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トルストイはボクの中ではピカイチに賢い男だと認識されているんですけど、突き詰めすぎて精神が発狂してしまったらしいです。
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トルストイの苦しみが滲み出ている本。やはり頭がよければよいほど悩みは深刻な模様。
完全に論理的とは言えないがだからこそ伝わるものはすごい。
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解説に書かれている通り、「人生」論ではなく、「生命論」。私たちは人の死をなぜ哀しむのだろう。生きていることが当然と思っている人は読んでみるといい。トルストイは言う、「人間が肉体的な生命を生きるのは、まったく不自然なことであり、死ぬのが自然なのである」と。
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科学を学ぶ立場の私にはとても ツライ 本でした。トルストイは生命探求という議題をかかげる現代科学を全否定している。そんなトルストイの好きなものは、バラモン、キリスト、孔子、老子、仏陀、ゾロアスター、イザヤ、エピクテトス…え、何だろうこれ人生論っていうか宗教論なのでは?動物的自我の求める幸福(偽りでしかない幸福)を理性に隷属させることで「ほんとうのほろびない幸福」=「愛」を人々に教え、「人間生活の矛盾を解決」するものが宗教である。つまり宗教は人生を合理的に生きるうえで便利かつ一番大切なものである、ということで、何も宗教の超自然的要素の真偽についてアレコレいってるわけではない。古来からの宗教家が真理を説く哲学者であることをトルストイのお陰で知ることができた…よしかしトルストイが、常人のはるかに考えも及ばないこと言うのには感心する〜。天才!!
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冗談抜きで難しいです。でも流石文豪っていうか、世界観が素晴らしいです。こういう見方もあるんだって気付くのと、同時に視野が広がる!
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人生を一貫性のあるひとつの理論にまとめるなんて
天才やなー。
でもやっぱり理論は理論で
キレイごとが多いように感じた。
思い通りいかないのも人生。
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人間の理性というものは、いくら時を経ても同じなのであろうか。
人生を論じた書籍は数多くあるが、トルストイが1番素晴らしかった。具体的な例えも分かりやすく、理解しやすかった。でも何か足りない。たぶん俺がまだ若いからだ。俺にはここに書かれているような理性は無い。どれだけ成長しても、彼の境地にはたどり着けない。モラトリアム期に指針を決める上で必読の書かもしれない。この命題を自己の中で解決できれば、★+
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読むのに時間が掛かりました。
きっとトルストイに言わせると、あたしも「人生を理解しない現代の人たち」、「動物的な自我の幸福を人生の目的とみなしている人たち」のひとりなんだろうなぁ。
読んでてトルストイの苦悩に苛まれる姿が想像出来る。
何度も同じことを繰り返して述べたりもしている。
でもだからこそ彼の辿り着いた境地が垣間見れる。
理性を備えた人間だからこそ、至高の愛を感じることが出来る。
比喩が多くて内容を理解するのは難しいし、言ってることもすべて正しいとは思えない。
でも同感する部分もいくらかあった。
たまにはこういうのを読むのもいいなぁ思った。
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ちょっと足りない。
『愛は自分(個我)を犠牲にしたもの。』
これは間違いない。
しかし、個我による自分の幸福の否定をすることで、人を愛せるようになり、また自分も人から愛されるようになると述べてあるが、
それと同時に、自分の才能を自分で生かしきること、つまり自価を高めるということも必要なんじゃないかなー。と思ってしまった。
『生命とは幸福を得るための謙遜と卑下の道』
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なんとまあ、難しい。3回読み返してもまだ、全貌は掴めず。でもそれでいいのだろうと思います。トルストイは尊敬する偉人なので、楽しく読めました。まさに人生論。
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いやいや、読むのに時間はかかるし、内容も非常に難しい。
特に、用いられていた比喩が抽象的で理解しにくく、また用語
も難しくかなり読むのに苦戦した。一度読んだだけでは記憶に残りにくいなと感じた。読んでいて、トルストイが人間の理性について論じているところで、共感できるところはあった。トルストイの抱える苦悩を露呈した本であると感じた。普段自分が日常生活を送る上で悩まないことまで、深く考え悩んでいるところに魅力を感じた。さすがは、偉人と呼ばれるだけのことはあると直感的ではあるがそう感じた。偉人であるほど、悩みも深いものなのだろう。
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表紙裏
「愛は真実の生命に満ちあふれた一つの活動である」「死んだ人々の生命はこの世から消えてしまうものではない」――。トルストイが晩年にたどりついた人生観、世界観は悲痛な心の叫びである。真の人間生活、理性的な生き方、存在と死への恐怖、そして宗教とは・・・。ひとつひとつ、心の奥底から考え、「人生とは何か」「なぜ人は苦しむのか」の意味を誠実に考察した、魂の彷徨を伝える書。
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最初に水車小屋の粉ひき男の話が出てくる。彼は良い粉を作り幸福になるため水車や川の流れ、やがては水の研究にまで没頭する。周囲の人々が粉ひきは?と助言するが、粉ひきより川の流れが大事なのだとことごとく論破する、彼の「粉ひき理論」完璧なのだ。科学技術は幸福のために研究進歩しミクロの世界から宇宙の果てまで覗き見る。人々も富と幸福な生活を得るがため幾度も苦難の日々を乗り越え働き生きる。トルストイさんは云う、果たして真の幸福に役立つのですかと。
−−はい、私の人生は粉ひきを忘れたこの男のようでした。
古代より人はいまだにその苦悩に悩み病気をおそれ死を恐れる。しかし、幸福になることや死を恐れることもない生き方があるとトルストイさんは説く。人々の周囲に存在する動物や植物の自然の営みは苦しみや死と云う意識を伴わない、人も同じように生まれ成長し老い死ぬ。でも人間は違って動物的行為を抑制する「理性」というものがある。だから幸福を断ち切る死を恐れ、悩む。ではどうすれば良いか。そんなことは何千年もまえから人々は知っている、それは、「愛」だ。
−−私も知っていました、でも愛じゃなかったようです。人生が否定されました。
トルストイさんは「愛」の文字を軽々しく使わない。この一文字が登場するのが本書の中盤にやっとこさ現れる。じゃ、その「愛」ってなんですか!?それは、それは、それは・・・自分ではなく他人を幸福にするために生きることです。そうすれば、芽が出て葉が出て花が咲き実を結びやがて枯れる花の一生のようにあなたの人生も死の恐怖を意識せずに送れるのですよ。あなたの知らない真の幸福、真の真理の世界があるのです。でも、あなたにそれを見つけられますか?人のために死ねますか?そんな生活が出来ますか?そんな人生が送れますか?
トルストイさんは自身にも語りかけ苦悩し読者(私)とともに、真の生命、生き方、幸福を探し求めてくれる。将来の愛の為に今の小さな愛を捨てるならば、自分ならず他の誰をも愛していない将来の愛などない「現在いま愛を発揮しない人は、愛をもたない人なのである」
−−わ、分かりました。
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初といってもよい、哲学本。
これは片手間でふふふんと読むものではないな。
時間をかけて精読しなければならない。
本というか、論文とのこと。
生とは死とは考えさせられる一冊。
実家の本棚にあったのを借りたのだが、昭和55年出版であった。たぶん母親が大学時代に読んだ本だろう。
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トルストイ。。。この頃はそれは流石に出版止める力もあるだろうな。すでにアンナ・カレーニナにもうっすら気配はあったけど。
なんか予想外に考えさせられる。
愚痴の繰り返しかとも思ったが笑