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紙の本
復活
2004/05/06 11:51
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投稿者:渦巻 - この投稿者のレビュー一覧を見る
記憶を消されて発生した孤独感、また、自らの選択が招いた「結果」の重さに恐怖したライコ=《女教皇》は、自らを否定し続け殻に閉じこもっていた。だが、ようやく顔を上げるときがやってきた。
信じるべきものはすぐそばにあったのだ。
わかっていながら何度も同じような過ちを繰り返してしまう自己嫌悪に陥りながらも、結局のところ自分で決めたことしか納得できない、と思う。
どんなに迷っていても辛い結果が待っていても、決断しなくちゃいけない場面が必ずある。
登場人物が過去の自分を見たときの歯がゆい思いがシンクロする。まさしく自分自身を見てるかのような容赦の無さ。
この物語を読むときそれらを常に感じる。
見たくないけど、見なくちゃ進めない。
長かったこの物語も7月に刊行される新刊でとうとう終わりである。
はたしてライコと《魔法使い》が「幸せ」になれるのか、どこかにそのきっかけが無いか、私は何度も何度も読み返す。
この物語はループしているのだから。
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