投稿元:
レビューを見る
どんな治療を受けてきたのか、ほかのこういった本は、読んだことないので比べられないが そのときの彼の状態などくわしく載っていた。
投稿元:
レビューを見る
これは少年Aの本の中で一番好き。少年Aの全てが書いてあるといってもいいくらい。少年院での出来事も書いてあるし。事件前から事件後まで幅広く書いてある。
投稿元:
レビューを見る
『少年A矯正2500日全記録』草薙厚子著(文藝春秋)を読む。
少年犯罪は後を絶たない。そして悪質化している。ネット社会がこれだけ急激に発達し、子供は大人の手の届かない場所に行こうとしている。
まだ心の柔らかいこども達。彼らの心の中に今のこの社会は何を植え付けているのかな?すべてがなんだか早すぎる世の中。
このままじゃ、いけないよね。。。
投稿元:
レビューを見る
少年が更正(本当か?)していく姿を彼の生活を追って描写している。僕が彼の吐く言葉に透明感を最後まで感じることができなかったのは、文字でしか情報が伝わっていないからであろう。
投稿元:
レビューを見る
事件があったときから少し気になっていて、読んでみた。
初めて買った事件の本。すごく詳しく書いてある。
投稿元:
レビューを見る
「少年A」の状態や矯正プログラムに関わった人たちの思いが客観的に伝わってきて読みやすかった。こういう積み重ねがこれからも大事なんだなぁ,と思った。
投稿元:
レビューを見る
少年A(酒鬼薔薇事件)と呼ばれた人物の『矯正』が載ってます。
かなり詳しく書かれています。
矯正というか、更正というか…出来ているんでしょうかね?
加害者に対してどうするつもりなのか。
その後もリアルタイムで追って欲しい事件です。
投稿元:
レビューを見る
少年院での矯正の記録がリアルに描かれた一冊。
性的サディズムであった少年の異常と言われた性癖で
起こった残虐な事件。
このような事件を二度と繰り返してはいけないと大人たちが立ち上がり真正面から少年と向き合った記録に私は感動しました。
被害者側の著書も読みましたが、この事件は一言では片付けられない人間の複雑な心理が絡み合っているように感じられました。
投稿元:
レビューを見る
好奇心が満たされるという点では面白いんです。Aのご両親の手記を読んだときもそうだった。だけど、この本を読んで何がよかったのかと訊かれると、答えに窮してしまう。それは多分、被害者や被害者のご遺族のお気持ちを考えると、「これでは届かない」とどうしても感じてしまうからだろう。書かれていることは事実でしょう。Aが「矯正」され、目に見える変化があるのは事実でしょう。私は、本当に矯正されたのかだとか、仮退院は大丈夫なのかだとか、そういう心配はしてないんです。ただ、被害者やご遺族のことを考えると、Aの現状との乖離というか、あまりにも世界が違う気がしてしまって。つまり、Aの目覚しい(?)変化に対して、ご遺族のお気持ちは事件からずっとずっと変わっていないということを考えると、このような本を読んだときどうしてもすっきりしないんです。また、Aのご家族のことも。
想像を絶するので、軽率なことは言えない。だけど、Aのように動ける者は動ける分、苦しいと同時に救われる部分もあると思うんです。努力の余地があるって、未来があるってことだから。一方、時間が過ぎるのを待っているだけだったり、動き方がわからなくてどうにも留まるしかない者、その、自分は動けないのに流れ続ける時間のなかに身をおく苦しみっていうのは、それはそれは、自らと社会を引き破られるような痛み、人生をうらんでも仕方のないような苦しみではないのだろうかと思います。個人的な意見だけれども。
投稿元:
レビューを見る
こういってはなんだが、さして、面白くなかった。
だが、これをきっかけに、作者が少年事件にのめっていくのは、よく理解できる。書き足りない書けない、物足りないもどかしい感がそこかしこにあふれていると思う。
だが、リベンジともいうべき、「パパ殺しちゃった」はもっと、別の書き方があったと思うし、なんでもかんでもカミングアウトすることが、真実に近づくことでもあるまいに。
