紙の本
ロボット、その特別な存在
2017/07/27 12:30
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚い本。フィクションのロボットと科学技術が互いに影響しあいながら発展してきた歴史を紹介している。ロボットに関する古今東西の短編小説が多数掲載されている。
工学部卒で、実際に現物と接する機会に多く恵まれた人間としては、フィクションの世界からロボットの変遷を知るのは逆に新鮮だった。ロボットに対する恐怖を描く作品には技術への無知を、ロボットが人間以上に人に気に入られる作品には人の傲慢さを、ロボットの知性を人間のように評価する作品には滑稽さを感じる。システム、科学技術、ロボットと現実生活のこれからを想像する下地を得たように思う。
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この本で生まれてはじめて「鉄腕アトム」の漫画を読んだ。深い凄い。ビックリした。手塚治虫先生が神様なんだって分かった。
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告白しますと私はロボットとかアンドロイドという単語にものすごく萌えます(笑)好きなんです、ロボットとかが。古今東西のロボットのお話やロボット豆知識など読み応え十分☆これは新宿のルミネの本屋がまだABCだった頃に買った本。そして未だに読み終わってない本(笑)だって厚いんだもん。字が細かいんだもん。おまけに三色ボールペン握り締めて線引きながら、付箋貼り付けながら読んでるから・・・。いつ読み終わるんだろう?な1冊。
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世界中のロボットに関する短編を一同に集めた本。
こんな厚い本を久しぶりに手に取りました。
古くてはじめて触れるような言葉がちりばめられた古い小説から、アイザック・アシモフの有名な短編まで、よくこれだけ集めたなと思う価値ある1冊。
扱う言葉も違えばロボットとひとくくりに出来ない多彩な“人造人間”たちが次々に登場します。
しかし冒頭の章は、普通の読者にはまったく理解不能で意味不明な専門用語の羅列。これを掲載した意図がまったく分からない。
理解できる人はいいけれど。
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ビアス『自動チェス人形』、海野十三『人造人間殺害事件』、アシモフ『うそつき』、オールディス『世界も涙』、P・K・ディック『にせもの』、手塚治虫『鉄腕アトム サンゴ礁の冒険』、星新一『ボッコちゃん』、田辺聖子『愛のロボット』、大原まり子『告別のあいさつ』、スターリング『ボヘミアの岸辺』、イーガン『誘拐』、藤崎真悟『コスモノートリス』ほか傑作26編!
さらに瀬名秀明の書き下ろし500枚と、第一線研究者による解説記事、総計784ページの、究極最大のロボット・アンソロジー!
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アトムの世紀をつくったこの物語たち
神話からチャペック『R・U・R』へ
自動チェス人形(アンブローズ・ビアス)
人造人間殺害事件(海野十三)
孤独な機械(ジョン・ベイノン・ハリス)
愛しのヘレン(レスター・デル・リイ)
アシモフのロボットSFと第二次世界大戦
うそつき(アイザック・アシモフ)
美女ありき(C・L・ムーア)
原子力の未来と鉄腕アトムの誕生
ドン・キホーテと風車(ポール・アンダースン)
にせもの(フィリップ・K・ディック)
胸の中の短絡(イドリス・シーブライト)
鉄腕アトムサンゴ礁の冒険(手塚治虫)
世界も涙 (ブライアン・W・オールディス)
ボッコちゃん(星新一)
輝かしい宇宙時代
レオノーラ(平井和正)
オートマチックの虎(キット・リード)
フロストとベータ(ロジャー・ゼラズニイ)
孤島ひとりぼっち(矢野徹)
WABOT登場
素顔のユリーマ(R・A・ラファティ)
愛のロボット(田辺聖子)
最後の接触(堀晃)
ロボット元年来たる
ロデリックより抜粋(ジョン・スラデック)
告別のあいさつ(大原まり子)
二足歩行ロボットの衝撃
ボヘミアの岸辺(ブルース・スターリング)
高校教師(渡辺浩弐)
恋人(渡辺浩弐)
共犯者(渡辺浩弐)
誘拐(グレッグ・イーガン)
アトムの誕生日、そして“未来のかけら”
KAIGOの夜(菅浩江)
コスモノートリス(藤崎慎吾)