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自分の頭で考えろ!
そんなありきたりのことを今から100年も前の人が唱えていた。っていうか、人間全然進歩してないんだな〜って感じましたよ
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『学問のすすめ』の原書を読もうと思っても、その文体が古文なので、物怖じしてしまう、というのに最適な本です。
衝撃をうけました。この本を読んでから、原書を読まれるのをお勧めします。勉強しよう
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小さいころからこの本の題名を見てはどうせ「勉強しなさい」というありきたりの本なのではと思っていましたが、(良い意味で)裏切られました。『独立の精神』の必要性を説いた本で、たぶん多くの日本人には、少なくとも私には必要な考え方でした。また、訳文で分量も少ないので非常に読みやすく、以外に情熱的な文章も多いです。さすが一万円札の人だと思い直しました。
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現代語訳されてて読みやすい!これで十分!
人を説得する演説の効用
自分の意見を多くの人に伝えるには、その演説の仕方、すなわち話し方の
緩急 声の抑揚 身振り手振り
などが大切になってくる
世話には保護と命令がある
本当の世話をほどこせば世の中は丸く収まる。子供もそう。
どちらかがかけるとだめ。保護のみの子供は道楽息子。
交際上手は明るく元気な人である
人と交際するとき、
顔色 顔つき が明るく、
いつも生き生きとしているような話し方は、
ひとつの 徳 の表れであり、
相手を快くさせる 最大のマナー である。
人の顔は玄関と一緒。明るく清潔にすべき!
友達が多いと人生は百倍楽しくなる
交際を広くする要諦は、心を開いて活発にし、多芸・多能を心がけ、いろいろな人と接することだ。
世界は広く、人間の交際は複雑である。井戸の中で生涯を送る小魚とは、生き方が違うのだ。
自由という言葉は福沢グループが生み出した言葉。それまでは勝手とかわがままとかの言葉しかなかった。それに対して、福沢先生は、「自由とわがままの違いは、他人を妨げるかどうかにある。
自分の金だから、酒を好み、色遊びをして女におぼれても、自分の自由だと考えるのはおかしい。酒と色におぼれる遊びは、他人に影響し、友人を誘惑し、社会教育を妨げる。金はその人間のものだとしても、社会に与えた罪をゆるすわけにはいかない、自由には程度というものがある。
自由とは自分の分限(程度・立場)をよく心得、天の定めた道理に基づき、人間の情を大事にして、他人を妨げず、一身の自由を守ることである。これは一国の場合も同じことである。
じつは、かつのて学問には「道」と「芸」ありといわれ、「道」とは自分自身を鍛える人徳形成であり、「芸」とは食うための技術を磨くことであった。具体的にいうなら「道の学問」とは哲学や文学、思想、歴史学といった人間や人生を探求する学問であり、「芸の学問」とは法律、医学、科学、芸術といった知識を売り物にする学問のことである。この二つが両立して本来の学問なのだが、現代のわれわれは就職に便利だからと「芸の学問」ばかりを学び、人徳を磨く「道の学問」を忘れ去られてきた。
福沢諭吉は、この「学問のすすめ」において、社会に役立つ実学を重んじたので、彼こそ「実利教育」の御本家といわれているが、本文をよく読めばわかるように、それは大いなる誤解である。「学問のすすめ」はあくまで人間としての独立自尊の生き方を唱えたものであり、単に実利教育を説いたものではない。
その証拠に、本書の後半の章には「気概を養え」「妄説に惑わされるな」「怨望の有害」「人望のすすめ」まで述べている。福沢は儒教の抑圧的名精神を嫌ったが、その本質の道徳観は儒教であり、武士道だった。だから、あの過激ともいえる「痩せ我慢の説」をかけたのである。
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武士道を具体的に、明治時代に合致した文章で記載した本。
昔の本でも現在に通ずる点は多々あるのがこの本の素晴らしいところか。
ざっと以下のような内容が挙げられている。
・個人の独立があってこそ国家の独立がある
・学問も生活に役立つものを学ばないと意味がない
・役人が偉いのではなく、公の仕事をするそのポストが偉いのである
・愚民が愚政を生む
・権力者は庶民を無知でお人好しと考えている
・日本人はもっと演説がうまくなければならない
ちなみに「天は人の上に〜」の一節は福沢諭吉の言葉ではなく、アメリカ合衆国の独立宣言からの引用らしい。
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自立するためには、
学ぶことが大事。
他人に頼っていては、
自由は手に入れられないよ。
ということを再認識させてくれる本。
さすが、
江戸時代〜明治維新を体感された
福沢諭吉さんの本。
でも、
現代、特に2008年以降の世界に
通じるものを感じます。
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福沢諭吉先生の『学問のすすめ』です。この本は一度は目を通す必要があるようです。
日本人にとって学問をするということの意味がなぜなのか?読めばわかります。
今なおも読み続けられる本として実践的書としての評価がうかがえます。
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ズバッと心に刺さる言葉が多くある。
人に甘えずに、自分の力で運命を切り開けるためのバイブルだ。
勉強だけでなく、人生についても書かれ、合理的で日本の教育の礎になった理由がわかる。
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日本人ならば、一度は読むべき本です。
なぜ1万円札の肖像画が福沢諭吉なのかを
じっくりと考えてみてください。
答えは簡単。
それだけ日本に大きな影響を与え
そして、日本の発展に寄与してきた人物だからです。
確かに昔の本ではありますが、
内容は現代にも通じる新しさを十分に秘めています。
それどころか、むしろ人として知っておかなければならないことが
論理的に説得力のある言葉で書かれています。
「人はみな平等である」 と学問のすすめには書いてあるんだよ、
と昔歴史の先生から教わったのですが、
はっきり言ってそんなことは書かれていません。
そう言っているということは、
学問のすすめを全く読んだことがないという証拠です。
(有名な言葉の後、『現状は貧富の差があるし・・・』と続く)
ぜひ一度最初の章だけでも読んでみてください。
学問、すなわち 「智」 を身につけることが
どれだけ重要なことなのかを強い衝撃と共に学ばされます。
そんな日本の空前のベストセラーである学問のすすめ。
口語訳で非常に読みやすいです。
ぜひ読んでみてください。
日本人の義務です!
