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面白かったです
2021/11/19 11:44
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アガサ・クリスティによる短編集です。パーカー・パイン、ポアロそしてマープルが一冊で読めるのは非常に贅沢です。また、従来の長編のようにじっくりと楽しむことはできませんが、一作一作が短いゆえに、すぐに物語の核心にたどり着く手軽さがあります。アガサ・クリスティを読んだことがないひとにとって、これら名探偵の世界を気軽に楽しむことができる入門書としてとてもよいのではないでしょうか。
電子書籍
面白かったです
2020/08/08 18:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
アガサ・クリスティによる短編集です。パーカー・パイン、ポアロそしてマープルが一冊で読めるのは非常に贅沢です。また、従来の長編のようにじっくりと楽しむことはできませんが、一作一作が短いゆえに、すぐに物語の核心にたどり着く手軽さがあります。アガサ・クリスティを読んだことがないひとにとって、これら名探偵の世界を気軽に楽しむことができる入門書としてとてもよいのではないでしょうか。
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四年前に死んだ妻の追憶のための晩餐会に出席してほしい―ある富豪から奇妙な依頼を受けたポアロが赴いた場所では、昔とまったく同じ状況が繰り返され、テーブルには依頼人の義妹の死体が…表題作を始め、ポアロもの五篇、パーカー・パインもの二篇、マープルもの一篇、幻想小説一篇を収録する珠玉の短篇集。
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ポアロあり、マープルあり、パーカー・パイン氏あり。
ミステリあり、怪奇ものあり。お得な感じの一冊。
クリスティは怪奇がうまいと思います。次第に緊張してくる感じが。
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ポアロあり、パーカーパイン氏あり、マープルありのお得な短編集。
最後の話は鏡は横にひび割れて、に似てたので、これを膨らませたものかな?
ミスレモンの有能さが好きです
カキって噛まずに飲み込むものだったんですね・・・
ほか、マープルさんの自慢話など。
パイン氏の話は、ダイヤ泥棒の手立てが鮮やかでした。
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『レガッタ・デーの事件』 パーカー・パイン・シリーズ
パーティーでダイヤを消すと宣言した少女。本当に消えてしまったダイヤ。割れたグラスの秘密。
『バクダットの大櫃の謎』 エルキュール・ポアロ・シリーズ
妻の愛人の家を訪れた男。執事が目を話した隙に消える。パーティーの後櫃の中から見つかった遺体。櫃に空いた穴の謎。動かされた仕切り。
『あなたの庭はどんな庭?』 エルキュール・ポアロ・シリーズ
ポアロに相談の手紙を送った老婦人の死。ポアロに合う直前の不審な死。カプセルに混入されたと思われるストリキニーネ。庭のカキの貝殻の秘密。ミス・レモン登場
『ポリェンサ海岸の事件』 パーカー・パイン・シリーズ
バカンスを楽しむパーカー・パイン氏。ホテルで出会った恋人たちと男の母親。息子を別れさせたい母親の相談。現れた新しい女。パーカー・パイン氏の作戦。
『黄色いアイリス』 エルキュール・ポアロ・シリーズ
レストランに集まった人々。過去に妻を殺害された男。妻の妹のグラスに毒が。歌手のステージショーの間に起きた事件。
『ミス・マープルの思い出話』 ミス・マープル・シリーズ
ミス・マープルのもとに相談に来た弁護士。ホテルの一室で殺害された女性。 部屋付きのメイドに隠された秘密。見えない人。
『仄暗い鏡の中に』
鏡の中に愛する女性が恋人に絞殺される場面を見た男。その女性と結婚するが・・・。
『船上の悲劇』 エルキュール・ポアロ・シリーズ
夫をしいたげる妻。夫の上陸中に殺害された妻。上陸前のドア越しの二人の会話の秘密。
『二度目のゴング』 エルキュール・ポアロ・シリーズ
食事の時になるゴング。誰ものが2度目のゴングが鳴ったと感じた理由。射殺された男の謎。
2010年2月6日読了
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ノンミステリーシリーズでおなじみの中村妙子さんが訳だったので購入しました。
ポアロ5編、パーカー・パイン2編、ミス・マープル1篇に幻想小説1篇収録。
取り立てておもしろいお話があった訳ではありませんが、
ポアロが相棒のヘイスティングスの事を、
「彼のロマンティシズムがわたしにインスピレーションを与えてくれる」
みたいなことを言っていたのが印象的でした(うろ覚えでごめんなさい)
クリスティーは私にとっては紅茶のようなもの。
なにかを飲むように摂取しています。
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アガサクリスティの短編集は、マープル、ポアロがときどき出てくる。
できれば、マープル、ポアロが出てくる短編は、それぞれにまとめてもらえると嬉しい。
どうして、こういった構成でまとめられているのかが分かりにくかった。
長編でも、最後がなんとなく足早だと感じる作品があるが、
短編だと、より足早感がある。
翻訳が丁寧なので、一度英語でも読んでみたいと思った。
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ポアロもの5作、パーカー・パインもの2作、マープルもの1作、
その他1作品が収録された短編集。
どれも面白くて、読み始めるとラストまで一気に読んでしまう感じだった。
(これが短編集の良いところ)
「バグダッドの大櫃の謎」は一度読んだ事があるような話だと
思っていたら、「クリスマス・プディングの冒険」に
