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普段こおいう文庫とかって読まないんですが、凛とした表紙に惹かれ、購入。期待はまったく裏切られる事もありませんでした。イラストの影響もあるかもしれませんが、沖原さんはとても自然に人を書くのが上手いなぁと。人だけでなく、場所や雰囲気、表情、会話などがすんなりとイメージできる。男の子に惹かれていく女の子の描写を読んでなんか共感できるなぁという部分も。
後半からは切ない話になっていきます。切ないんだけど、何故か切ないままでは終わらず、育世の手紙と勿忘草のおかげで悲しいお話にはならずにすんだ。是非是非、世代を越えて読んでほしい小説です。っていうかこの本のすばらしさは読んだ人でないとわからない。
作中にちょっと会話に出てくる、リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』。主人公や友達はなんか何それ?って感じでしたが、私はなんかおもしろくて好きです、利己的な遺伝子。
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けっこうありそうな話なんですけど、綺麗な…というか自然な感じの話です。
主人公の心理的なこととかがすごく自然にかかれてます。
挿絵とかも内容の雰囲気にあってていいです。
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侮るなかれ少女小説。
そんな作品の一つだと思います。
とてもきれいで、哀しくて、美しい、胸を打つ物語。
登場人物も魅力的。
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オーラが好きです。
勿忘草も好きです。
主人公にとって大切な人となる育世の言動や容姿が
私の憧れな感じで好きでした。きゃしゃな感じ。。
夏の夕方のお風呂で30分くらいで読むのがいい感じです。
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再読...のはずなんだけれども内容が全く記憶にないので新鮮な気持ちで読みました。モデルになった街があるのかな?
学生時代に同じように意識の無い祖母の手を握って一人病室に居た時のことを思い出しました。祖母が好きだったのは都わすれだったなあ...その辺の記憶と被るのがしんどくて内容忘れてたのかしら。
希望の残るラストで良かったけどアレは探してほしいって事でしょ?咲いてて良かったな育世!続編がないので二人で先生のお墓参りに行く未来を勝手に想像しておきます。