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恥ずかしながら、30代に入って初めて読みました。原文の構成の良さと、
わかりやすい現代語訳により、すらすら読むことができます。
出だしの天は人の上に人をつくらずの一説はあまりに有名ですが、本書の意図は自由平等ではなく、自主自立にあります。これを読んで反発を感じる人は、なぜこの本が世界中で翻訳され、読まれているのかその理由を素直に考えてみると良いと思います。
厳しくも極めて当たり前であるがゆえに、何度読んでも参考になる。私にとってはそんな一冊になりました。
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言わずと知れた、福沢諭吉の名著。読み継がれるだけあって、そのメッセージは強烈で、初めて通読したのがこの歳であることを大いに後悔さえする。「天は人の上に人をつくらず」という出だしの一文はあまりにも有名で、本書が人権の平等を説いた本であるような印象をおおくの人が持っているであろうが、実際は違う。この一文は、問題提起なのである。人は生まれながらにして平等である、にもかかかわらず、世の中を見渡してみると、身分に差があり、貧富があり、貴賎があるのが実態である。なぜかといえば、それは人々に学があるかどうかの結果がそうさせているからである、だからこそ学問を学ばなければならない、というのが主題なのである。また一方で、自立の精神についても多く触れられている。他人への依存が、国家を弱体化させるということである。正しくそのとおりであるが、100年以上も前に福沢が憂いた事が、今に至っても全く変わらず、相変わらず補助金やバラマキ政治がまかり通っている21世紀であることが悲しい。現代語訳であり読みやすかったが、やはり岩波の原文で読むべきであろう。ということで、自らへの戒めとして☆4つ。
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チェック項目9箇所。人間にはもともと貴賎や貧富の差はない、その差が生じたのは、学問を修め、物事をよく知った人は出世し、金持ちとなる、それに反して学問に励まなかった人は、出世もできず、貧乏となって身分の低い人となるのである。国民の一人ひとりが自分の行動を正しく保ち、学問に志し、広く知識を取得し、おのおのの立場に応じた才能と人徳を磨くことである。国民がもし暴政をイヤだというのなら、すみやかに学問を志し、みずからの才能と品格を磨き、政府と同等の資格と能力を保つような実力を身につけなければならない。人間、独立心をなくして他人に頼る者ばかりが多くなると、国民全体が依頼心の強い者ばかりとなって、個人的な援助をする人はいなくなる。なぜ今川義元は滅びフランスは生き残ったのか? 独立とは、一軒の家に住み、他人に世話にならない、というだけのことではない、これは単なる個人的な義務である、一歩進めて社会的な義務を考えれば、日本人としての名誉を辱めず、国民がともに努力し、日本国を「自由と独立の国」であると諸外国に認めさせてこそ、初めて個人と社会との義務を果たしたといえるのだ。西洋諸国の経済力に恐れてばかりいてはだめである、なぜ西洋諸国は発展したのか、その文明を学び、内外の状況を比較検討して、さらに学び吸収することが大切なのである。人望とは、ただ個人の力量だけで得られるものではなく、財産がたくさんあるからといって得られるものでもない、その人の活発なる才能と知恵、そして正直さ、誠実さが、積もり積もって得られるものなのである。
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精読
原書で読むと分かりにくかった学問のすすめ。でもこの本現代風に訳してくれているのでとてもわかりやすかったです。
個人的にこういう哲学本とか自己啓発本のたぐいが好きっていうのもあるんですけどね
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他者と優劣を比較するのは低次元の話。自分自身の道を辿ることに集中せよ。そしてそのためには物事の原理原則を学ぶこと。
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初めて読んだけど、とてもよかった。
福沢諭吉が一万円札に描いてあるのも納得できる。今後も折に触れて読みたい本。