とはいえ、参考書として、すぐれているのは否定しようがなく、当事者にとって、永山則夫事件同様、少年Aからスタートするしかないっしょ、といった感じ。
投稿元:
レビューを見る
母親の手記とは印象が異なる内容。こちらの方が興味深かった。
概ね、内容には満足。最後の一章とあとがきは蛇足かとも感じたが、それ以外は作者の感覚や、整理のついてない感情が抑圧されていて、ノンフィクションとして読みやすい。
投稿元:
レビューを見る
日本中を震撼させた、神戸連続児童殺傷事件(1997年)。 事件についてはWikipediaを参照。 事件当時14歳だった犯人の少年Aは、医療少年院に送致され、社会復帰に向けての治療、教育を受けることになりました。性的サディズムは克服できるのか。社会復帰は可能なのか。 事件を起こすに至った精神状態がどのように形成されたのかを検証し、それを克服するためのプログラムが組まれます。 少しづつ成長してゆく少年の精神を追ったドキュメント。 少年院で何が行われているのかを知るのにも役立ちました。 (本の感想と、この事件の処理に対する私の感想は別です。念のため)
投稿元:
レビューを見る
神戸児童連続殺傷事件から七年、少年Aがついに仮退院した。医療少年院で行われた極秘の贖罪教育・矯正教育を初めて明かす衝撃のリポート!東京少年院の単独室に取り付けられたカメラで、Aの生活は二十四時間監視されていた。壁にぐったり寄りかかっている丸坊主のAは、まるで萎びた野菜のようだった。少年に生きるエネルギーを取り戻させるには、赤ん坊から育て直すプロセスが必要だ。「赤ん坊包み込み作戦」がスタートした―。
投稿元:
レビューを見る
少年Aといえばこの人、というようにすっかり有名になった彼。少年院での記録を淡々を書いたもの。こういうのって表によく出てきたなって感じ。ほんとに取材に応じて話す人がいるんだろうか。超極秘事項じゃないのか。被害者側にしてみれば到底許せないだろうけど、やはり即死刑というのには賛成できない。性的サディズムが治るのか。今彼はどうしているのか。どこかで跡を追ってる人はいるんだろうな。とは思う。恐ろしい。そっちの方が気持ち悪いけどな。犯罪を犯した人が叩かれるのはともかく、その家族や周囲の人まで責められる必要はないと思う。鬼の首をとったように弱いものいじめのように群がって叩くマスコミ&一部一般人にはへどが出る。
投稿元:
レビューを見る
神戸児童連続殺傷事件の少年Aの矯正教育のルポ。
事件については最早何も言うまい。
被害に遭われた方々、ご遺族の無念や苦しさは、私などに想像できる範囲を超えているであろうし、また少年の受け入れにあたって奮闘された矯正施設の職員のみなさんや弁護士、精神科医、その他かかわってこられたスタッフのみなさんのご苦労も、前例のない事案だっただけに並大抵ではなかったはず。
この少年Aが矯正教育のすべてを終了し、しっかり更生できたとして現在社会に送り出されているならば、その中で日々真摯に贖罪の人生を生きていることを願うばかりだ。
ルポとして読んだときに気になったことを二つ。
被害を受け、重傷を負いながらも命は取り留めた少女の実名が掲載されているというのははたしてどうなのだろうか。新聞や週刊誌と違い、一書籍の中だからそこまで配慮する必要はないという判断なのか。かなり違和感を覚える。
いろいろな事情もあってあまり深く突っ込んで書けなかったのか、取材の上でも明かされずに知ることができなかったからなのか、かなり長い期間の訓練や少年の成長ぶりなどが数行でひとくくりにされる部分が少し見受けられた。いくつかの印象的なエピソードの記述はあるが、少しずつ進んでいく状況、少年の段階的な変化のようなものを期待して読んだので、そのあたりは不満が残る。
読みながら、殺人事件被害者の兄が加害者との交流を書いた『弟を殺した彼と、僕。』を思い出した。
人を罰するということは、罪を償うということは、どういうことなのだろうか。
正解は見えてこない。