収録されている「スペイン櫃の秘密」に大変よく似ていた。
どちらかの作品がもう片方の作品の焼き直しなのだろうか。
マープル作品も嫌いではないけれど、
回りくどいおしゃべりが時に・・・。
「早く本題へ行って下さい!」
「・・・で、あなたの性格はわかりましたが、
結局あなたの言いたかったことはなんですか。
今している話の中心はどこですか!」と
思わず突っ込みそうになる私は、マープルおばさんが語る
武勇伝の聞き手失格なのか。
やっぱり並外れた自信家でもポアロさんがいいなぁ。
表題作の「黄色いアイリス」は読後感も良くて好き。
「あなたの庭はどんな庭?」では、ポアロの私立探偵の、
というよりは人間としての「良心」を感じさせられる。
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アガサ・クリスティにしては珍しい短編集。いっぱいの登場人物を覚えなくていいし、読みやすかったです。ミス・マープルが大阪のおばちゃん風に思えました。
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ポアロにミス・マープルにパーカー・パイン・・・
クリスティオールスターズ(?)の活躍を描いた短編がいくつか入っていて手軽に読めちゃいます。
ロマンチックな話が多くメロドラマみたいな雰囲気もあり。短いながらもクリスティならではの鋭い人間描写が冴えているので、やっぱり読み応えがある。
「あなたの庭はどんな庭?」なんて、ちょっと味付けしてフランスで映画化してくれたら面白そう。(最近クリスティ作品、何故か仏での映像化が主?なので)
というわけで、基本的には長編派なのだけどたまには短編も楽しいなと思いました。
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クリスティ作品の名探偵たちが短編ならではの個性を見せてくれる作品です。じっくり長編も良いけど、短編は登場人物の個性が濃縮されているのでこれはこれで別の楽しみ方がありますね。
クリスティの原文がもちろん良いのでしょうが、訳者の言葉の選び方も上手いなぁと。ポアロ然り、マープル然り、その登場人物がいかにも言いそうな言い回しに、思わず笑顔になれます。
私がこの短編集の中で一番印象に残ったのは最後の作品です。綺麗に整えられた庭と家が頭の中にずっと残っています。
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短編はちょっと物足りない気がしてしまう。パーカーパインのポリェンサ海岸の事件が結構面白いなぁと感じました。
ポアロだとちょっと 物足りないなぁと感じてしまう。確か船上の怪事件はテレビドラマでやったなぁとか思いながら読んでいた。
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たぶん二度目。
ポリェンサ海岸の事件
が面白かった。
宮部みゆきの「地下街の雨」に似たお話の流れだった。
あと、
仄暗い鏡の中に
ちょっとひやっとした。
夏向き?
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・レガッタ・デーの事件
知人のボートでレガッタ観戦に出掛けたセレブ一行。
余興で始めたダイヤ隠しだが、全員の目の前で本当に無くなってしまった。
そこに登場した類型的推理の名探偵パーカー・パイン氏。雲隠れしたダイヤの行方は?
・バクダッドの大櫃の謎
犯人は友人を殺し大櫃に隠した。その櫃の前で犯人は被害者の妻とダンスを踊っていた。
スキャンダラスな事件の解明に乗り出したポワロは、芸術的完全犯罪に興奮する。
全ての原因は、若く美しい女性の子供らしい天真爛漫さだったのか。
・あなたの庭はどんな庭
ある富裕な老女がポワロに内偵を依頼して5日後に急死した。
遺産の多くは老女の付き添いの若い外国人女性に残され、一部は老女の姪夫婦に残された。
訪れた家の庭で、ポワロは一箇所だけ不揃いな花壇が気になった。
・ポリェンサ海岸の事件
バカンスのため汽船でパルマを訪れたパーカー・パイン氏。
ホテルで出会った中年女性から息子の恋愛相談を持ち掛けられ渋々承諾する。
息子の彼女に嫉妬する母親の前に、美女に鼻下伸ばす息子、振られた彼女、魅惑の美女を
次々と登場させ、巧みな筋書きで、全てを丸く収めたパーカー・パイン氏の演出家振りが光る。
・黄色いアイリス
友人達との食事中に急死したアイリス。
他殺を疑う夫は、四年後、同じレストラン、同じ料理、同じ音楽、そして同じメンバーを集めた。
偶然居合わせたポワロの前で、果たして今度はアイリスの妹が急死してしまう。
大胆不敵な犯人をポワロは追い詰めることが出来るのか。
・ミス・マープルの思い出話
ヒステリックな夫人が密室で殺され、内扉で繋がった隣部屋に居た夫が裁判にかけられた。
他に入室したのは、夫妻に全く関係のないホテルのメイドだけ。
“人の思い込み”を鍵に、自宅に居ながらマープルが、人の話だけで事件を解決。
・仄暗い鏡の中に
鏡に写った見知らぬ男女。男が女を絞め殺していた。しかし振り返るとそこには何もなかった。
幻覚を見た男は、その後、鏡の女性に出会い、紆余曲折を経て、二人は結婚する。
やがて男はあらぬ嫉妬を抱き、ついに妻の首に手をかけた。
その時、鏡の中にかつての光景を見て愕然とする。江戸川乱歩を彷彿とさせる幻想小説。
・船上の怪事件
高慢ちきな金持ち中年妻と献身的な中年夫。彼に密かな想いを寄せる幼馴染の中年女性。
そして妻が密室で殺された。夫には完全なアリバイがあった。
完全すぎる自制に疑問を感じたポワロが“人の思い込み”の裏をかき、真相究明に乗り出す。
・二度目のゴング
大変な癇癪持ちで厳格な一家の支配者がいた。彼は年寄りだが大変な資産家だった。
時間にも厳格な主は、晩餐前に二度のゴングを鳴らし遅れた者は追放された。
だがその日のゴングは遅れて鳴ったばかりか、晩餐の時刻に主はついに現れなかった。
主は銃で頭を撃ち抜いて死んでいた。
密かに内部横領の調査を依頼され館に居たポワロが真相究明に乗り出した。