紙の本
原則は人間、人間中心のマネジメント
2005/10/10 12:32
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
他人に対してだけなく、自分に対しても、約束を守ることから、始めよう。信頼とやればできるという自信を得る。いきなり途中をとばして高望みをしない。まず自分を変えよう。というような、ごくまっとうな事柄から述べられている。仁義礼知信という言葉を連想した。米国の経営コンサルタントによるビジネス書において、ビジネスのスキルやテクニックについて解説するよりも、人格の淘汰を説いているとは、意外であった。
自分や自分の考えを理解してもらおうとする前に、相手の感情を含めて、相手のことを理解する。マネジメントの問題の背景に有る全ての要因は、社員の価値観、動機、認識の中に眠っている。他責を追求するより、自責の問題から解決していくという、日本式TQCの考え方が、取り入れられているようだ。
仕事をするのは人間である。原則は人間である。人間中心のマネジメントが説かれている。トータルクオリティ、継続的改善、PDCA、日本ではお馴染みの言葉も出てくる。1980年代の日本経済の絶頂と米国経済の不調から、日本のビジネスの方法を学ぶことが、米国で行われた。その咀嚼の結果の一つが、この本であるのかもしれない。
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第1部 個人と人間関係の効果性(読了)
第2部 マネジメントと組織の成長()
理解してから、理解される。
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「7つの習慣」シリーズの3冊目。原理原則がリーダーシップに必要であり、それなくして変化に対応できる組織は構築できないと説いている。例えば、品質管理一つとってみても、管理手法ではなく人にフォーカスし、人がインサイドアウトのアプローチで変わるところから、組織内へ変化が伝わっていく。つまり個人の変化が大切だと言うこと。
「7つの習慣」に流れる原則に従った人への考察は、あらゆることに応用がきくと思われる。一読に値する本だ。
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「7つの習慣」で有名なS.コヴィーによるリーダーシップ論。「7つの習慣」と同様に、まず自分自身の心身を整え、主体的に物事に当たることができるようになってから、他者との人間関係に向かうことが基本であるとする。他者との関係も相手が一個の人格であることを尊重し、WIN-WINである関係を築くことを大原則とする。
コヴィー氏の指摘することは、スマイルズの「自助論」などにも通じるものがあるように思うが、人間として良心に偽りなく生きようとする姿勢から全てが始まる、ということだと理解している。これは言葉で見聞きするほど簡単なことではないが、混沌とする時代にあっても、生きていく上での覚悟としてシンプルかつ重要な原則だと思う。
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トリガーワード:原則中心、7つの習慣、真の成功、エンパワーメント、マネジメント・リーダーシップ、トータル・クオリティ、
様々な状況や問題を抱える中で、「原則を意識する」ことの大事さと、その「原則」を提案してくれている本。もちろん『7つの習慣』が原則であるのだが、それをどのように応用すれば良いかの指針となる本だと思った。
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「7つの習慣」のS.コヴィーによるリーダーシップ論。7つの習慣を読んでいなくても、問題ない。7つの習慣を原則におき、個人と人間関係の効果性、マネジメントと組織の成長について見ていく。
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んー非常に残念。
本書からリーダーシップの術は得られない。リーダーシップを原則中心に捉えると言わんとするところは分かる。
しかし原則中心の考えは「7つの習慣」を読めば理解できること。
本書の内容もそれがベースとなっているため、言っていることは重複している。ネタ切れとも思わせるような内容だ。
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2007-07-21
こんなん読みました.
といっても,前から何度か紹介しているコヴィーの「7つの習慣」系なんですが.
7つの習慣 は過去にも紹介したとおり,
達成(成功)しようとするならば,自分を高めることと,人に奉仕することで繋がりも大切にすることの両方が必要で,
前者は後者に先行する.
また,その為にはきちっと「習慣」を作って日々しっかり生なけりゃいけないという,禅の教えのような自己啓発書なんですが,
元の本は7つの習慣を体系的に説明していくかんじでよくまとまっていたのですが,
本書はそれを殆どコラム形式で30章くらいにわけてトピックごとに書いていっています.
ネタも殆どかぶってるし,
あまり新しさは無かった.
「7つの習慣」をバイブル化して何度も読み返した方がベターかな?
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「プロセスではなく、原理原則を管理せよ」とは、IBM再生の立役者ガスナーの言葉です。では、原理原則となんでしょうか。それを知りたい人はこの本を熟読あれ。リーダーとして活躍したい人にお勧めします。