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弥生時代の実年代 炭素14年代をめぐって 春成秀爾 今村峯雄編
2004年6月5日初版発行 学生社
はじめに
Ⅰ 弥生時代の実年代
1 韓国・九州・四国の実年代
2 近畿・中国の実年代
≪資料≫
3 東日本の実年代
4 弥生時代の年輪年代
Ⅱ 炭素14年代測定の現状
1 AMSによる炭素14年代法
2 年輪と炭素14年代
3 世界の炭素14年代測定
4 夏商周時代の炭素14年代
5 炭素14年代と日本考古学
Ⅲ 炭素14年代をめぐる議論
1 研究史と展望
2 「2つの事件」と近畿
3 東日本と西日本の併行関係
4 炭素14年代
5 北部九州からみた弥生時代の実年代
6 炭素14年代の解釈
Ⅳ 東アジアの実年代
1 東アジアの動静からみた弥生時代の開始年代
2 東北式同権の成立と朝鮮半島への伝播
3 青銅器と弥生時代の実年代
4 韓国無文時の炭素14年代
Ⅴ 今後の課題
1 世界レベルの年代研究へ
2 弥生時代の実年代―過去・現在・未来―
[付録]用語解説
P80 鳥海神代杉と年輪中の炭素14濃度の高精度測定
紀元前466年(推定)と西暦1700年付近のマウンダー極小期での太陽活動について炭素14年代濃度変動パターンが似ている。
P93 夏商周断代工程
P102 武王克商の年代=紀元前1046年
P176 寒冷化と考古資料
冷温多湿化(英国、日本)、冷温乾燥化(中国)
P244 ・・・弥生早期には文物だけが伝来し、弥生前期に大陸系の人が渡来したことになる。