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名探偵であるところの木更津を「名探偵」たらしめているのは、その推理力ではなく「常に高みを目指し、己を制御する強い心」である、と信じる香月の考えは名探偵物のひとつの面白い見方。
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香月の香月による香月のための木更津萌え小説(引用)。おんなじことを感じましたよ。「翼ある闇」を読んだ人間なら分かるあの関係。それを最大限使い切ったって感じ。木更津をあの手この手でサポートし、そして木更津のかっこよさに惚れ惚れする…文字にすると凄いな。もちろん本格として高水準なのは言うまでもない。変なこと考えなきゃ凄い本格作家になれるんじゃないか?しかし変なこと考えるのが一番の魅力って感じになってる感じもするけど。
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京都を舞台に活躍する探偵木更津悠也の短編集。
探偵は依頼なくして事件に首を突っ込んではいけない…。確かに(笑)
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「白幽霊」という共通項でもって進められる連作短編集。普通だと変人な探偵が居て、その助手は割合フツーの人ってパターンが多いですが、この小説の場合寧ろ逆。助手の方がかなりの曲者!なかなか真相に気付かない探偵・木更津にさり気な〜くヒントを与えてみたり、犯人をそそのかして更に人殺しをさせてみたりと、頭がいいのにそれを悪行に使うという…。流石かのメルカトル鮎の弟君であります。いや、こいつの方がワルモノか。手におえない。実は1年がかりで読破。(20050625)
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四つの短編集。この話の中で興味を引くのがいわゆるホームズとワトソンの関係。ズバリ、ワトソンの方がホームズよりも早く真相を突き止めてしまう。そして推理に行き詰まるホームズに手を貸す。これは一見ホームズを馬鹿にした行動のように思えるが、このワトソンにそんな気持ちは一切ない。このワトソンは理想のホームズ像を彼に投影し、さらには尊敬しているのだ。そんなホームズが推理に行き詰まるなんてありえない、そんな気持ちからなのだ。彼に言わせれば、名探偵には頭が切れることより生まれ持つその資質が大切、なようだ。ま、詰まる所をいえば変なコンビだ。今鏡家の事件の後という事は、メルカトル鮎は?
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面白かった!ちょっと無理矢理だなあと思うところもあったのですが、バランスのいい短編で普通に楽しめました。
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今鏡さんになってからのお話だとは思わなかった(てっきり過去の話かと)推理物の体裁は取ってますが、微妙にアレな読後感が実にこの作者らしい気がする。
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短編集ですが、翼ある闇を読んでからをオススメします。
闇を読んだ上でタイトルと折り返しでの香月の言葉で爆笑できる人は友達になってください。
探偵とワトソンのキャラ以外はわりとふつう(正統派?)の短編です。
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どうやら『翼ある闇』とリンクしている模様。私はまだ『翼ある闇』を読んでいません。語り手が名探偵大好きなんだなぁ、ということはよくわかります。
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麻耶雄嵩のミステリです。彼のにしては毒加減が少な目で、普通の人でも読みやすいカンジではあります。(だからと言って救いがある訳ではないです)
4作の中編が入った連作です。なので、連続殺人鬼とか大掛かりな仕掛けモノではないですが、ダマサキ様の超推理に比べたらマトモな推理モノの部類に入ると思います。(ちなみに個人的ロジック度=有栖川>綾辻>島田>麻耶>京極≧ダマサキ>>>>>(太田)>>>>>>>>>>JDC。大爆笑)
つかタイトルが思いっきり直球…のように見せかけて、ココが一番のクセモノっつかストーリーのメインテーマになっています。まぁ最初っから分かるのでネタバレとかは関係ないです(笑)
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「翼ある闇」を読んだあとに読むことをオススメします。
というか順番間違えると面白さ半減です。
個人的には短編で読みやすいしとても好きです。
というか木更津&香月くんファンにはタマラン一冊!
萌えます。
すっげ萌えます。
あえて普通と違う腐女子的目線の感想を書くとですね・・・
名探偵木更津とワトソン役の香月のなんともいえない関係性が萌えなんです!。
推理物は難しくてちょっと・・・という腐女子の皆さんでもこの二人のやりとりだけで面白いと思えると思いますよ。
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メルカトルも好きですが、香月さん大好き。香月さんが一番好きです。腹黒いワトソン!
ミステリとしてはええー?と思うところが結構ありますが(幽霊肯定とか)香月と木更津をみているとやはり面白いです。
翼ある闇読後の方が楽しめます。というか、木更津、突然山籠りするような訳わかんない爆笑キャラはいずこへ。でもやっぱり、香月に翻弄されるあたりヘタレです。
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一連のシリーズを読んだ最後にこれを読むとなんだかしみじみと(?)したおもしろさが上乗せに…ものすごく好きな一冊です。
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木更津悠也と助手(?)の香月実朝が事件を解決していく短編4作。
「白幽霊」つながりで連作になっています。
名探偵が頭を働かせて事件を解くとおもいきや、助手にうまいこと誘導されているんです。
操っているかのような関係性が、普通にはなくて面白いです。
香月は賢いから自分で事件を解けばいいのにと思いますが、そうはできない理由は読めば分かります。
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短編4つ。いずれも「幽霊」が事件のキーワードとなって登場する。
混じり気なしの真っ向勝負の推理小説。