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紙の本
アフリカの野生動物を食・住のつながりという新鮮な視点でとらえ、豊富な写真で解説しています。
2004/05/21 11:22
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投稿者:ドードー - この投稿者のレビュー一覧を見る
アフリカの野生動物というと、私などはつい肉食の哺乳類かゾウを思い浮かべてしまう。
シマウマやキリンも、そういえば草食だったなと思うくらいで、ほかに「シカ」みたいなのがいたけれどあれはなんというのだったか、と言うくらいの情けなさである。
それが、この本の1巻では、まずアフリカの植物から解説があって、植物食の哺乳動物としてレイヨウ類、バッファロー、トムソンガゼル、クロサイとシロサイ、シマウマ、キリン、ゲレヌク、ディクディクについての説明がある。レイヨウ類は、解説があってもなかなか見分けにくいが、写真が沢山のせてあるので理解しやすい。こんなに写真が詳しく載っているというのは素晴らしい。丹念に撮影したものだと感心してしまう。
次に動物食の動物についての説明がある。ヒョウについての説明も面白い。ヒョウが木に獲物を持って登る姿の写真は見事だと思う。ライオンやチーターのことを説明して、最後の章は、ゾウについての解説で、ゾウの敵・人間の存在が出てくる。
この本は、写真も豊富で、これまであまり詳しく観察されなかったところまでよく見てまとめてあるので、とてもわかりやすく面白い。
2巻は共生ということをテーマに、時間や場所の住みわけや共有で、共生している様子を観察、撮影してあるので、これも興味深い。カバのフン合戦の写真もなかなかの見ものだ。共有と共生を様々な面から見ようと切り口を工夫しているのだが、動物が相手だけに大変なことだろう。
都市やゴミ、畑の問題も扱って、人間もその共有と共生の中に自然に組みこまれている様子が紹介されている。
久しぶりに面白い動物写真集を見た。何度も何度も見たくなる面白さだ。
(ドードー/図書館の学校・児童書選書委員会)
※1・2巻共通の書評です
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