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松尾スズキの中では珍しく静かでウェルメイドな作風だが、個人的には彼の作品の中でも上位にランクインするほど好き。「お前が生きているのは無駄じゃない」と諭すセリフも、それが皮肉にもひっくり返ってしまう展開も、まやかしのハッピーエンドで主人公が希望を持つラストも、悲しみで泣けない女が泣きたいと思う叙情も、すべてがちょうどよくいい話。
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舞台の脚本形式の小説。読みながらに客席から舞台進行を見る演出家的な目線で、頁を送る自分。いかにも舞台作品って感じで、TVドラマには難しい内容。放送禁止用語が言葉として出くわし、アングラチックな作品。舞台作品として、生で見て生きる作品なんだと思う。登場人物が多く、文章でキャラを押えながら読むには………、集中力を要す。
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『「生きててもしょうがないかな」って思ってる人に見て欲しい』そう松尾氏は言ってました。波に触れたあなたは世界に関わった。どこかの誰かが触れる海はあなたが関わった世界だ。マカレナの殺傷能力は高い。戯曲本です。
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購入して久しぶりに再読。
松尾スズキの戯曲のなかでは一番好き。
王道だけれど、因果による悲劇に弱い。
ベタベタだけど、クライマックスのシーンは興奮する。
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2022年の大人計画舞台を見たのでそのあとで本を購入。見た時ともちろん少しだけ違うところはあるけど死ぬのは馬鹿、な大切な言葉をまたかみしめたいと思った。過去の舞台も観れる機会あればなー!