。3度の
脳出血後の脳が見る世界を赤裸々に綴り、医者として分析。後遺症と
闘う医師の貴重な記録。
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脳を病んでも心も知能も壊れていない。私の脳は左脳と前頭葉の一部が壊れている。だから遠近感がない、服がうまく着られない-。3度の脳出血後の脳が見る世界を赤裸々に綴り、医者として分析。後遺症と闘う医師の貴重な記録。
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脳卒中を繰り返した女性医師の本。教科書だけじゃ絶対に分からない、高次能機能障害の人がどう感じているかについてかかれてます。失認ってそういう感じなんだね。これだけ自分を客観的に見れて、前向きなパワーがあるところを尊敬します!!すてきな方。
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モヤモヤ病、脳出血で高次脳機能障害となった医師の自己観察。
自己認知のできる機能障害者のつらさが分かると同時に、2年以上のスパンで回復と成長の可能性があることを知った。
08-23
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外科医・山田規畝子(やまだきくこ)女史が脳出血・脳梗塞によって発症した自らの高次脳機能障害、及びその症状について分かりやすく綴った書。
医療従事者のみならず、一般の方にも十分理解可能な内容です。高次脳機能障害の理解に。
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これは、面白く、衝撃的だった!!
思えば、大学時代から私は脳に興味を持っていて、特養の実習や友人の死を通して、ますます関心が高くなったように思う。
説明がないので、少し。
3度の脳卒中を乗り換え、高次脳機能障害を克服して社会復帰する女性医師の体験記。
脳の障害で起こる不思議な世界を知ることができます。
本や映画っていうのは、自分の人生以外の体験を擬似体験できることにひとつの価値があると私は思う。
障害を持つ、それも脳の障害というわかりにくい障害を理解するためには、ぜひともこの本を読むべき。
そして、強靭な努力をし続ける筆者を心底尊敬した。
人体の神秘にも感動。
息子の愛にも号泣。
久々の☆5つの本に出会いました。
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三度の脳卒中から、高次脳機能障害になった著者。医者であった彼女が、患者となり、見つめた高次脳機能障害の奇妙な世界。
テレビで何度も取り上げられているし、最近ではドラマにもなったので、全く知りませんという方の方が少ないだろう。でもって、私は旦那が倒れてしばらくして、買って読んでいたのだが、なぜか読書記録をつけていなかった。この記録は、自分が何を読んでいるかというのを書き付けておくのが一番の目的なので(家が狭くて本を並べて収納することができないから、同じ本を買う可能性をへらすため)読んだけど、書いてないっていうのは自分の中でのルール違反。一体、なんで書かなかったんだろう??
と、思いつつぱらぱらめくってみて思い出した。言語聴覚士の先生に貸していたのだ。読んですぐは、なんかあまりにも身につまされて、書くに書けなくて、そのうち言語聴覚士の先生に貸してしまって、そのまま放置になっていた。
おおお、思い出すもんだな。
と、話がそれたが。
これはものすごい本なのだ。いかに努力することで、人間の知は甦るか、それの証明なのだ。この山田氏の不屈の力には、本当に頭が下がる。そして、医者であるが故の、冷静な視点。ただ歎いているだけの闘病記などが多いなか、これだけ自分の状態を客観的に語れるというのは、すごい。
だから、これはむしろ学術書なのだと思う。
実際、旦那のリハビリに関して、一番参考になったのがこれだった。
それにしても、脳卒中は最初の病院であとのことに大きな差がでるものだと、つくづく思う。実際、脳卒中になって、専門病院に入った人と、そうでない病院にはいった人では、後遺症の残り方が全然違うという統計が出ているそうだ。
山田氏が高次脳機能障害になった1998年はまだまだ認知度が低かったのだろうが、それでも術後2日後に身体を起こしてそのまま見ていなかったり、高次脳機能障害について、全く無知であったりするものだろうか。
旦那は、身体を起こすまでに2週間ぐらいかかった。そして、起こした状態で誰も見ていないということは絶対になかった。
なんか、山田氏は病院に恵まれてなかったのかなぁと思うのである。
ともあれ、これを読んでいたお陰で、リハビリ専門病院にはいってすぐに行ったテストも「これは視野狭窄がおこってないかのテストなんだな」とか「形の認知のテストなんだな」とやってることの理解がよくできた。もっとも、先生からはそういう説明はなかったけど。つか、なんで説明しないのかな、と今でも思う。
リハビリって結構子供の遊びみたいなことをやらされる。それはそれでちゃんと意味があるのだけど、その意味のところの説明がないから、嫌な気分になることが多いんじゃないだろうか。
と、本の話とどんどんずれていくが…ww
ああ、2作目「それでも脳は学習する」で文章がひどいなと思ったんだが、きっとこっちに他の手がはいってたんだろう。旦那も訓練で日記を書いてたとき、先生の手がはいっていた始めの方が文がきちんとしている。旦那が100%書き出すと、なんじゃらほい?って感じになったもんね。
でも、失語症があってこれだけの量がかけるのは、本当にすごいっす。
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高次脳機能障害という、傍目からは一見、障害など持っていない人のように見えてしまう障害について、過去に脳外科医であり、この障害を持つ著者がわかりやすく説明してあるために、すぐに読めてしまう秀逸の作品です。自分や身近な人が、いつ脳に障害を持つようになるか判りません。その時のためにも一読しておくと良いかも知れません。
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http://www.fuhc.fukuyama-u.ac.jp/human/psychology/html/ninchi.htm
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みなさんは高次脳機能障害をご存知だろうか?
この本は整形外科医自身が34歳から3度の脳出血を起こし、麻痺や高次脳機能障害を呈すが、それでもなお前向きに生き、後遺症と闘い、少しずつでも回復(成長)している記録である。医療者目線から語る高次脳機能障害の内面の世界。これがとても魅力的!!
高次脳機能障害の方を理解するのにも参考になるし、リハビリとはと、また考えさせてくれる一冊でもあります!!
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脳出血で高次脳機能障害という目に見えない障害を患った作者が実体験を元に書いたお話です。高次脳機能障害とはなんぞや?と思いましたが、作者の言葉で一番分かりやすかったのは「自分が誰だかか分かっている痴呆症」という表現でした。今までできていた日常生活ができなくなることへの戸惑いや苛立ち、悲しみなど様々な感情が渦巻いています。ただ作者は悲観的ではありません。この障害をもったお陰で周りの家族や友達の思いやりやありがたさを再確認したと言っています。パワフルな作者です。障害と上手に付き合っていこうという考えはとても前向きで、なおかつ常に努力を怠らない姿勢は私も見習わなければと思いました。
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モヤモヤ病のため、二度の脳虚血と三度の脳出血に倒れながらも、自身の障害と向き合っている女性のたくましい闘病記録である。
高次脳機能障害、という原因が目に見えない障害について障害者自身の目から見えている世界や感じ方、気持ちを書きとめたものであり、
自分がこれまでに出会った患者さんやこれから出会うかもしれない患者さんの内面で起こっている出来事を理解するヒントをたくさんもらえる。
また、私がこの本から得たのは、障害についての理解だけではない。山田さんという1人の女性の生き方から、障害の有無にかかわらず、1人の人間としての自分の在り方、生き方についての希望と決意を新たに抱くきっかけになった。
本書の中で「リハビリは想像力」だと述べられている。
病気や障害の一般論ばかりを知って分かった気になるのではなく、
目の前の1人の患者さんを知っていくという姿勢を大切にしたいと思った。