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『雲のてんらん会』という、何とも響きの良い、素敵な言葉。
空や雲を愛する、いせひでこさんの描く様々な雲たちの表情に、
本当に「空は無限のキャンバス」だ・・・って思います。
どうぞこの素敵な世界を味わってみてください。
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どのページも、とても美しいのだけど。
わたしのお気に入りは、p12〜13。
〈もこもこと空の牧場を歩いていくひつじたち。あの子もどこかにかくれているよ。〉
空を見上げたくなります。
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外に出ると暖かさに頬は緩み、見上げる空が晴れやかな頃。広いキャンバスに現れる白い雲のかたちは、毎日姿を変える展覧会のよう。
空の牧場にはひつじが(高積雲)、光のプランクトンには生物の浮遊が(青空)、おやすみ空にはうぶ毛みたいなおふとんが(つるし雲)。
今日はどんな雲模様?
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文字なんていらない。そんな絵本かな。
こんな雲や空の表情が無意識に眺められる、そんなところに住みたいです。お友だちにプレゼントしたくなる本だなぁと思いました。ただ、本をプレゼントするってけっこう難しいと思っていて、贈る相手を考えてしまいます。
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『ルリユールおじさん』や『あの路』などの画風とはちょっと異なる。
描かれているのは雲と空。
自分の感情を、描かれている雲とオーバーラップさせるのが、この本の世界を楽しむコツかも。
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レビューの高評価につられ図書館でリクエストした本。
予想していたのとはまるっきり違ったものだった。
大人向けの絵本なのか?
対象がちょっと分からないのだけども、
心に響くところが感じられなかった。
丁寧に絵を描いているのは感じるのだけども、
なんだか自己満足の作品を見せられている様で、
高く筋を引く絹雲やため息が出るような羊雲などの、
奥行き感が全く感じられず、
まるで色紙を見ている様な感覚で目が疲れてしまった。
『終わらない夜』に見たような遠い遠い空は、
やはり画力の差なのかなと思った。
なんで高評価なのかが理解できない。
本当の空はもっともっと美しいのに。
そしてそれを如何に苦労して表現しているか、
アーティストの作品も沢山あるのに。
最後の雲の解説のページはわかりやすくてよかった。
ちょっと辛口だけど、
周囲の評判とかを気にして、
作品をよいしょするのは好きじゃないので。
○市立図書館所蔵
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芸術写真の分野では、雲を写す人がいます。
また、子どもの科学本などでも、雲が扱われることがよくあります。
ただ、絵画として、雲をここまで扱った人はいなかったのではないでしょうか?
絵本にするのも一案ですが、原画展を是非、観てみたいものです。
特に、一番最初の<雲のしっぽ>。ため息が出る美しさです。
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雲の世界は
物語に充ちていて
その日の心もようと重なりながら
額ぶちのない展覧会
ただよう うずまく もつれる はためく たちのぼる
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『雲のてんらんかい』というタイトルにわくわくして不思議と本を開いてみたくなります。なんともいえないソフトタッチの絵で、雲に包まれていくようなおおらかな気持ちで、肩の力が抜けていくようなふわっとした気分になります。朝になったら早く空を見上げて雲探しをしたくなる一冊です。終わりに雲の種類が紹介されていて、親子で話が広がる絵本です。【3歳くらい~】
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大地に寝っ転がって仰ぎ見た、晴れ渡った空に広がる雲の群れが、十代の頃の想い出とともに、もくもくと浮かびあがってきました。流れる雲の行方を追いながら、過ぎ去ったあの頃の懐かしい記憶を思い起こさせてくれる<いせひでこ>さんの〝雲の展覧会〟です。
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絵本に関しての予算は¥1000。(ブクオフにて。)
でもその日は、
心揺さぶられる絵本が3冊もあった!
夜と
言葉と
雲の絵本。
どれもいいなぁ~
どれも捨てがたいな。
こんな時、好きなだけ本をいっぱい買ってもいいお金持ち、に憧れたりする。
でも現実は¥1000。
買っていい絵本は一冊。
3冊を順番に開き、閉じ、棚に収め、他の書棚をぐるぐる眺めつ、思案する。
夜、
言葉、
雲。
夜、
言葉、
雲。
夜、
言葉を棚に収め、
ふと、
ふわふわの雲をぎゅっ、としたくなった。
(あ、これだ)
いつもはいろいろ間違いだらけの私だけど、
今日は間違いなかった。
今日は
ずっと、大きな空を眺めていたい日、なのであった♪
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こんな雲,あるあるって思ったり,これはまた綺麗だって感動したり,へぇこんな風にも見えるんだって発見があったり,雲のいろんな表情がとても楽しい.
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新装版はひつじ雲が表紙になっているんだ!!
泣けた。あの子がいるね。
なんと繊細で美しい色づかいだろう。
温かさに包まれる絵本。
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積雲も巻雲も朝焼けも、いせひでこさんの世界にかかると、途端にまったく違うものに見えてくる。言葉を書き留めたいけど、絵と一緒じゃないと魅力も半減してしまう。絵本だからこその世界。
たとえば。
〈空のカーテン〉朝焼け
ねむれなかった夜のカーテンが、そっとあがっていく。昨日はいつから今日になったのか。
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カバー裏にかいてある、いせひでこさんの言葉が、忘れ難いので、書きうつしておきます。
私たちは
空の底に棲んでいて
泣いたり 笑ったり
考えたり かぜをひいたりしている
空のあちこちにも
風は吹いていて
雲が毎日 空の地図を
かきかえている
雲の世界は
物語に充ちていて
その日の心もようと重なりながら
額ぶちのない展覧会
私は目を細めては
空のやぶれめなんか
さがしている
いせひでこ
…… 空 雲 青 !
いせひでこさんの描く青空に浮かぶ雲の、なんという 美しさでしょうか!
絵の下に書かれている 詩のような言葉も素敵です。
どのページの空も とても綺麗。
〈 光のプランクトン 〉
じっと見つめていると、青の中に生物の浮遊が見えてくる。みんなここから生まれて、ここに帰ってくるんだ。
……特にこの、水色の空に 軽やかに浮かぶ プランクトンらしき綺麗な雲の絵が 好きです。
ああ、きれいな青だな。。。と、ページをめくりながら みとれていると、最後近くのページで
〈 明日の約束 〉
空からとどいたばら色の手紙。明日も会えるね。
なんて美しい ばらいろの夕焼け空!
いせひでこさんのこの本 とても好きだ !
もっと、空を 雲を 眺めてみようと思った。