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仕事と生活が壊れていく シンポジウム「日本の勤労者」 みんなのレビュー
- 『経済』編集部 (編)
- 税込価格:1,870円(17pt)
- 出版社:新日本出版社
- 発行年月:2004.6
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紙の本
このままでは生きることが困難になる
2004/07/18 05:48
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投稿者:未来自由 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人は働かなければ生きていけない。しかし、一生懸命働いても報われない人が圧倒的多数である。
成果主義による差別賃金、理不尽なリストラ、就職難によるパート、アルバイトなどの非正規社員の急増。
トヨタをはじめ史上空前の利益をあげている企業があるのに、勤労者の暮らしは苦しくなる一方である。
弱肉強食の市場原理主義のもとで、働くものに「勝ち組」と「負け組」という階層がつくられている。
「勝ち組」は一部の少数で、圧倒的多数は「負け組」というレッテルを貼られ、賃金や待遇の面で大きな格差がつけられている。その結果、貧富の差はますます広がっている。
今日「三百万円時代」という言葉が生まれ、派遣社員やパート、アルバイトは年収200万円台、あるいは100万円台のものがいる事態となっている。
それだけではない、低所得の人にも自立・自助のかけごえのもとに社会保障費がおおいかぶさっている。年金・医療・介護保険、所得が少なくてもこれらの社会保障費はいやおうなく必要となり、日々の暮らしさえ困難な人が増えている。
さらには、過労死、過労自殺が激増、リストラや失業によるホームレスの増加、サラ金被害に自己破産の増加などなど、生きることさえ困難な現状が広がっている。
史上空前の利益を上げながら、国際競争力という言葉で賃下げを続ける大企業。働くものの生活がどうなろうが、自らの利益ばかりを追求している。
このままの状態が続けば、どうなるのであろうか?
本書は、こうした日本の異常な実態を分析し、どうすれば変革することができるかを各分野の人たちが論じている。
すべての勤労者が考えるべき時代がきている。このままでいいのか! いいはずがない!
みんな目を覚まそう! 自分のことだけ考えていては、自分が不幸になる。
自分のためにも、みんなの立場に立った視点が必要なのではないだろうか。
今日の日本の現実がわかる一冊である。ぜひ読んでみてほしい。
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