ぞっこん♡沖縄 女の子ひとり旅読本 みんなのレビュー

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投稿者：蜜香　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　執筆者の、しかくらかおるさんは、旅行ガイドブックのライター。一年のほぼ12分の1は沖縄で過ごしているという。本書は執筆者とチマヌねっとわーく（足しげく沖縄に通うライター人など）らの、沖縄旅体験記録、観察記録にもなっている。
　「沖縄言葉をしゃべるためのミニ講座」（Ｐ68〜Ｐ69）で簡単な挨拶、日常会話、悪口言葉などが載せてある。この本の所々に沖縄言葉（ウチナーグチ）が出てくるたびに、解説などがあるので　＜　なるほど　＞　と理解しながら、読み進めることができた。
　ただ、Ｐ94の文末に「あきさみよ〜」とあったが、意味がわからないうえに、解説なしであった。なにげなく使われている言葉は、解説していない気が…。「あきさみよ〜」の意味が、知りたくて調べたら、「あいっ」っていう感嘆詞の「あいっ」に近い表現だが、もっとどぎつい。もうどうしようもない状態をいう。ということがわかった。オチをウチナーグチで言わないでほしいが、おかげで勉強にはなった！　あっ…それが、狙い？　
　沖縄の本は、海・ダイビング・観光・マリンスポーツなどなどのマップ本が多い。もっと掘り下げた視点で、底が見てみたい人には、観光本のようなマップ本は少々物足りないだろう。本書は沖縄の隅々を簡潔に7章に分類し整理し、わかりやすく紹介されていて満足。